考えたこと2

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円安効果
アベノミクスで円安になり、株はだいぶ上がった。
株を持っている人は円安の利益を享受できる。
しかし、円安で電気代も上がった。

資源や原材料を輸入している日本は、円安で輸入コストが上がる。
ものの値段が上がるのだ。
特にエネルギーコストは全ての産業に影響を及ぼすので、原発を止めて天然ガスに頼っている日本は苦しい。

株を持っている人は、その分の支出を株の上昇分で相殺できる。(株を売らないといけないが)
でも、株を持っていない人は給料が上がらないとダメだ。

また輸出企業は、原材料の上昇分を円安による為替の利益で相殺できる。
でも、結果的に部品を作っている中小企業は、部品代を上げないと相殺できない。
輸出できる企業は賃上げをすればいいが、原材料やエネルギーのコストを製品代に転嫁できない企業は、給料を下げないとやっていられない。

ということは、円安は持てるものから持たざるものへ、中小企業から大企業への富の移動とも言える。

たしかに輸出企業は、息を吹き返している。
1ドル80円の時は80円のものは1ドルになるが、1ドル100円になると同じ値段で売っても20円儲かる勘定になる。

通貨はふつうは強い方がいいのだろう。
海外からものを買うときに、安く買えるからだ。
しかし、これもバランスの問題で、適正な為替レートはどこがいいのかわからない。

円安で儲かる人と損する人がいて、各々に時間のずれがあるとしても、一定の期間が経てば円高でも円安でも変わらないような気もする。
実際、為替レートは景気に関係ないと言っている人もいる。

ただ、アベノミクスは人々の気持ちを上向きにして、景気がよくなったような気分にさせた。
その意味では成功だと思う。

しかし、そう思っている間に本当に新たな産業を興し、若者の雇用を進めないと先がないと思う。

残念ながら、そういう感じではないが…。

| | 考えたこと | 23:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
a man of his word
“He is a man of few words.”というと、彼は無口だ、ということになる。
“few words”はほとんど言葉がない、という意味だから、そのままの意味だ。

この類いの言葉はたくさんある。

He is a man of his word. 彼は約束を守る人だ。
He is a man of his words. 彼は当てになる。
He is a man of action. 彼は行動力がある。
He is a man of fifty. 彼は50歳くらいだ。

a man of 〜というのは便利な表現だ。

〜な人間、という意味になる。

この中で一番英語らしいのは、a man of his word というやつだろう。
直訳すると、「彼はその言葉の人だ」となる。
これが、彼は約束を守るという意味になる。

I give my word というと、約束するよ、という意味になるし、He keeps his word というと、彼は約束を守る、という意味になる。
だからといって、word に約束という意味があるわけではない。
逆に、big words というと「大ぼら」という意味にもなる。

word という単語は、冠詞がないと言葉に関係した抽象的なものを表すらしい。

こういう単語は難しい。

こうなると、覚えるしかないと思う。

| | 英語 | 23:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
ブルーベリーエキス
どうも目の調子が悪くて、近くが見にくい。
だから、ダメ元でブルーベリーエキスを買ってのんでいる。

ダメ元とはいうものの、1ヶ月のむと違ってきた。

今まで老眼鏡を手放せなかったのだが、それがこの頃老眼鏡が手元になくても、見えるようになってきた。
パソコンの画面を見るのも楽になったし、新聞もちょっと前まで老眼鏡なしには見られなかったのに、何とか見える。
さすがに文庫本は老眼鏡が必要だが、明らかに目が楽になった。

1ヶ月でこの効果。
ただ、ネットで調べても、ブルーベリーが目にいいというのはあまり確かではないらしい。
要は確たる科学的な根拠がない、ということだ。

でも、目にいいという人もいるから、全くのウソではないということだろう。

月に980円の投資。
DHCという会社のブルーベリーエキスというのを、アマゾンで買っている。

目が楽になったというのは、ウソではない。
本当のことだ。

これは確かに気のせいではないぞ。



| | 考えたこと | 00:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
ブリキとトタン
ブリキもトタンも平成生まれにとっては死語だろう。

ブリキは鋼板をスズでメッキしたもので、トタンは亜鉛でメッキしたもの。

ぼくが子どもの頃は、ブリキのおもちゃがまだあった。
ロボットや宇宙船など、グリコのおまけにもブリキ製のものがあったと思う。
鋼板はさびやすいので、スズでメッキしてさびにくくしたのがブリキ。
何でブリキというのかはわからない。

トタンは鋼板を亜鉛でメッキしたもの。
波板になっているのが屋根などに使われているのをよく見た。
トタン板と呼んでいたはず。
今では技術が進歩して、自動車の足回りなどに使われているらしい。

