考えたこと2

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2011年
2011年はシンドイ年だった。

震災、津波、放射能漏れ、それに乗じた放射能パニック…。
今でも続いているが、何とか放射能の問題に関しては、歩み寄って何が真実かを話せないのだろうか。
正しいデーターは何なのか、専門家は誰なのか。

一方で、世界はどうなっているのだろう。

これはBBCのPictures of the year 2011というサイト。

http://www.bbc.co.uk/news/in-pictures-16221659

写真を見ていると、世界ではアラブの革命やビンラディン死亡、パキスタンやカブール、アフガニスタン、トルコなどの紛争、イギリスの暴動、ギリシャ危機、タイの洪水など、あまりいい年ではなかったことがわかる。
ほとんどが悲惨な写真ばかり。
世界の各地で起こっていることに比べたら、日本はマシに思える。

しかし、BBCのトップページと日本の新聞や放送局のサイトを比べると、なんと内向きなことか。

日本のジャーナリズムは政府の発表を書くだけ。
記者クラブもまだある。
Wikipediaに、「取材対象側から情報提供を安定して受ける結果、横並び意識になり、また記者の能力低下も懸念されている。」と書かれている。
その通りだ。
署名記事も増えない。意見を言っているのに、誰が言っているのかわからない。
きっと、こんなふうにして、太平洋戦争が始まったんだろう。

そういう意味では、ニュースがネットにシフトしていくのは、多様な意見が出てくるということで、良い事かもしれない。

今朝の新聞によると、民主党は消費税を上げることを決めたらしい。
しかし、年金や保険など、問題は一つも解決しない。
歳出削減はどうなったのか。
八ッ場ダムは結局作るのか。
国会議員の数は減らさないのか。
公務員の数は減らさないのか。
このままでは、税金で食べている人が国を潰してしまう。

橋下市長の言っていることは、今の状況では正しいと思う。
だから、圧勝したのだ。
普段、民意民意とセミのように言っている議員は、みんな言うことを聞けばいい。
戦後60年ほど経って、今の日本のシステムは制度疲労を起こしている。
今までの成功を捨てるのは勇気がいるが、それをすることが政治家の努めだろう。
既得権ばかり言っている役所は潰さないと仕方がない。

しかし、その後が問題だ。

2012年はどうなるのだろうか。
ま、それは2012年になってから考えよう。
と言っても、あと3日だが…。

なるようになる。

こういう考え方があるから、暴動が起きないんだろうなあ。


| | 考えたこと | 12:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
昭和の名作
WOWWOWで「男はつらいよ 奮闘篇」を見た。

全作品をハイビジョンで、という企画。

この作品はシリーズの中でもちょっと変わっている。
当時にしては珍しく、知的障害を持った女性が出てくる。
何度見ても、せつない気持ちになる。

寅がいつものパターンで好きになるわけではない。
知的障害の娘を守ってやらないといけない、という気になるのだ。

このマドンナを榊原るみが好演している。
青森の田舎から出てきた知的障害を持つ女性。
榊原るみは好きな女優だった。

知的障害をテーマにしているわけではない。
あくまでも寅の恋の相手がそうだっただけだ。

音楽は、山本直純。
大きいことはいいことだと言っていた。

それにしても、昭和である。
高度成長の時代。
1970年当時、まだまだ現在と比べると貧しかったと思う。
東京の下町は、ほとんど木造で、高いビルディングもあまりない。
車も40年前のものだから、今のようなツルンとした顔をしていない。

みんな貧しかったが、明日に希望を持っていた。
そんな時代だから、「男はつらいよ」シリーズは流行ったのだろう。

寅さんの実家は葛飾柴又の団子屋さん。
ここは今でも、土産物屋として成り立つだろう。
でも、隣のタコ社長のところの印刷屋は、今ならもう苦しいだろう。
みんな自分で印刷する時代。
印刷屋に頼むとしても、データー入稿の時代だから、設備投資をしないと無理だ。
今なら潰れているだろう。

そんな小さな印刷所でもやっていけた時代。
それが昭和だ。

IT化など、まだまだだった、1970年代。
2011年がこんな時代になるとは、想像もしていなかった。

そんなノスタルジーを感じながら、見ていた。

でも、その一方で、時代を超えて訴えるものがある。

よかったなあ。


| | 映画・舞台 | 23:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
夜汽車よジョージアへ
ついこないだやっていたアメリカのドラマで、カラオケのシーンがあった。
そこで歌っていたのは、グラディス・ナイト & ザ ピップスの「夜汽車よジョージアへ」。

この曲は1973年のヒット曲。
今は2011年だから、38年前の曲だ。

それを歌っていたのは30代、40代、50代の3人。
30代、40代はこの歌をリアルタイムで知っているとは思えない。

日本で言うと、狙いうち、他人の関係、ジョニイへの伝言、赤い風船、危険なふたり、てんとう虫のサンバ、神田川などがその頃の曲。

ぼくがこの曲を知ったのは、80年代だったと思う。
この曲の歌詞がいい。

ロスアンジェルスに行ったけれど、うまくいかず、夜汽車でジョージアに帰る恋人を歌った歌。
女性ボーカルと、男性のコーラスグループの掛け合いになっているのだが、その絶妙なコーラス。
静かに始まって、盛り上がるところで男性コーラスが「ホッホー」と歌う。
きっと夜汽車の汽笛だろう。

女性ボーカルと男性コーラスの見本みたいな歌だ。

Midnight train to Georgia.

