考えたこと2

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会議への懐疑
去年も書いたが、アメリカ・ギャラップ社の調査によると、日本には「熱意ある社員」が6%しかおらず、これは調査対象の139カ国中132位とのこと。
その他にも、日本だけ「やる気のない社員」が全体の70%を占めるというデーターもある。
今年もそういう記事が出るということは、状況は変わっていないのだろう。

社員の愚痴で圧倒的に多いのが、会議やミーティングの回数の多さらしい。
組織で働いた経験からいうと、会議の種類にはいくつかある。

まずは、責任逃れのための会議。これは意外と多いと思う。
担当が、こうした方がいいと思っていても、やって失敗したときのことを考えて、責任分散するために関係者を読んで会議をする、というパターン。
上が責任を取る、とぃう体制になっていたら、こういう会議は減る。

次に、情報共有のための会議。
これは定例で行われるような会議に多い。
各部署から代表が出てきて、どんなことがうまくいったとか、何で困っているとか、そういう報告があるもの。
だいたいは、上のエラい人が出ることが多い。

逆に、上からの指示を伝えるための会議もある。
今はこういう会議は減ったと思うが…。
強いリーダーのもとでは、こういう会議が多くなる。

最後に、これはどうしよう?という会議。
ある課題に対して、対応のアイデアを集めたいという会議だ。
これぞ本来の会議と言える。

でも、若い人たちに聞くと、今やいろんなツールがあり、会議の必要性が減っているとのこと。

ネットで調べると、Slackというアプリが出てきた。
チームコミュニケーションツール、という位置づけ。
ビジネスチャットアプリと呼ぶこともあるらしい。
こういうものを使えば、ネット上で意見集約したり、アイデアを集めることができる。

もちろん、Slack社だけでなく、対抗のアプリも売られている。
今の日本企業はどちらかといえば内向きだから、きっと会議が増えていると思う。
みんな責任回避をしたがるのだ。

また、会議が実質的にセレモニー化しているときは、話し合うということよりも、人数を集めること自体に意味がある。
国会の予算委員会に閣僚が出席することや、行政の会議などはこういう非効率が多い。
大学の会議などは、集まることに意義があるので、こういうツールが入っても人があつまるのだと思う。

こういう体質が日本の生産性を下げているのだろう。

これらのツールが活用促進されて、日本の生産性が上がることを期待する。

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