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2024.01.06 Saturday
キャリアレインボー
キャリアレインボーとはドナルド・E・スーパーが提唱したキャリアの考え方。
2014年にCDA(Career Development Adviser)の講座で習った。 仕事だけでなく、「人生における役割」という考え方がしっくり来て覚えている。 キャリアとは轍(わだち)のことであり、それは仕事だけのことではない。 自分が過ごしてきた人生の結果として、いまの状態がある。 キャリアを仕事だけと捉えず、人生の要素の一つと捉えている。 ここにその説明があるが、細かいことはどうでもいい。 人生の役割、というのが肝だと思う。 まず、生まれたときの役割は子供だ。 学校に行くと、学生という役割が増える。 就職すると、職業人という役割が、結婚すると配偶者という役割が増える。 その代わり、卒業すると学生という役割は終わる。 こんなふうに人生を役割別に虹のように書いて考えていく。 ぼくは学生という役割を22歳で終えたし、子供という役割を今年終えた。 職業人という役割はかろうじて続いている。 子供はもう独立したから、家庭人という役割は終えた。 親という役割は残っているが…。 あとは配偶者、余暇人、市民というところだろう。 職業人を終えると、対外的には市民と余暇を楽しむ人しか残らない。 もうその頃にはそんなに楽しむこともないかもしれない。 だいたい、楽しくない事があるからこそ、楽しい事がある。 ずーっと楽しいことなどない。 それはただのんべんだらりとした時間があるだけだろう。 虹の両端は見えないものだが、生まれたときと死ぬときは、役割が自分でもはっきりしないということだろうか。 スーパーはそこまで考えて、人生を虹に例えたのだろうか。 |
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