今でもアメリカでは歌われているのだろう。
やっぱり、名曲は名曲だ。


| | 音楽 | 16:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
仕事納め
昨日が仕事納めだった。

やけに早い、と世間は思うだろう。
その通りである。

いろいろな事情があって、そんなことになっている。
事情といっても、内部的なもので、外圧があるわけではない。

前の会社では、仕事納めはだいたい28日だった。
これは平均的なところだと思う。

一応大掃除をして、納会があった。
実験室や作業する場所もみんなきれいにする。
今はどうなっているのかわからないが、喫煙者は喫煙スペースをきれいにしていた。
スワイプ、という洗剤が配給され、あの臭いをかぐと、年末だなあ、と思ったものだ。

正月を迎える準備、という感じである。

もっと前は床がパネルだったので、自分たちでワックスがけもしていた。
事務所の机や椅子を半分ずつのけて、ワックスをかける。
そんなことを昭和の時代のオフィスでしていた。

納会で思い出すのは、飲み過ぎたSさんのことだ。
ストレスが溜まっていたのか、酔っぱらって、ロッカーまで運ぶのに一苦労。
着替えも大変で、とにかく自分で立つという気がない。
靴下も2人がかりではかせ、ようやくロッカーから連れ出した。
そこに夜勤の人が通りかかり、思わず「すいません」と言ったのが忘れられない。
そんな時代だった。

気がつけば、平成の時代も23年。
まだ人生の半分以上は昭和だが、長生きすると平成が多くなる。

ぼくらは、戦争が終わって10年以上経って生まれた。
高度成長期に成長し、オイルショックを経て、バブルを境に昭和は終わった。
あらためて、いろいろあったが、いい時代だったと思う。

人は時代を選べない。
そんな中で、昭和の後半に生まれたというのは、ラッキーだと思う。


| | 考えたこと | 15:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
赤という色
赤という色は、ぼくらが子供の頃は女の子の色だった。

男の子の色というと、青か黒か。
売る方にもその常識があって、赤系と青系の色を使うものが多かったと思う。

しかし、今は赤は必ずしも女の子の色ではない。

ウチの長男が小学校の頃、戦隊物のテレビがあったが、たいがいレッドがリーダーだった。
そのせいか、長男の持ち物には赤系が多いような気がする。

こないだも赤い色のノートPCを買っていた。
赤は女の子の色と違うか?と言ったが、そんなことはない、という返事で終わり。

やっぱり、子供の頃に刷り込まれた好みは簡単には消えない。

というか、よく考えてみると、赤が女性の色というのは単なる主観的な思いであって、必然性などない。
ぼくがそう思っているだけだ。

赤はスポーツカーの色でもある。
スポーツカーは男の象徴だ。
特にイタリアのスポーツカーは、フェラーリとかアルファロメオとか、赤が多い。
そういえば、ラテン系の男性は赤が好みのような気もする。

国によって、赤が女性の色ということはないのかもしれない。

なるほど、中国やロシアなど、赤が政治を表している国は、赤に女性という意味はないだろう。

赤という色はややこしい。



| | 考えたこと | 02:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
国が破綻する
今日の朝刊に、国債の発行残高が800兆円を超えたと書いていた。

えらいものだ。
国家予算の約8年分。
これが家計だとすると、あり得ない借金。
年収100万円で800万円は借りられない。だれも貸してくれないだろう。

少子高齢化でどんどん年寄りの比率が増えていく。
年金、医療保険はどうするんだろうか。

このままいくと、日本が破綻する。
破綻するということは、どういうことだろうか。
ネットで調べてみると、いくつか記事があった。

まず、国債の利率が上がり、国は国債を償還できなくなる。
そうなると、今の国債はほとんど金利がないので、売られてしまう。
国債をたくさん持っている金融機関が破綻するかもれない。

そうなると、いろんなところで取り付け騒ぎが起きる。
すると、銀行が融資できなくなり、企業にお金が回らない。
失業者は増えても失業保険は払えないし、治安が悪化しても警察も機能しない。
日本の株が暴落し、銀行がより苦しくなり、円が暴落し、ローンは返せないし、不動産の価値も下がる。

公務員の大量解雇、税収を増やすための増税…しても払う人はいない。
デモや暴動が起きる…。

そんな状態になるのだろう。

それがいつか? が問題だ。

来月か、来年か、二年後か…。
それをくい止めることができるのか。

くい止めるとしたら、それは今の政治の延長線上にはないだろう。



| | 考えたこと | 21:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
動物医院
家の近くにペットの診察をしてくれるところがある。

土曜日の午前中に通りかかると、たくさんの人が待っている。
多くは犬や猫だ。
たまに、小鳥やハムスターもいる。

犬は小型犬、中型犬が多い。
たくさん待っている人がいると、外で待つのだが、小型犬はたいがい飼い主に抱かれている。
おとなしく順番を待っている。

血液検査をすると、1万円以上かかる。

人間並みの検査をするのだが、保険が適用されないので、びっくりするほどの料金になる。

最近はペットの手術も多いらしい。
喧嘩して目をやられ、失明しかけた犬の目を手術で何とか治した人が言っていたが、手術代が20万円以上かかったとのこと。

動物を見るのは獣医で、これは国家試験もある。

人間には看護師がいるが、動物にも動物看護師というのがいるらしい。
ただ、これは国家試験ではなく、民間の資格らしい。
イギリスやアメリカでは動物看護師が国家資格化されているようだが…。

しかし、動物看護師というのは、なんと言ったらいいのか…。
獣医がいれば十分だと思うのだが、どういう事をする仕事なのだろうか。
獣医の助手であれば、別に資格はいらないと思う。

それでも、一昔前と比べると、びっくりするようなペットの数だ。

高齢化に伴って、ペットも増えているのだろう。

ということは、これからますます動物病院は繁盛する、ということになる。

そのうち、ペットの医療保険もできるかもしれないなあ…。

下手をすると、人間より恵まれているかもしれない。


| | 考えたこと | 01:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
天皇誕生日
今日は天皇誕生日だった。

