考えたこと2

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会社員のやる気
「日本の会社員はなぜ「やる気」を失ったのか」という本の作者の記事を読んだ。
要するに本の宣伝記事なのだが、日本の会社の問題点が書かれている。

20歳から49歳の会社員150名にインターネットで調査した結果が出ている。

「あなたの会社・職場には『無駄に思える仕事』『意味のない仕事』がありますか?」という質問に「はい」と回答した人は79人で52.67%で過半数だった。
母集団の属性がわからないから、150人の結果が正しいかどうかはわからないが、ぼくの会社員時代にもそういう類の仕事があったのは事実。

その「無駄な仕事」の内容を聞いた結果は、

 「無駄な会議・打ち合わせ」 51人、64.56%
 「無意味な書類提出」 35人、44.30%
 「無意味な社内ルールの順守」 32人、40.51%
 「意義が不明な慣例となっている業務」 24人、30.38%
 「過剰な上司などへの報告」 23人、29.11%
 「煩雑な手続き」 22人、27.85%
 「直接関わりのない部署・役職への根回しや調整」 21人、26.58%
 「上司や経営陣による思い付きの指示」 20人、25.32%

となっている。

内容を見ると、思い当たることも多い。
以前「無駄な仕事」というのも書いたなあ。

2000年以降、組織が大きくなって、そういう仕事が増えたのだと思う。
ちょうど日本企業がバブル崩壊を乗り越え、グローバル化した結果だろう。
その時に、もう少し考えて仕事のやり方を変えないといけなかったのに、それを変えずに来たからかもしれない。

一日のどれくらいの時間、無駄な仕事に費やしているか?という質問には、

 「1時間未満」 24人、36.36%
 「1時間以上、2時間未満」 31人、46.97%
 「2時間以上、3時間未満」 6人、9.09%
 「3時間以上、4時間未満」 1人、1.52%
 「4時間以上、5時間未満」 1人、1.52%
 「5時間以上」 1人、1.52%
 「わからない」 3.03%

という回答。

さすがに、毎日1時間〜2時間以上無駄な仕事をしている人が半分以上いるとは思わなかった。
これでは、やる気も無くなる。

作者によると、中間管理職の過剰なマネジメントで、要は文句を言うのが仕事という人が多いということだ。
プロジェクト・マネージャーに任せるべきなのに、細かい報告を求め、その度に文句をつける、というような上司は要らない。
そういう人が「無駄な仕事」をどんどん生産しているのだ。

何度か書いたが、日本のサラリーマンの「やる気」は低い。
熱意ある社員がたった6%とか、やる気のない社員が7割とか…。
どこかでこの状態を断ち切らないといけない。
そのために、メンバーシップ型からジョブ型、という動きがある。
キャッチアップのときはまだ終身雇用、年功序列という日本型雇用が幸いしたが、今となってはそれが足かせになっているのだと思う。

早くなんとかしたいものだ。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:20 | comments(0) | trackbacks(0) |

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