だが、なぜかブリキやトタンという言い方はほとんどしない。

何となく安っぽいイメージがあるからだろうか。
メッキの技術が進み、昔より用途が広がり、高機能になっているからかもしれない。

「ブリキの生産量」で検索したら、新日鉄が中国でブリキの製造をしていて、去年生産を倍増するという記事がでていた。
まだまだ需要があるのだろう。

エライものだ。

おもちゃはプラスチックになったから、ブリキは使われないようになった。
トタン屋根も、樹脂製に変わった。

でも、いまだにどこかに使われている。

こういうのを「枯れた技術」というのかもしれない。

なぜ、ブリキやトタンは死語になったのだろうか…。


| | 考えたこと | 01:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
憧れの大リーガーたち
憧れの大リーガーたち ロジャー・エンジェル 集英社文庫

アメリカのスポーツ・ライター、ロジャー・エンジェルが1972〜1976年の大リーグシーズンについて書いた本。原題はFive seasons。
1998年に出た本。中古で買った。

この人は元メジャーリーガーではない。
雑誌の編集者だ。
お父さんは弁護士でありながら、セミプロチームの投手だったらしいが…。

ニューヨーカーという雑誌に発表されたコラムを1冊の本にした。
毎日の試合について書いているのではない。
その年のワールドシリーズや、関わった関係者などを通して書いている。
約5年ずつ、全部で6冊書いている。
これが1962年から1990年までのメジャーリーグの記録になっている。

アメリカの野球好きは、単なるトラキチというようなものではない。
野球そのものが好きなのだ。
哲学的ですらある。

野球というスポーツは特異なスポーツである。
守っているときには絶対に点は取れない。
ボールではなく、人が得点源。
おまけに、4月から10月までの7ヶ月間、ほとんどの日に試合がある。
こんなスポーツは他にはない。

今から40年前の事だが、全く古いとは思わない。
それが野球そのものの事を書いてあるからだろう。
フットボールに対抗して、ワールドシリーズが10月の寒い時期にナイトゲームで行われることなども書かれている。
テレビ中継で見られる人は増えるが、球場に通うファンはどうなるのかということだ。
彼は、やっぱり、球場に行って実際のゲームを見るファンを大切にすべきだという。
そして、自分が小さい頃に野球に連れて行ってもらったことを書いている。

そういう原体験が、彼の文章にはあふれている。

こういうエッセイが出てくると、日本の野球も本物になるんだろう。

まだまだメジャーリーグには追いつけない。

そんな本だった。
| | | 00:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
Gotta keep your dream alive.
野球選手に憧れていた、という話をしていた部下にボスが言ったセリフ。

ガラと発音するgottaというのは、have got to を短縮した形らしい。
I gotta go というと、行かなきゃ、という意味になる。サヨナラとも訳される。
要は、〜しなければならない、という意味。

だから、Gotta keep your dream alive というのは「夢はあきらめるな」という字幕が出た。
もう30を過ぎている部下に、50代のボスが言う。
アメリカのドラマ。
話題は野球だった。

野球はアメリカのスポーツだという。
移民にはアメリカ人が10月のワールドシリーズで興奮するのはわからない。

普段野球には興味がないと思っていたコンピューターオタクも、「野球選手に憧れていた」という。
それがセリフのシーン。

アメリカ人の野球に対する思い入れはすごい。
国技といってもいいだろう。
だから、いくつになっても「野球選手に憧れていた」という夢は捨てるな、というに違いない。
男の子は、一度は野球選手に憧れるものなのだ。

野球について語るジャーナリストも多い。
日本のようにプロ野球のOBではなく、専門の稼業になっている。
そんな本を買って読んでいる。

こういう本を読むと、野球はアメリカの文化なのだと思う。

たかが野球、されど野球。

| | 考えたこと | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
キャロル・キング
1970年代を代表する女性シンガー・ソング・ライターというと、この人だろう。
今までこのブログに8回も登場している。
今年で71歳になるはず。

カーリー・サイモンやリンダ・ロンシュタットもいるが、やっぱりキャロル・キングにはかなわない。
何度か結婚して、何度か離婚。
もともとは作曲家だった。
日本でも有名なロコモーションは彼女の曲。

中学の時に何気なく買ったレコードが、タペストリーというキャロル・キングのシンガー・ソングライターとしてのデビュー盤だった。
なぜ買ったのか、忘れた。
何の知識もなく、手に取ったアルバムだった。
当時2000円くらいだったから、月に1枚買えなかったのに、どうしてそれを買ったのか…。
落ち着いたアルバムだった。
いろんなアーティストがこのアルバムの曲をカバーしている。
その後のMusicというアルバムも買った。
こちらも名曲揃い。

そのキャロル・キングの自伝が出た。3990円。

アメリカでは35万部売れたらしい。
アマゾンアメリカで調べてみると、ペーパーバックで11ドルちょっと。
約1000円だ。
しかし、日本で文庫化されるだろうか…。
ハードカバーでも2000円弱だから、日本語版は高い。

でも原書で読む元気はない。

でも3990円は高いと思う。

難しい決断だ。




| | 考えたこと | 22:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
松岡リリィ
松岡リリィというのは浅丘ルリ子の役名。
映画、男はつらいよの役だ。

