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2024.05.31 Friday
チャーチルの言葉
知らなかったが、チャーチルの名言に「金を失うのは小さく、名誉を失うのは大きい。しかし、勇気を失うことは全てを失う。」というのがあるらしい。
お金よりも名誉が大事、というのはイギリス紳士らしい価値観だが、それよりも「勇気」が大事というのがミソだ。 原文をあたってみようとネットで検索したら、実はこの言葉、E.W.HORNUNGという人の言葉だという。 E.W.HORNUNGという人は、イギリスの作家で詩人。 原文は、 Money lost -- little lost. Honour lost -- much lost. Pluck lost -- all lost. という文章ではなく、箇条書きみたいなもの。 「pluck」という言葉は知らない単語だった。 意味は「鋭気」とか「度胸」とか「肝玉」。 何となく、度胸というのがニュアンスが近いと思う。 そもそもお金や名誉を得ようと思ったら、度胸が必要だということだろう。 功成り名を遂げるためには、どこかで思いきらないといけないと思う。 それがなければ、全てを失うということだ。 本田宗一郎や井深大など、戦後の日本を復興させた人たちは、焼け跡から這い上がり会社を興した。 焼け跡だったから、会社を興すのは(ヤケクソで)今よりも楽だったのかもしれない。 失敗した人もたくさんいただろう。 それでも、何とかしようと立ち上がる度胸があったから、会社を興し大きくできたのだろう。 何かを成し遂げようと思ったら、度胸が必要ということだ。 今は情報化社会だから、勉強しようと思えばインターネットを使っていくらでもできる。 実験などはさすがに難しいが、Youtubeで動画を見られるし、英語でMITの授業資料はタダで見られる。 以前に比べて、やる気さえあれば学びに関するハードルは下がっている。 成功のカギは、何かしたいという行動のための「思い切り」なのだと思う。 でも、それは今のように豊かになった日本では、足りなくなりつつあるものかもしれない。 |
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