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2013.02.28 Thursday
終身雇用の終わり
終身雇用制度は、高度成長を支えてきた企業システム。
色々といいところはあった。 若い頃は安い給料でも、定年までいられるという安心感で働ける。 経済は成長していたから、どんどんポストができて、係長や課長になることができた。 短期で儲けなくても社員はガマンするから、長期的な投資ができた。 単身赴任も厭わず、会社のために働くことができた。 でも、もう終身雇用は終わりを迎えようとしている。 安価な労働力の地域でものが作られる。 日本から産業が流出している。 今や非正規社員が4割弱。 パートや派遣、契約社員などだ。 これが逆転するときが、終身雇用の終わりの時だろうと思う。 非正規社員が普通になる時代がくる。 経済が成長しないから、仕方がない。 振り返ってみれば、ぼくらは高度成長の恩恵を被ったと思う。 オイルショックやニクソンショックはあったが、順調に進んできた。 会社はどんどん大きくなったし、給料は増えた。 でも、これからは経済成長は見込めない。 高度成長の貯金を使いながら、みんなで生きていくというシナリオだろう。 一部の人だけが頑張って儲けないといけない。 成長分野の一つや二つはやらないと…。 そういう時代が来る。 今の50代から上の世代はそういう時代を作っていく義務があると思う。 どうやってそれを実現するかは難しいが…。 |
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