何人もの女優が出た映画だが、同じ役名で出た女優は2人しかいない。
吉永小百合と浅丘ルリ子だけだ。
「忘れな草」「相合い傘」「ハイビスカスの花」「紅の花」という4つの作品に、松岡リリィという場末の歌い手として出演した。

4本を通して、本当に存在感のある女優だった。
役もよかったのだろう。
寅次郎と同じ、流れ者で日本中を転々としている。
だから、寅次郎がふられても、またどこかで会えるということだ。

浅丘ルリ子というと、ぼくはテレビドラマで見た世代。
2丁目3番地や3丁目4番地など。
ぼくらより2つ世代が上だ。
石原裕次郎や小林旭と同じ世代だろう。

もう72歳になるか…。

寅次郎ハイビスカスの花に出たときは40歳。

あれから三十数年が経った。

でも、銀幕の中の浅丘ルリ子は永遠に美しい。

| | 考えたこと | 23:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
マリリン・モンローとオードリー・ヘップバーン
1950年代のアメリカの女優というと、この2人を思い出す。

いまだに、どちらが好きか?という質問が成り立つ。
官能的なマリリン・モンローと知的なオードリー・ヘップバーンというような言われ方をしていた。
見るからにそんな感じだ。

マリリン・モンローはケネディと噂があった。
オードリー・ヘップバーンのスキャンダルは知らない。

モンローは早くに自殺したので、ぼくはあまり知らない。
だが、出演作は何度かテレビで見た。
お熱いのがお好きとか、バスストップとか…。

ヘップバーンは93年に亡くなったが、年をとって何作か映画に出ていた。
でもぼくが知っているのは、ローマの休日、シャレードなど。
これも、テレビで見た。

写真は70年当時、いろんな所にあふれていた。
モンローは亡くなってだいぶ経っていたが、それでもまだ世間では生きていたと思う。
マリリン・モンローとオードリー・ヘップバーンのどちらがタイプか、という質問はまだまだ現役だった。

当時ぼくはオードリー・ヘップバーン派だった。

あの知的な雰囲気、か細いキュートな感じが好きだった。
それは今も変わらない。

でも、マリリン・モンローはいくら写真を見ても、若い頃の写真しかない。
当然だ。若くして亡くなったから。

しかし、オードリー・ヘップバーンは年をとった写真が出てくる。

今見ると、マリリン・モンローの若い頃は(若い頃しかないのだが…)本当にきれいだ。

あの頃のマリリン・モンロー派の気持ちが少しわかったような気がする。


| | 考えたこと | 22:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
何となく納得がいかない
日本の製造業は今のところ外に出て行っている。

法人税が高いとか、電気代が高いとか要因はあるが、主にはアジアの方が人件費が安いことと、生産ラインのオートメーションや加工技術が進み、アジアでも品質レベルが保てるからだろう。

商社も最近は主力部隊をアジアに移すところも出てきた。
アジアからアジアの商売も増え、日本にいる意味がなくなってきたからだ。

もちろん、製造業や商社で新しい産業をおこすことは望ましいが、構造的にしんどいのかもしれない。
そうなってくると、新しい産業をおこすとしたら、サービス業になってくる。
日本のサービス業の生産性は海外に比べて、だいぶ低いらしい。

しかし、どうも納得がいかないことがある。

新たなサービス業をおこす、といってもそれがどんなものになるのだろう。
たとえば、携帯のゲームのサイト。
あれがサービス業かどうかは難しいところだが、あれらの会社は新しい。
ゲームを作って、サービスする。
レアなアイテムが出てくるまでユーザーはやり続けるので、お金が動く。
それ以外にも、ソーシャルネットワークの分野に進出している会社もあるらしい。

ソーシャルネットワークの分野で儲かるというのは、基本的には広告。
確かに新しいサービスではあるが、これができて世の中が便利になったり、豊かになったと言えるのだろうか?

何となく納得がいかない。


| | 考えたこと | 22:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
全日本柔道連盟
昨日に続いて柔道の話題。

日本のスポーツの公益法人というのは、どうもうさんくさい。

高校野球連盟や日本陸連など、不透明な部分がついて回る。
県外選手の登録や選手の選考など、以前からオカシイことが話題になる。

日本柔道連盟も同じことだ。
女子選手への暴力で選手に告発された。
監督は辞めたが、幹部は全員留任となった。
おかしな話だ。

柔道に関係のない人材や女性を生かせ、という提言はどうなったのだろうか。

助成金で運営されているような組織には、本来の意味の規律や目標がないのだと思う。
責任を取ろうとするものがいないのだろう。
だから、厚顔無恥なことを平気でやる。
「一丸となって難局を乗り切ろう」ということらしい。
赤信号、みんなで渡れば恐くない、というやつだ。

そういえば、相撲協会もそんなことがあったなあ。

この際、公益法人や非営利法人のルールを厳しく決めなおした方がいいと思う。
日本のそういった組織は、やっている人が善人であるという前提でできている。
いくら組織の目的が善人ぶったものでも、仕事をすればそこにお金も動くし、利権も生じる。
その誘惑に勝てるほど立派な人間がいないことは、社会主義の失敗が証明した。