ずっと4月29日だったので、昭和生まれのぼくにとってはピンと来ない。
平成天皇の誕生日と言ってくれればわかるのだが…。

今の皇太子の誕生日が、次の天皇誕生日になる。
これが2月23日。

したがって、次の年号に変わったときには、12月23日が平成の日となり、天皇誕生日が2月23日に変わる予定だろう。

明治天皇の誕生日は11月3日であり、今の文化の日と同じだ。
今の憲法が公布された日として残っている。
公式には明治天皇とは関係ないということにはなっているが…。

大正天皇の誕生日は残っていない。
まあ、いろいろあったんだろう。

しかし、12月23日というのは大変都合のいい日に生まれたものだ。
次の日がクリスマスイブ、その次の日がクリスマス。
その前の日が休みになることで、クリスマスプレゼントを買う日ができた。
小さな子を持つ親は、買いに走る人もいるだろう。

今年を表す漢字は「苦」。(何になるかはわからない)
特に震災や津波に遭われた人たちは大変だっただろう。
今の日本のターニングポイントになる年だと思う。
これからどうなるにせよ、年金、増税、国債、教育、福祉などの問題が山積しているのはわかっていて、これからどうやっていくのか。

今日天皇と皇后がテレビに写っていた。
今年は老骨に鞭打って被災地を訪ねられ、被災者をねぎらっていた。

皇室のあり方とか、宮内省のあり方とか、いろいろと議論はあるだろうが、この年になって、世界に一つくらい有史以来の血筋を保ってきた象徴があってもいいと思う。

小林秀雄が、歴史というものは研究するものではなく、信じるものだ、と言っていたが、何となくその意味が分かるようになってきた。


| | 考えたこと | 23:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
Wikipediaへの寄付
今日もまたメールが来て、ウィキペディアに寄付をした。
2000円。

前に1回したので、今回は2回目だ。
本当にウィキペディアはよく使っている。
毎日といってもいいくらいだ。
これが無料でできている、というのがスゴイ。
その仕組みを考えた人たちが、エライと思う。
みんなの智恵を集めて、インターネットの上に百科事典を作る、という発想。
誰が書いてもいい、というところ。
そして、普通の百科事典では載らないようなポップな用語の解説などは、ウィキペディアに勝つものはない。
「弘田三枝子」と入れても最初のページに出てくるし、「ヒッグス粒子」と入れても出てくる。
「男はつらいよ」も「スターダスト」も出てくる。
こんな便利な百科事典はない。

これこそ、アメリカ人が、ネットの自由を生み出し、掲げた「世界をよりよい場所にする」という思想の表れだ。

寄付した直後、こんなメールが来た。

実に素晴らしいことです。ウィキメディア財団にご寄付いただきまして本当にありがとうございます。
私たちが請求書を支払えるのは、あなたのような人々が、5ドル、20ドル、または100ドルをくださるからです。去年、私が感銘を受けた寄付は、イングランドに住む小さな女の子からの5ポンドでした。彼女は自分の小遣いを寄付するよう、ご両親を説得したのです。その女の子やあなたをはじめとした皆様のおかげで、ウィキペディアは、浄財を下さった方にも、その余裕のない方にも、世界中の全ての人々に、自由で偏りのない情報へのアクセスを提供し続けることができます。本当にありがとうございます。私たちのお願いを無視するのは簡単でしょうが、あなたはそうしませんでした。そのことをうれしく思います。私から、そしてウィキペディアを執筆する何万ものボランティアから、私たちが世界をよりよい場所にするこ� �を助けていただいたことについて、お礼を申し上げます。お預けいただいたお金は慎重に使わせていただきます。また、私達に信頼を寄せてくださったことに、改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

なかなか感動的なメールだ。
ぼくの2000円が、少し世界をよくしたと思うと、気持ちがいい。

こういうやり方もうまいなあ。

| | 考えたこと | 23:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
楽しく働く
今日は、久しぶりに以前の会社の宴会に呼ばれて行ってきた。

主賓の方はみんなが認める「人柄の良い人」。
とにかく、憎めない人だ。
みんなの挨拶も人柄に触れたエピソードが多かった。

ぼくは、途中で辞めたからわかるが、この職場は本当にいい職場だったと思う。

会の途中で、定年した上司が「仕事は楽しくしないといけない。給料は安いけどな。でも、定年するときに楽しかったと思えれば、給料は安くてもかまへん。」と話した。
そこで、我が意を得たり、とうなずいていたら、正面の先輩から「君がうなずいとったらあかんやろ」と突っ込まれ、大笑いした。

でも、そのことは会社をやめる日が来ないとわからないのだろう。

今、現実に働いている人たちにはいろいろ悩みもあるし、上下の関係もある。
そこで本心から素直にうなずけないのだろう。

ぼくは違う。
心から「楽しく働けた」と思う。

それは今現在、別のところを経験しているからだ。

ひょっとしたら、今のところも辞める時には美化されるのかもしれない。
でも今はどう考えても、楽しく働けた、と思うのは以前の会社だ。

だから、我が意を得たりとうなずいた。

辞めるときにならないと、それがわからないというのはどういうことなんだろうか。
決算すると、そうなるという明確なことはない。
比べる対象が得られたからか…。

これは神様の意地悪なのかもしれない。

しかし「楽しく働く」という感じを得られただけ、ぼくは幸せだと思う。

ありがとうございました。



| | 考えたこと | 23:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
外国人のこと その2
以前、フランスに長期出張に行ったことがある。

