![]() |
2024.01.30 Tuesday
Cobol 2
Cobolというと、大昔のプログラミング言語。
1959年生まれというから、人間ならぼくより2つ下の64歳。 古いシステムが多い日本の企業の「2025年の崖」のメインだ。 IT関係の記事などをみると、いまだに金融機関などで使われているという。 いずれも、出来てから手直しを幾度となく経て、ソースコードはぐちゃぐちゃだという。 使い始めて20年以上経って、もう限界というのが「2025年の崖」だ。 Cobolを理解できる人が高齢化してどんどん辞めていく。 それを引き止めて、今はかろうじてメンテしているというのが実情らしい。 ぼくが入社した頃は、よく使われていた。 もう40年以上前の話。 それがいまだに現役とは恐れ入る。 経営者がどこかの時点でモダンな言語に切り替えよう、という判断をすればよかったのだろう。 ところが、日本の経営者はITには疎い。 どこの会社もシステム部というようなものがあるが、そこは肝心な仕事は外部に出す。 それらを受けているのが、SIerと言われるIT業者。 日本のIT業界はそういう構造になっている。 そういえば、もといた会社もそんな状況だった。 ITのことを知ってはいるが、専門的なことは外部に丸投げ。 90年代後半くらいから、少しは改善されたが、それは技術畑だけだった。 しかし、まだCobolのシステムが動いているとはビックリだ。 2019年には、使われている言語で2位だったとのこと。 新規はないが、残っている、ということだろう。 ネットで見ると、アップデートはされているようだが…。 若い人たちはCobolなどやりたくない。 滅びゆく言語だから、当然だろう。 それでも、以前は上司から言われれば、Cobolを覚え、古いシステムのメンテの仕事などもしていたらしいが、今はもうダメだ。 そんな仕事を話したら、転職されるのがオチ。 そうなると、古い技術者にやってもらうしかない。 そういう技術者がいなくなって、始めて本当のDXができるのかもしれない。 |
![]() |