いくら公益とはいえ、善意だけで経営はできない。

それを証明したのが、柔道連盟の幹部の行動だ。

いつになったら、それがわかるのだろうか。

政治家が公益法人に関わっているかぎり、改革はできないのか…。

| | 考えたこと | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
世界標準
そういえば、野球の解説でカウントのしかたが変わった。

ストライクとボールの順番が入れ替わったのだ。
それにつれて、ボールとストライクの表示も変わった。
ボールが上で、ストライクが下だ。
SBOがBSOになった。

先シーズンからそんな事になっていたが、やっぱりアメリカに習って変えたのか。

つまり、今までワンストライクツーボールなどと言っていたのが、ツーボールワンストライクになったということだ。

野球の発祥国アメリカのやり方に習って変えないと、大リーグの中継などを見ていると勘違いするからかもしれない。
アメリカがやっていることが、世界標準になった。

一方、柔道は日本が発祥だが、今のJudoを見ているとなんだかオカシイ。

完全に勝負からゲームになった感じだ。
時間を切って勝負を決めないといけない、という制約があるので、あんな形になったのだろう。
指導とか有効とか、わけがわからない。
日本伝統の一本勝ちは姿を消した。
ボクシングと同じように、階級制になった。
柔よく剛を制すとか、小さい人が大きな人を投げ飛ばすという柔道の醍醐味はあまり感じない。

そういうことがあるから、TPPにみんな反対するのだろう。
日本は国際交渉が下手なのだ。

TPPは環太平洋の国々で貿易のルールを作ろうという交渉。
すでにいろんな領域で合意された決めごとがあるらしい。

その交渉に参加するという決断をした。

それは正しいと思う。
交渉の外にいては何もわからない。
外圧がないと、変わらない国内の事情もある。

いずれ、少子高齢化によっていろんな仕組みを変えないと、国がやっていけない。
払う人よりももらう人が圧倒的に多いのだから、仕方がない。

それが必要だと思っておこう。



| | 考えたこと | 00:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
世代の断絶
世代の断絶がどんどん進んでいる。

22歳の若者が、今どきの18歳はわからない、という。
1989年にベルリンの壁が崩れ、東西冷戦が終わった。
1990年代に入って、インターネットが広まった。
そこからとそこまででは、時代の流れる速さが違う。
インターネットはどんどん世の中を変えて、世代の断絶を加速した。

ぼくらの時代は核家族化の時代だった。
それまで家族といえば、親、子、孫という三代であったものが、親子だけになった時代。
都市への集中も進み、どんどん過疎化も進んだ。

今は帰る田舎がある人は減ったのではないか。
生まれたときから、都会という人が増えた。

そして、個の時代になっている。
テレビは各部屋にあり、茶の間がなくなった。
パーソナルコンピューターは文字通りパーソナルになった。
コミュニケーションの手段さえ、パーソナルになった。

電話は無線になり、部屋に持っていってかけられる。
電話をかけて、名乗り、親に挨拶をしなくても直接本人にかけられる。
そして、携帯の時代が来た。
かかってきたときに、相手の名前がわかる。
だから、名乗る習慣もなくなった。
メール、掲示板、チャットに始まり、今やミクシーやツイッター、フェイスブックの時代。

何もかもが個中心になっていく。

核家族化から、個化の時代。

昭和は核家族、そして平成は個の時代。
みんなが個の時代生まれになったら、どうなるのだろうか。

平成60年。

ぼくは見なくて済むが…。



| | 考えたこと | 21:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
ツイストリングノート
リヒトラブという会社がある。
文具を作っている会社だ。

この会社が作っているツイストリングノートというのがある。
これはリングノートだが、リングのとじ具が開いて紙を入れ替えることができる。

よく出来た仕組みで、左右のページを上下方向に引っ張るとリングが真ん中で外れる。
そして中身を入れ替えることができる。
画期的な商品だと思うのだが、一つ問題がある。
普通のルーズリーフの用紙が使えない。
専用の用紙になる。

普通の用紙よりも穴の数が多い。

たぶん、外れるところの強度か何かの問題だと思うのだが…。

リングノートはひっくり返して使うことができる。
机の上の面積が半分ですむし、ページを閉じているところの近くも書きやすい。
普通のノートではこうはいかない。

その上、ツイストリングノートは紙を入れ替えて使える。

すごく便利なのだが、用紙が専用で、なかなか普通の店には置いていない。

ぼくは使い続けるのだが…。

| | 考えたこと | 00:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
らじる☆らじる
NHKのラジオ第二放送で、こないだ林望の講演をやっていた。

作文コンテストのゲストか何かで、文章を書くよろこび、という題だった。
面白そうだと思ったので、インターネットで聞いて、録音してみようと思い立った。
NHKのラジオはインターネットで聞ける。
それを録音するのには超録というフリーソフトを使う。