その時に残念だったのは、フランス語がわかれば良かったのに、ということ。
それは当然と言えば当然なのだが、ぼくの理由は言葉がわかればいろいろと面白いことが聞けるのに、ということだった。

職場で朝出会うと握手をして、「ボンジュール」というだけの太ったオジサンがいた。
そのオジサンは握力が強く、手を離した後しばらくしびれるくらいだったので、印象に残っているのだ。

彼は人気者で、いつもニコニコしていた。
彼の回りに集まると、いつも笑いが起きていた。
似たような人は日本にもいたので、何となく彼の存在が身近に思えた。

彼の方も、ぼくのことをエトランジェとして歓待してくれているようであったが、如何せん言葉が全く通じない。
仕方がないから、朝の挨拶だけをしていた。

一度彼の回りに集まって大笑いしていた人に、何が面白いのかを聞いたところ、彼がブローニュの森に行ったら、たくさんの娼婦が並んでいて、彼が目を止めた美女が男だった、という事らしい。
彼の話はいつも面白いんだ、と聞いたフランス人は言っていた。

気のいいオジサンだった。

もう年は70を超えているだろう。

たぶん二度と会えないが、彼と話が出来なかったのは今でも残念だ。

Au revoir monsieur!


| | 考えたこと | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
外国人のこと
この季節になると、毎年ドイツからクリスマスカードが届く。

前の会社にいたときに、お世話になった人からだ。
もちろん、ドイツ人。

ドイツの会社の役員だった。
最後に会ったときには、ぼくの退職を残念がってくれた。

前の会社ではたくさんの海外の人とつながりがあった。

フランス人、イギリス人、ドイツ人、アメリカ人、オーストラリア人…。

一番英語がよく分かるのはドイツ人。
お互いに第二外国語だ。

わかりにくいのは、フランス人とイギリス人。
フランス人はHを発音しないし、勝手にフランス読みをする。
イギリス人は、なまっている英語が正しい英語だと思っている。

面白いのはイギリス人だった。
もちろん、フランス人やドイツ人は言葉がわからないということもある。
英語もそんなにわかるわけではないが、その他の言葉よりはマシだ。
一度中華料理屋で涙がでるほど笑った。
自分の奥さんをネタにして、繰り返すパターン。

ぼくの知っているアメリカ人はみんなマジメだった。

オーストラリア人は親切だ。
過去の付き合いを忘れない。

たった一人か二人の印象だから、当てにはならないと思う。

しかし、そんな付き合いを一人でも、二人でもできたのは良かった。



| | 考えたこと | 00:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
SKY FM
スカイFMというFM局がある。

もちろん、アナログの電波ではない。
インターネットの放送局だ。
Googleで「sky fm」で検索すると出てくる。

アメリカの局で、いろんなジャンルの音楽を流している。

Best of the 80’s、All Hits 70's、Dance Hits、Smooth Jazz、Country、American Songbook…。

昨日散髪に行ったら、店で流していた。
以前は西宮のFM局をかけていたのだが、地デジ化で共同アンテナがなくなり、入らなくなった。
しばらくはレコードをかけたり、いろいろとトライしていたが、最近インターネットラジオに落ち着いたらしい。

これは、インターネットラジオですか?と聞くとsky fmだという。

音質もいいし、かかっている音楽もいい。
何を聞いているんですか?と聞くと、American Songbookだった。

さっそく帰って聞いてみると、懐かしい音楽が出てくる。

誰だかわからないが、聞いたことがあるようなメロディ。

All Hits 70'sは懐かしいビートだった。

こんなFMがPCで聞けるとは…。
いよいよ国境がなくなった。

中学・高校の頃、洋楽を聞いて育った世代にはぴったりだろう。

今の40代後半までかな。



| | 考えたこと | 17:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
便所飯
今の20代の人は生まれてからずっと右肩下がりだという。

したがって、今が幸せだという若い人が70%もいる。
ずっと下がるなら、今が一番よい、ということか。

なるほど。
昔の良い時を知っている世代は、今の若い人は可哀想だと思っている。
しかし、今の若い人は恵まれているかもしれない。

大人でも熱中するようなゲームを子供の頃からできる。
ゲーム機も高いといっても2〜3万円。
携帯も親が買い与えている。
通信費は毎月取られるが、彼らはパケット使い放題であれば問題ない。
車などいらない。どうしても必要なら、中古で十分だ。
何でもわからないことは携帯で調べればOK。
コンピューターも使える。一家に一台。
掲示板やSNS、メールなどで常時友達とつながっている。
常時つながっているのが当たり前だから、一人で昼食を食べられない。
一人で食べるくらいなら、便所で食べる方がマシだという。

和を持って尊しとなす、という文化がこんな現象を生んだのかもしれない。

昨日読んだ本によると、法政大学のトイレはきれいなので、昼休みに列ができるとのこと。
列の仲間で一緒に食えばいいと思うが、そんな風に簡単にはいかないらしい。

しかし、列を作ってまでトイレで飯を食べるという文化。

日本特有の文化だろう。

一神教の国は、神と個人の関係で生きている。
突き詰めると人間は孤独だ。
だから、愛というものに至上の価値を置く。

でも、多神教の国では、神はいろいろいて、人間のようにふるまう。
人間が1対1で神に向きあうというようなことはない。
人間は孤独にはならない。

そんなわけで、トイレで飯を食べる人がいるのだろう。

何とかしないといけないとは思うが、どうしたらいいのかわからない。

食堂で一人でご飯を食べることなど、どうということもないのだが…。



| | 考えたこと | 12:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
Keep digging
digというのは、掘るという意味。

