考えたこと2

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そんなことより幸せになろう
2014年に出た小田和正のアルバム、「小田日和」の中の曲。
Wikipediaによると、年齢的なものも会って「最も苦労したアルバム」ということだ。

この曲、アルバム発売された当時、なんだか違和感があった曲。
小田和正は上昇志向が強く、一時アメリカに進出しようとしたり、そういう感じがわかる曲が多い印象だった。

でも、なんとなく東北の大震災の後からは、どちらかというとこの曲のような、人の希望を与える曲が増えてきた。
この曲は題名からして違和感があった。

それまでの小田なら「幸せになるためには、そんなことを頑張ろう」と言っていたと思う。
その曲をアルバムの1曲めに持ってきたというのは、イメージチェンジを示したかったのかもしれない。

いきなり「そんなことより幸せになろう」で始まる曲。
もう年齢もそこそこになったし、野心もあったが、これからは歌を聞いてくれる人のために歌おう、という気持ちだったんだろう。

当時「あと何枚アルバムを出せるだろうか」という気持ちだったという。

若い人にはわからないかもしれない。

「誰かと比べるなんて ほんとうに馬鹿げている」という歌詞があるが、それまでの小田は「誰かを抜いて1番になること」が目標だったのではないか。
そういう呪縛から吹っ切れて、これからは変わるぞ、という感じだ。

実際、その後の曲は肩の力が抜けているように思う。

当時はこの曲は変だと思っていたが、今になるとわかる。

いい曲だ。


| hdsnght1957kgkt | 音楽 | 21:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
新・鬼平犯科帳
正月に全く新しいキャストで鬼平犯科帳をやっていた。
新しい鬼平は松本幸四郎。
先代の鬼平、中村吉右衛門の甥になる。
江戸家猫八が扮していた相模の彦十は、火野正平。
こちらは年齢が気にかかる。

吉右衛門と猫八のコンビはなんとも言えずよかった。
シリアスな場面でも、どこかにユーモアがあったのだ。

吉右衛門の鬼平犯科帳の核になるのがこの2人。
火付盗賊改方のお頭とその密偵。
盗賊には容赦ない鬼平だが、情がある。

まだ初回だが、新しい鬼平はそのあたりをどうやるんだろうか。
あの濃い顔がどうもひっかかる。
なんというか、「遊び」がないように見える。
まだまだ緊張があるのだろうか。

吉右衛門の鬼平犯科帳は何年も続いて、役者のほうが自然にそうなっていったのかもしれない。
何せ毎週やっていたのだからなあ。
はじめからその呼吸を求めるのは、望み過ぎか…。

次は5月らしい。

それを楽しみにしよう。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 09:03 | comments(0) | trackbacks(0) |