「らじる☆らじる」というのが、NHKのインターネットラジオ。
そこのサイトに行くと、NHK第一、第二、FMが聞ける。
番組表もあって、番組のホームページにも行ける。

目当ての番組が始まれば、超録の録音ボタンを押せばそれでOK。

ノイズもないし、レベルの調整も要らない。
便利になったものだ。

タイマーを使えば、らじる☆らじるを聞いていたら勝手に録音できる。
ノートパソコン1台で、番組表も見られるし、聞くこともできるし、録音もできる。

こんなに簡単に録音できるのなら、もっと早くやっていればよかった。

きっともっと便利なソフトもあるのだろう。

デジタルの時代。

ラジオもインターネットの時代になった。
| | 考えたこと | 20:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
中国のPM2.5
PM2.5のPMはParticulate matterのこと。

ウィキペディアによると、

「大気中に浮遊する微粒子のうち、粒子径が概ね2.5μm以下のもの。粒子径2.5μmで50%の捕集効率を持つ分粒装置を透過する微粒子。日本では訳語として「微小粒子状物質」の語が充てられるが、日本以外では相当する熟語はなく専らPM2.5と呼ぶ。PM10と比べて小さなものが多いため、健康への悪影響が大きいと考えられている。」

と書かれている。

中国から日本に飛んできている。
飛んでくる途中で薄まっているはずだから、北京はすごい汚染になっているはず。
それでも、市民はそれほど文句を言っていない(と思う)。
ツイッターによると、市民はアメリカ大使館のツイートを信じていて、当局の発表は信じていないとも聞く。
アメリカ大使館が「今日は危険レベル」と言っていても、当局は「大丈夫」と言っているらしい。

日本は九州や本州で被害が出ている。
正式にはどれくらいかはわからないが、遠くが霞んで見えなかったりして、すごいスモッグだ。
もちろん、北京でも上海でもそれ以上のすごいスモッグだ。
誰かが、これは危ないから外に出てはいけないとか、このままいくと、みんな目やのどがやられるぞ、とか言わないのだろうか。

地球は西から東に自転していて、そのため偏西風が吹く。
だから、中国の空気は日本にやってくる。
これは仕方がない。

中国が日本の西側にあるのも歴史的に仕方がない。

だから、これは日本人の運命だと諦めるしかないのだろう。

エライ事になる前に、中国の人たちが何とかしてくれることを祈ろう。




| | 考えたこと | 01:32 | comments(1) | trackbacks(0) |
世知辛い
「せちがらい」と書いて変換すると、「世知辛い」という漢字になる。

意味は『世渡りがむずかしい。暮らしにくい。「―・い世の中」、金銭に細かくて、けちだ。抜け目がない。「―・い商法」』と書いてある。
この言葉もあまり使われなくなった。

「世知」というのは、もともとは世渡りの知恵ということらしい。
それが「辛い」という強調をされて、世渡りが難しい、という意味になる。
転じて「けち」という意味にもなったらしい。

多くは、世知辛い世の中だ、という使い方をされる。
住みにくい時代になった、という嘆くのがほとんど。

世知辛いやつ、という言い方をすることもある。
けち、という意味だ。

ぼくはあまり使わない。
書かれたものを読んだり、話しているセリフを聞いたりしたのがほとんど。
ウチの親は「世知辛い」を実際に使っていた。
ニュースを見ていて、「世知辛いなあ」ということがあった。

そういうふうに、自分は使わないけど、知っている、という言葉がある。

家族が使っていたり、テレビやラジオで聞いたりして、こんな時に使うんだろう、と思っている言葉だ。

こういう言葉が減ってきた。

家族のつながりが薄れ、自分の好きなものだけ見たり聞いたりして生活できる世の中。

世知辛い世の中だ…。

| | 考えたこと | 00:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
偶然の一致
ローマ法王が退任するらしい。

いろいろとあったのだろう。
後継をえらぶのに会議があり、そこで秘密会議が開かれる。
これをコンクラーベという。

おおかたの日本人なら、コンクラーベと聞いたら「根比べ」を思い出すのではないか。

そこから、カトリックの一番エライ人を選ぶのだから、色々と権力闘争があるのだろうとか、候補者は何人いるのだろうとか、水面下で神経戦が行われるのではないかとか、思ってしまう。
どうしても、「根比べ」というと、そういう想像をしてしまう。

実際、カトリック教会はいろいろと問題を起こしており、それの解決が課題らしい。
圧倒的な強さのイタリア勢に対抗して、南アメリカなどの新興地域からの立候補者がどうなるのか、という感じだ。
昨日、1回目の選挙が行われたが、結果は出なかったらしい。
煙突から黒い煙がでた。(白い煙なら決着がついたということ)
事前に携帯の電波を遮るシートを床に敷いているところが写っていた。
さすが、秘密会議と言われるだけはある。