ドラマを見ていると出てきた。
それが転じて探るという意味にもなる。

日本語でも「その質問を深堀りする」というような言葉がある。
それと同じような意味だろう。

日本語でも英語でも掘るという言葉と、探るという言葉が同じように使われるというのは興味深い。

電話でKeep diggingといえば、継続調査を…ということになる。

この単語は高校時代に覚えた。
PPMのI dig Rock and Roll music。邦題は「ロック天国」。
変な題名だが、感じは出ている。

難しい曲だと思う。

出だしの、I digというところがいい。

こういうふうに使う、というのをこの曲で教わった。

ティーンエージャーの頃。

年取ったなあ。


| | 考えたこと | 11:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
マクドナルドの失敗
マクドナルドは過去にいろいろなメニューを作り、中には失敗したものもある。

今日アメリカのドラマを見ていたら、マクドナルドDLTというのが出てきた。
片方が熱く、片方が冷たいバーガーだという。
調べてみると、Youtubeに動画があった。
Mc.DLTという名前だ。

DLTとはダブル・レタス・トマトの略。
片面ずつ入れられる、2個セットになった発泡スチロールの容器に、片方は肉が乗っており、もう片方にはレタスとトマトが乗っている、というもの。

レタスとトマトの面は、なるほど冷たそうだ。
しゃきっとした歯ごたえを重視すると、どうしてもレタスとトマトはフレッシュさを保たないといけないので、冷たくなる。

この手の商品の第一号がDLTだった、ということらしい。
実際、何がそんなに不人気だったのかはわからないが、ドラマに出てきたセリフでは、悪い例として言っていたと思う。

Youtubeのコメントは好意的なものだったが…。

BLTサンドイッチは好きだが、この熱いバーガーと冷たい野菜の組み合わせというのはもうひとつなのか。

外食産業はどんどん新しいメニューを作らないと、定番メニューだけなら飽きられる。
シーズンごとにいろんなモノを出す。

月見バーガーやグラコロ、ソルト&チキン、ホットドックチリ、ツナマフィン、韓国風KBQバーガーなどなど。

考える人も大変だろうが、たいがいのものはパンに挟んで食べてもおいしい。

そのうち、寿司バーガーやカレーバーガーなども出てくるかもしれない。

寿司バーガーは、生の魚はちょっと無理なので、加工したエビがいいかもしれない。

カレーバーガーは調べてみるとすでにあったらしい。

残念。



| | 考えたこと | 22:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
ひょんな事
この言葉は便利な言葉だ。

ひょんな事、というのは、はてなキーワードによると「偶然(の出来事)以上、運命(的な出来事)未満」という定義になっている。

偶然というには出来すぎていて、運命というにはちょっと口はばったい、ということだろう。

すでに起こってしまったことに対して使う。
今起こったことに対して「これはこれは、ひょんな事で…」というようには使わない。

人生の転機というようなものがある。
回想して分かることだ。
そんなに確信的にやったわけでもなく、さりとて全く流されてやったわけでもない。
意外とそんな出来事が転機だったりする。

日経の一番最後の面に、私の履歴書という記事がある。
経済界で名をなした人の自叙伝だ。
それを見ていると、確信をもって何かを決断してその道に入ったという人は少ない。
まさにひょんな事がきっかけだったりする。

こないだセミナーに行って、中小企業の社長の話を聞いた。
その方は、奥さんの親父さんが亡くなり、しかたなく家業である運送業を継いだ。
苦労の連続だったが、ちょうど時期的に運送業の付加価値を上げる時期だったので、冷凍輸送と冷凍倉庫をやって持ち直した、という話だった。

しかたなく家業を継いだ、というのは「ひょんな事」ではなかったか。

ぼくにも、「ひょんな事」はいくつかある。

誰にも、いくつかはあるだろう。

そのひょんな事が人生を決めているかもしれない。

| | 考えたこと | 23:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
植物の力
タミフルといえばインフルエンザの薬。

その薬の元になったのが、トウシキミという植物。
その植物が持っているシキミ酸というものが、インフルエンザウィルスに効くらしい。

キナという植物からキニーネという解熱剤が、ケシから鎮痛剤のモルヒネがとれる。

もちろん、合成されて作られる薬もあるが、その中には植物からは微量しか取れないので、その成分を合成する、というものもある。

植物は地球上に現れてから34億年という。
地球の年齢より10億年くらい短いだけだ。
すでに27億年前には、光合成をするものが現れたということらしい。
それだけ人間よりも先輩なのだ。
インフルエンザウィルスをやっつける成分も持っているだろう。

それだけではない。

いまだに、植物の光合成は謎だ。
だいたいの仕組みはわかっているのだが、植物ほど上手にできない。

人工光合成の研究はどれくらい進んでいるのだろう。

もっと植物について、研究すべきだと思う。

これはマチガイなのだろうか…。


| | 考えたこと | 23:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
休日出勤 その4
休日出勤という題名で書くのは4回目。

去年の1月23日と、一昨年の5月1日、2008年の9月6日。
こんなに書いているとは思わなかった。

休日1日を出勤するのはいいのだが、2日続けて出勤するのはきつい。
それも、たまっている仕事をするのではなく、土日に行事があってでないといけないという場合。
先週の土日の出勤はこのケースだった。

おかげで月曜日はシンドイ。

朝起きると身体がだるい。
こんな生活を続けていては、病気になると思う。

しかし、今週も頑張らないといけない。

もうアホらしくなってきた。

何とかしないとイケナイ。


| | 考えたこと | 00:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
インターネット
山本夏彦という人はすごくスルドイ人だと思う。

エッセイの名人と言われている人だ。
その人がITの進歩を評して言っていた。
ワープロはそんなに社会を変えるものではないが、インターネットというものはそうではない。
深く社会を変えていくものだ…、たしかそんなことを書いていたと思う。