悪気はないのだが、言葉には意味があるから仕方がない。
違うとわかっていても、コンクラーベという言葉は日本人にとって「根比べ」を想起させる。

そういう事例は他にもあるだろう。

中国語など、同じ漢字の言葉で誤解を生むこともある。
飯店は飯屋ではなくて、ホテルのことだったりするし、愛人は奥さんのことだったりするのだ。

それにしても、面白い偶然の一致だと思う。

言葉は面白い。


| | 考えたこと | 21:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
月の名前
英語の月の名前は、何となくオカシイ。
今日ラジオを聞いていて、ワケがわかった。

紀元前の時代、1年は10ヶ月だった。そして、1年の始まりは今の3月だった。
1月〜10月があって、その後の2ヶ月には名前はなかった。
その名残が今の9月、10月、11月、12月。
September, October, November, Decemberという規則性のある名前。
どう考えてもSeptは7だし、Octはたこの足で8だし、Novは9だし、Decは10が元の意味になっている。

やはり、これはもともと7月、8月、9月、10月の意味らしい。
始まりが3月だったから、2ヶ月ずれたということだ。

その後、シーザーが暦をいじって、今の太陽暦の元ができた。

JanuaryやFebruary、March、April、May, Juneは神様の名前などが由来らしい。

Julyはシーザーが自分の誕生月に名前をつけた。
ユリウスはJuliusで、そこから来たらしい。

シーザーが自分の名前をつけたから、子供のアウグストゥスも自分の名前をつけた。
それがAugust。

そして、9月以降はそれまでの7月〜10月が残った。
だから、2ヶ月ずれて7月が9月になった。

全部数字なら数字、何かの名前なら名前で統一すればよかったのに、中途半端に名前に変えるから、こんなことになった。

睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、文月、葉月ときて、7月、8月、9月、10月になっているようなものだ。

これが歴史の不思議なところ。
| | 考えたこと | 23:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
シャープペン
中学校になった頃、シャープペンが出てきた。

「シャープペンの歴史」を見ると、1960年代になって、ノック式のシャープペンシルが出てきた、と書いてあった。
それまでは回して芯を出すタイプが主流。

日本製のシャープペンがどんどん売られるようになった。
芯もいろんなタイプが出てきて、太さも0.5mmになって、後に0.3mmも出された。
シャープペンよりも、芯の方が作るのが難しいのかもしれない。

でも、0.3mmというような微細なものを誰もが使える値段で作っているのはすごいことだ。
ちょっと太かったり細かったりすると、使い物にならない。

一番後で出てきたのが、0.4mm。
0.3と0.5があるから、どちらにも不満な人を捕まえようと思ったのだろう。

ぼくはその一人。
0.4mmを愛用している。

でも、この頃芯は見るものの、0.4mmのシャープペンは普通の店では売らなくなった。
もともと、2つのメーカーくらいしか作っていなかったのだが…。
ぼちぼち生産終了しそうな感じだ。

芯は当分売り続けるだろうと思う。

シャープペンは買いだめしてあるので、おそらく一生持つと思う。

ぼちぼち芯も買いだめしておいた方がよいかもしれない。


| | 考えたこと | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
鉄の女の涙
マーガレット・サッチャーの自伝映画。

あまりにも語ることが多すぎて、詳しいことは語れない。
メリル・ストリープが現在のサッチャーと、首相時代のサッチャーを演じている。

今のサッチャーはすでに引退して、アルツハイマーになっているらしい。

労働組合のストが繰り返され、アイルランドのテロリストが爆弾をしかけ、疲弊したイギリスをもう一度盛り返した女性首相。
冷戦を終わらせたという功績もある。
フォークランド紛争に毅然とした態度で臨み、軍隊を派遣して勝った。

鉄の女と呼ぶにふさわしい。

食料品店の生まれで、階級社会のイギリスでは珍しい首相ではないか。

「働かざる者食うべからず」という自助の哲学を持っていた。
自ら努力しないものには容赦ない政策。

最後は人頭税という、全ての国民が同額の税金を払う、という政策で支持を失った。

映画では、年老いたサッチャーが、夫の幻影に悩まされながら、人生を回想する。

イギリスにサッチャーがいなかったら、どうなっていただろう。
サッチャーは効率を追求し、公営でやっているものを民営にどんどん変えていった。
そのおかげで、イギリスは息を吹き返し、金融の中心になった。

映画の中でイギリスの国会が写される。
保守党と労働党が向かい合って座り、議論する。
日本のように、みんな前を向いて座っているのではない。
向かい合って座る。

それがすごく印象に残った。

あまり面白い映画ではないが、メリル・ストリープの演技がすごい。


| | 映画・舞台 | 00:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
ペン字
ワープロを打つようになって、字を書かなくなった。
字を書かなくなったから、字が下手になった。
早く書くと字が読めないほど汚い。

ぼくは字がきれいではなかったが、読みやすい字を書くといわれていた。
自分でもそう思っていた。

しかし、今は情けない状態。
我ながらひどい。

これではいけないと思い、ペン字の練習帳を買った。

毎日4ページほどやっている。
4週間で終わる予定。
ひらがなとカタカナは終わった。

これで本当にうまくなるのだろうか。

四つのマス目で区切られたところに、なぞり書きできる元が書いてある。
それをなぞって書いて、まねして3つ書く。
4文字書いて、それで一丁上がり。

あまりにも楽だ。
だから続くのかもしれない。
この調子で4週間やれば、上手になるのか。

乞うご期待。


| | 考えたこと | 23:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
56歳
一昨日で56歳になった。

四捨五入で60歳になると思っていたが、よく考えたら、それはもう55歳でなっていた。
でも、55と56を比べると、圧倒的に56の方が60に近い印象だ。

55は中間でニュートラルな感じ。
56はもうすぐ60という数字。

若い頃は年など関係なかったし、もっと1年が長かった。
いろんな事があった。
いいことも悪いことも、面白いことも面白くないことも、楽しいことも楽しくないことも、…。
今から思うと、そういうことを喜んだり、怒ったり、楽しんだり、悲しんだりしていた。

ぼやくこともたくさんあったが、笑うこともたくさんあった。

年をとるということは、そういうものに慣れてしまって、感情が萎えるということではないか。
そのために、1年が早くなる。

仕事を変わったことで、一時的にぼやくことが減った。
でも、笑うことも減った。

今はぼやくことが増えた。
でも、笑うことはそんなに増えない。

どうやって、笑うことを増やしていくか。

それがこれからの問題だ。



| | 考えたこと | 21:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
探偵になるのなら
日本には少ないが、アメリカには私立探偵という商売がある。
ライセンスも持っている。
いくつかの調査権も与えられている。

私立探偵といっても、色々ある。
テレビに出てくるのは、犯罪に巻き込まれた人(特に女性)が飛び込んできて、助けを求める、といった類いのもの。
昔の探偵ものだ。フィリップ・マーロウとか、マイク・ハマーとか…。
孤独を愛し、タフガイである。

どうせなるのなら、こういう探偵になりたい。
なれるかどうかは別。

今の基準でいうと、ろくでもないヤツ、ということになるだろう。

いつもくわえタバコで、着の身着のまま、事務所で寝ることも多い。
まともなメシはあまり食べている様子がない。
たいがい、酒かダイナー(安い食堂)で健康によくない食事。
クルマはぼろぼろの中古車。

俗にいうハードボイルドの世界。
こういうのが昔の男性に受けていた。

しかし、今ならあまり受けないかもしれない。
臭いし、汚いし、不健康だし、貧乏だし…。
清潔とはほど遠い生活。
女性にも受けないだろう。

たしかに、女性も変わった。
ハードボイルドに出てくる女性は、少しミステリアスな部分はあるが、か弱い存在だった。
今の若い人の感じでは、女性は強い。
仕事も持って、しっかりしている。

だから、今はハードボイルドでも、女性探偵が多くなった。
V.I.ウォーショースキーやキンジー・ミルホーンはぼくも好きだ。

それでも、だ。
ハード・ボイルドの世界は男性の世界であってほしい。




| | 考えたこと | 21:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
シェールガス
アメリカでは天然ガスがだいぶ安くなっているらしい。
それはシェールガスが採掘されたからだ。

シェールガスとは地中の頁岩(けつがん)層にヒビを入れて、内部に吸着していた天然ガス成分を取りだしたもの、だそうだ。
安倍総理が今回訪米し、オバマ大統領にシェールガスの輸出を頼んだのは新聞に書いてある。
今から許可が出ても、輸出の設備整備で2017年からになるらしい。

おまけに、色々と懸念材料が報道されている。

アメリカ国内ではシェールガスを使った産業が興りつつあり、輸出したらコスト高になるからダメだという意見や台湾や韓国が競争相手になって出てくるという意見、そんなにシェールガスの量が増えないという意見など。
どうなるのかわからないが、エネルギーの事であり、ちゃんとしてほしい。
何せ、エネルギーがなければ、何も出来ない社会になってしまっている。

エネルギーが不足すると、電気がなくなり、電車も動かないし、工場も動かないし、冷蔵庫も役に立たない。
要は1日も今の生活は続けられない、ということだ。

農作物もガソリンがなければ、耕耘機もコンバインも使えない。
第一、手で取り入れても、運べない。

食料よりもよほど大事だろう。

資源を輸入に頼る日本は、これからのエネルギー不足はとてもアブナイ。
世界中で工業化が進んでおり、エネルギー源は不足しつつある。
そういう意味では、一家に一台、太陽光発電を…というのもありかもしれない。

しかし、生産に必要なエネルギーはやっぱり確保しないといけない。

当面、原子力は必要なのではないか…。


| | 考えたこと | 22:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
石油の値段
最近、石油の値段が気になる。
クルマで移動することが多いからだ。

原油の値段を調べてみると、1980年に1バレル40ドル、1990年にそれが20ドルになった。
それが、2000年に30ドル、2010年に80ドル、2012年は90ドルになっている。
最近は100ドルになることもあるらしい。