その後だいぶしてから、山本夏彦は亡くなっているし、その言葉を見たのはインターネットがこんなになる前だった。

すごい予言である。

まさに、インターネットは社会を変えていく。

昨日も書いたが、情報があふれかえる時代になった。
それだけではない。
インターネットができて可能になったものがたくさんある。

アマゾンや楽天のような、通信販売の新しいカタチ。
今までなら売れないから消えていったものが、ネットではロングテールという表現で売れ筋になった。

誰でもがオークションに参加し、売ったり買ったりできる。
それを目当てに、自分が欲しくなくても買い、すぐにネットで売るという手口もある。

切符の予約や旅行の予約もできる。
宣伝というものがインターネットにシフトしてきた。
ネット上の広告は安価だが、利益は大きい。

ジャスミン革命もあった。
まさに世界を変えてしまった。

ものの売り買いにしても、どこが一番安いかという情報を買い手が得られるようになった。

まさか、こんなふうになるとは思っていなかった、という変化だろう。

これからの時代、インターネットを抜きには語れない。

そんなことも起こっている。




| | 考えたこと | 00:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
トイレットペーパー
カウス・ボタンの漫才を聞いていたら、トイレットペーパーの作り方についての話があった。

トイレットペーパーの作り方、確かに難しい。
漫才では長い紙を細長く切って、それを芯に巻くということだった。

さすがにそれはマチガイ。
古紙を集めて、パルプに戻し、余計な物を取り除き、そして紙にして巻き取る。大きなロールにして、そこからトイレットペーパー10個分くらいの横にながい芯に巻き取る。
それを切断して、トイレットペーパーを作るという具合。

普段使っているものはいろいろあるが、それをどうやって作るのか、と言われると難しい。

その中でも気になるものは、インターネットで調べることができる。

便利な時代になったものだ。
インターネットが昔の百科事典になった。
百科事典は場所をとったが、ネットはパソコンと回線があれば使える。

だから、ちょっと調べる気になればわかってしまう。

しかし、人間が一生の間に考えられることは決まっていると思う。

一方で、こういう時代になったから、いろんなことが気になったら、調べることができてしまう。

便利になるのがいいとは限らない、というのはこういうことか。

情報が世の中にあふれかえっている。

今の時代、どれを捨てるか、というのが問題だ。
こんな時代は、今までなかった。

対処法がわからない。




| | 考えたこと | 23:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
文字が立つ
今まで読んだ本で、2回も3回も読んだ本というとそれほどない。

しかし、本当に本を読むということは、何度も熟読するということだろう。
だから、読みたい本の中から、本当に自分が気に入った本を選ぶという作業が必要なのだ。

数少ない何度も繰り返し読んだ本というと…、岸田秀の「ものぐさ精神分析」「続 ものぐさ精神分析」「二番煎じ ものぐさ精神分析」の3冊は、目からウロコの落ちた本だったから、2回は読んだ。

次に山本七平の「一下級将校の見た帝国陸軍」「私の中の日本軍」などの日本陸軍のシリーズ。
これも電車の中で何度も読んだ。

フロイトの「精神分析学入門」も2回読んだと思う。

渡部昇一の、「レトリックの時代」「正義の時代」「英語教育大論争」「発想法」などは思い出深い。

そして、外山滋比古の「思考の整理学」「知的創造のヒント」なども読み返した。

内田樹、池田晶子、立花隆あたりも、2回読んだ本がある。

小説を2回読んだというのは、あったかな…。
ないような気がする。
ホントはいい小説こそ熟読しないといけないのだが…。

昨日、あるセミナーがあって、聞いてきたのだが、その人は本をあまり読まなかったらしい。
しかし、30歳を過ぎて読むようになった。
そんなに多読はしない。
その代わり、気に入った本は文字が立つまで読むとのこと。
ページの上の文字が立つまで読むということだ。

主に中国の古典の現代語訳が多いとのこと。

この「文字が立つまで読む」という表現、なかなか面白い。

何となく、ページをじーっと見ていたら、文字が立ちそうな気がする。

それくらい集中して熟読すると、文字が立つのかもしれない。

残念ながら、ぼくはその経験をしていない。

いつかは文字が立つような読書をしてみたいと思う。



| | 考えたこと | 01:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
源氏物語
源氏物語は高校の古文の時間に出てきたのが、最初だったか…。

主語を略したり、今では意味がわからない古文単語が出てきたりして、とにかくわけが分からなかった。

難しい文章だ、という意識があって、円地文子の現代語訳が家にあったが、手が出なかった。

しかし、田辺聖子の現代語訳が出て、読んでみようかなと思った。
この訳はストーリーにあわせて、構成を変更して、田辺聖子風の小説になっているらしい。
らしい、というのは原文がどうなっているか、わからないからだ。
読みやすいのは事実で、あっという間に上中下の3冊を読んだ。

こんなに面白い小説だったのか、というのが感想。

今から1000年くらい前に、こんな小説を書いた紫式部はスゴイと思う。
そして、1000年経っても、人間は同じだということだろう。

源氏物語は、日本の生んだ最高の小説と世界で評価されている。

Wikipediaによると、「おおむね100万文字・22万文節400字詰め原稿用紙で約2400枚に及ぶおよそ500名余りの人物が登場し70年余りの出来事が描かれた長編で、800首弱のを含む典型的な王朝物語である。物語としての虚構の秀逸、心理描写の巧みさ、筋立ての巧緻、あるいはその文章の美と美意識の鋭さなどから、しばしば「古典の中の古典と称賛され、日本文学史上最高の傑作とされる。」と書かれている。