すごい上がり方だ。
20年前の4倍〜5倍。ガソリンも上がるはずだ。
中国やインド、アジアの国々が今まで以上に石油を買っている。
それと、今の状態は石油のピークが過ぎて、だんだん減っていっているということらしい。
国際エネルギー機関によると、今ある油田の石油はもう減少傾向になっている。

ただ、まだまだ石油はあるのだが、それは採掘コストの高い石油ということだ。
だから、石油はなくならないが、値段はどんどん上がっていく、ということらしい。
そういえば、サウジアラビア(水より石油の方が安い)でも、原子力発電をするという話を聞いた。
ということは、とりあえずガソリンはどんどん高騰するということだ。

だから、エコカーが必要になる。
ウチのクルマは、それなりのエコカーだが、これでは足りない。
来たるべき、ガソリン200円/Lの時代はもうすぐのような気がする。
アベノミクスで円安になっているからだ。
円安を喜んでいるわけにはいかない。

軽か、ハイブリッドか、電気自動車か…。
このまま石油が上がっていくと、内燃機関はどうなるんだろうか。
エンジンがなくなって、モーターになっていくんだろうか。

エンジンがなくなるのは、何となく、さびしい。

すごい技術だからなあ。

| | 考えたこと | 22:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
本が好き、悪口言うのはもっと好き
老眼鏡を作り直して、本がまた読めるようになった。
これは本当によかった。
こんなことなら、もっと早く作り直すべきだったと思う。

本を読むのは楽しい。
知らなかったことを知ることができる。
経験したことがない物語を経験できる。
知らなかった人を知ることができる。
また本が読めるようになって、楽しさを思い出した。

高島俊男という人がいる。
「本が好き、悪口言うのはもっと好き」という第11回講談社エッセイ賞を受賞した本を書いた。

作者は中国文学に明るく、漢字に詳しい。
この人の「言葉」についてのシリーズを読んだが、日本語についての考えがユニークだ。
この本でも、そのことが書かれている。

日本はすぐ隣に中国という文化が進んだ国がいて、漢字という文字を持ち込んだことで、いびつな言語になった、というのが作者の主張。
日本の言葉を記述するのに、漢字を使ってしまったということだ。
ぼくは漢字を使ったということに関しては、どちらかというとプラス面を感じていた。
意味をもった文字なので、簡潔に書けるからだ。

漢字がなければ健全な発達を遂げたはずだったのに、漢字があったので、日本語はおかしくなったというのが作者の主張。

端と橋と箸というような、書いたものを見ないとわからない言葉がやたら多い。
どれも、「はし」という言葉だ。
これが日本語の欠陥だ、と作者はいう。

なるほど、たしかに不便だ。

でも、他にどういうやり方があるのだろうか。

作者は、漢字がなければ、その識別ができるような文字ができていただろう、という。

なるほど。

そうなっていたら、どんな文字が出来ていただろうか…。




| | | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
あこがれの寅次郎
寅さんのファンは、何らかの意味で寅次郎になりたいと思っているのだろう。

勝手気ままに生きていける。
何度も恋をする。
何度もふられる。
でも、帰るところがある。
待っている人がいる。

そういう境遇が惹きつける。

天涯孤独なヤクザものとは違う。
柴又に帰るところがある。
それが救いなのだ。

おいちゃん、おばちゃん、さくら、ひろし、満夫、社長…。

帰るところがある、はぐれ者。
テキ屋稼業。
各地の祭りや縁日を渡り歩く。

実際の寅次郎の暮らしは厳しく、寂しい。
それでも、時には堅気の人間とのふれ合いがある。
でも、所詮自分はヤクザだからと、最後は去っていく。

それがいいのだ。

今日最後の作品を見た。

もう声も出ないし、歩くのが精一杯。

お疲れさま。



| | 考えたこと | 00:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
定年したら
定年したら、どうしようか。
ぼくの以前いた会社なら、60で定年だった。
今は定年後、3年間程度は残してくれるようだ。
もちろん、給料は下がるが…。
でも、今回の厚労省の指導でどうなるか、わからない。

今のところでは、65が定年だ。
65まで働くということになると、どうしようかと思う。
もうやめてもいい、と思えるのはいつ頃だろうか。

22歳で働き始めたとき、定年などはるか先だと思っていた。
しかし、今56歳を迎えようとしていて、同期ではもう定年という人もいる。
光陰矢のごとしとは、よく言ったものだ。
もうしばらくしたら、鬼籍に入る年になる。

さて、人生の終盤に来て、なにをすべきか。
今のところは、決まった計画はない。

野球でいえば、7回の裏くらい。
サッカーでいえば、後半30分くらいか。
そういう意味では、まだ逆転可能な位置にいる。

ふーん、そうか。
逆転可能か。

逆転の意味はいったい何だろう?


| | 考えたこと | 22:16 | comments(0) | trackbacks(0) |