500人の登場人物が出てくる小説というのも、70年の出来事が描かれているというのも、ぼくは源氏物語以外は知らない。

谷崎潤一郎訳も読んでみたいと思っているのだが、そんな暇はない。

しかし、日本人に生まれたからには、日本最高の小説を別の訳で読みたい。

いつか、と言っていると、なかなか読めないだろうなあ。


| | 考えたこと | 22:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
Slow Down
中古で山本潤子のCDを見つけて買った。

1995年のSlow Downというアルバム。
ハイファイセットで1975年から1992年まで活躍したリードボーカルがこの人。

ハイファイセットは正式には1994年に解散した。
その翌年に出したソロになって2枚目のCDだ。

まあ、長いこと続いたハイファイセットも解散したし、のんびりやろう、というようなタイトル。
最後の曲はユーミンの卒業写真。
この曲でデビューした。

最初は「いつでも夢に花束を」という曲。
この曲は山本潤子が作曲している。
ドラマの主題歌になったらしい。

この人は声がいい。歌もうまい。コーラスも抜群だ。

オフコースの「眠れぬ夜」もカバーしている。
小田和正とは仲がいい。
小田のツアーにコーラスで参加していたこともある。

Wikipediaによると、意外にも愛煙家らしい。
へー。
確かにブログを読むと、これ(煙草)だけは(やめられない)…、という記事があった。

山本潤子はとかく「翼をください」が取りざたされるが、もっといい曲がたくさんある。

どうしてもぼくらの世代は「翼をください」は赤い鳥だ。
山本もメンバーだったが、やっぱり赤い鳥の曲になる。

山本潤子といえば、ハイファイセットであり、ハイファイセットといえば…たくさんの曲がある。

ここはそれぞれの好みで…。

ぼくは、「遠くからみちびいて」かな。



| | 音楽 | 02:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
新幹線
新幹線に乗るとすると、こだまか、ひかりか、のぞみか、どれに乗るだろう。

時間があれば、こだまに乗る。
時間がなければ、のぞみに乗る。

もともと、乗り物に乗るのが好きだ。
乗っている時間が楽しい。
最近は乗ったら寝てしまうのだが…。

出張などで往きは時間がないから、のぞみに乗る。
たいがい帰りも遅くなるからのぞみに乗るが、面白そうな本を持っていて、早く仕事がすめば、こだまに乗りたい。

なかなかそうする機会はなくなったが、以前はそういうこともできた。

出張の往復というのは、結果とプロセスでいうと、プロセスである。
つまり目的地に行く過程ということだ。
プロセスを経て、結果が出る。

仕事になると結果を出さなければいけない。

そういうものだ。



| | 考えたこと | 08:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
3億円の衝突
中国縦貫道で事故があった。

12月4日のこと。
ただの事故ではない。
総額3億円ほどの車が大破した。

総額3億円といっても、14台の車である。
フェラーリ8台、ランボルギーニ1台、メルセデス3台などが次々に多重衝突したらしい。

報道によると、制限速度80キロのところで、160キロくらいのスピードで走っていたフェラーリがスピンして、次々と車がぶつかって大破したとのこと。

さすがに高い車だけあって、乗っていた人たちは軽いけがですんだらしい。

このニュースをなんで知ったかというと、BBCのニュースサイトに出ていたからだ。
今日、”Supercars in costly Japan pile-up”という記事が写真入りで出ていた。

ここ数日日本の記事がなかったと思ったら、この衝突が記事になった。

確かに、めずらしい。
総額3億円もめずらしいし、日本でフェラーリが8台も走っているのもめずらしい。

しかし、えらいものだ。

一瞬で総額3億円がパー。
以前の日本らしいニュース。

もうこんな記事しか載らないのか…。

保険はどうなっているのかが気にかかる。



| | 考えたこと | 00:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
ネット世代
長いこと使ってきたプリンタが壊れた。

廃インクがたまって、サービスセンターに持っていけという指示が出て、プリントできなくなった。
店に持って行ったら、昨日もう部品がないからダメと言われ、返ってきた。
インクジェットプリンタは毎年新しいモデルが出て、インクも変わるし、5年以上使うとなると難しい商品になったか…。

ちょっと前にインクを買いだめしたところなので、困ったなあとぼやいていると、次男が「ネットで調べてみたらどうや」という。

なるほど、と早速ネットで調べてみると、出てきた。
全く同じ機種の情報はなかったが、似たような機種でこういう場合にはどうするか、という情報がネット上にあった。

リセットスイッチを押しながら、電源ボタンを押し、リセットボタンを何回か押すことで、プリンタ自体の情報がリセットされ、いろんなモードになるという。
メンテナンスをする上での隠しスイッチのようなものだ。
メーカーではわかっているのだが、ネット上である程度のことはわかる。

その情報のおかげで、とりあえず動くようにはなった。
えらいものである。

次男に、よくそんなことを思いついたなあ、というと、ネット世代や、という。

とりあえず何かわからないことがあれば、まずネットで調べる。
もう少しのめり込んでいると、ネットで質問する。
もっとすごいのは、質問が書き込まれるのをじっと待っていて、答えを書く人がいる。

そんなふうにして、インターネットを使う世代。

インターネットという先生をどう使うか…。
それが肝心だ。

しかし、エライ時代が来たものだ。

これからの時代、ぼくらとは違った考え方をする、そんな人たちが増えてくる。

いい時代になったといえば、なったのだが…。



| | 考えたこと | 00:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
CODIS
アメリカの科学捜査には、もう一つ重要なデーターベースがあった。

DNAの配列のデーターベース。
それをCODIS(COmbined Dna Index System)という。
こには重犯者、逮捕者などのDNAデーターが登録されているらしい。

科学捜査では、容疑者のDNA鑑定をしてCODISで一致を調べる。

CODISはDNAの中に現れる塩基の繰り返しのパターンを調べる。
どんな配列が繰り返し現れるか、それを調べるらしい。

それをデーターベース化したものがCODISシステム。

DNAは生物の身体を作る情報がすべて入っている。
だから、一卵性双生児でなければ、全く同じ人間はいないのと同じように、DNAも必ず異なる。
しかし、すべてを照合するのは時間とコストがかかる。
そこで塩基(シトシン、グアニン、アデニン、チミン)の並びのパターンを調べるということらしい。

このパターンには特徴が現れ、それで個体を特定することができる。

プライバシーの問題をどうするか、という問題はあるが、このデーターベースのおかげで犯人の特定ができるということもある。

きっと重犯率のデーターもあるのだろう。

こないだ書いたが、アメリカ人はデーターベースが好きだ。
データーを貯めることには、努力を厭わない。

グーグルが世界中の本をデーターベース化しようとしていることも、アメリカ人ならではの発想だろう。

でも、コンピューターが進んで、大量のデーターでも短時間に処理できるようになってきたから、本当にデーターベースの意味が出てきた。

日本人はそのあたりが弱い。
なぜデーターを貯めるのか、それをどう利用するのか等の事を明確にしないとデーターベースを作らない。

そんなことは後で考えればよい。
多分役に立つという程度でもデーターベースを作ればいいのだ、というのがアメリカ人の考え方のように思える。

データーはたくさん集めてみると、何かがわかることもある。

データーベースの力はそういうものだ。



| | 考えたこと | 09:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
議論をするということ
今日はいいことを聞いた。

議論をするということは、どういうことか?
聞かれて「うーん、それは…」と詰まった。
答えは「自分の前提をうたがうこと」だと言う。

なるほど。
議論をするのは、自分の考えの暗黙の前提になっていることが正しいかどうかを確かめる、という効果もあるのか。

実際、議論が噛み合わない場合は、前提が違っているというケースが多いかもしれない。

前提というのは、自分が当たり前だと思って、疑問に思っていない。
それを疑うことが議論の効能。

逆に言うと、自分の前提を全く疑わない人と議論をしても、得るものは少ない。

こういう時が、議論が噛み合わない時になるのだろう。

原発反対派と原発容認派の議論など、この最たるものだ。
どちらも前提が違う。
反対派は原発は危険だというデーターだけを信じているし、容認派は原発は危険だがマネージメント次第だと思っている。
また、反対派は自然エネルギーでまかなえると思っているし、容認派はまかなえないか、あるいはコストが高すぎると思っている。
どこかに真実があるはずだが、お互いそれを探そうとはしない。
自分の前提が絶対に正しいと思っている。

これこそ不毛な議論というべきだろう。

どうして譲り合おうとしないのか。
真実は何かということをお互いに探そうとしないのか。

これは、どちらも本当に問題を解決しようとは思っていないからだろう。

たしかに、議論するということは、自分の前提を疑うことだ。


| | 考えたこと | 03:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
今日から12月
ついに12月が来た。
たぶん来るはず、と思っていたが、2011年もやっぱり来た。

12月は何かと忙しい。
忘年会もあるし、クリスマスもあるし、年賀状を出さないといけないし、大掃除をしないといけないし。
おまけに、今年は年末を期限としてやらないといけないことがあり、その具合によっては、休みがなくなるかもしれない。

今年は本当にしんどい。
もう年である。
メタボリックだし、声はかすれるし、目はどんどん悪くなるし、腰痛はでるし、手と肘は痛いし…。
来年は55歳になる。
もう昔のように無茶はできない。

小さかった次男ももう高校を出る。
子育ては済んでしまえばあっという間だ。

幼稚園に行くまでが長かった。
これが一番シンドイ時期。
そして小学校6年間。
だいぶ手が離れる。
そして中学の3年間と高校の3年間。
子供から青年の時期。
高校を出たら、もう半分は大人だ。

来年は55歳。

節目の年だ。
| | 考えたこと | 02:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
鍋料理
冬は鍋の季節。

昔は鍋といえば水だきだった。
昆布の出汁で、鶏肉がメイン。
大根おろしとポン酢で食べる。

それから少しして、うどんすきが出てきた。
太いうどんと出汁が特徴。
ずっと昔、父が大阪に家族みんなを連れて行って、食べたのが美々卯のうどんすき。
これはうまい、と言っていた。
今は太いうどんも売っているし、出汁も適当なものがある。

カニが手に入ると、カニちりだ。
これは食べるのが忙しく、無言になる。
カニは雑炊が一番おいしい(と思う)。
カニ本体よりも、その出汁で作る雑炊が一番のごちそうだ。

最近多いのがラーメン鍋。
うどんすきのうどんをラーメンに変えたもの。
出汁は中華風になる。
煮込みラーメンというあまり煮すぎても伸びない麺も売っている。

キムチ鍋というのも時々する。
ラーメン鍋にキムチを入れると出来上がり。
終わりがけにキムチを入れるというのもありだ。

珍しいのがトマト鍋。
これはスーパーにトマト鍋の素を売っていたので買った。
パスタを入れて仕上げにする。
これもなかなかおいしいと思ったが、家族には不評だった。

他にもちゃんこ鍋の素とか、カレー鍋とかチーズ鍋とかいろいろ売っている。

鍋は煮野菜がたくさん食べられる、日本の健康食だ。

これからの季節、鍋がおいしい。

来年、暖かくなるまで鍋のシーズンだ。


| | 考えたこと | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) |