考えたこと2

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10分間に耐えられない
今の若い人たちのSNSの主力はインスタグラムやTikTokだ。
いずれも、動画の時間が短い。
30秒から1分の動画だ。

ぼくはインスタグラムでいろんなギター講師をフォローしているが、だいたい1回のレッスンは10分から30分弱だ。
それよりも長いと敬遠されるらしい。
Youtubeの評価にコンテンツをどれくらい見てくれたかというのもあるらしいから、あまり長いコンテンツは当然不利になる。

そういうこともあって、Youtubeの動画は映画やドラマでない限り、10分程度になっている。
Webクリエイターと称する人たちも、Youtube動画の目安は10分と言っている。

でも、最近の若い人たちはその10分に耐えられないという。
そのため、インスタグラムやTikTokのショート動画が流行っている。

以前大学で勤めている時に、90分の授業は耐えられないので、60分や45分で休憩を入れる、という話を聞いた。
それは確かで、就職ガイダンスでもだいたい内容を分けてオムニバス形式でやっていた。
90分延々と聞くのは無理だ。

でも、今はそれが10分になっているのかもしれない。
確かにインスタグラムの1分程度の動画を次々送ってみていると、時間が経つのを忘れる。
それが面白いというより、機械的に送ってしまうのだ。
つまらなかったら飛ばして、次々に新しいものが見られる。
そういう感覚を楽しむという感じ。

なんとなく中毒性がありそうな気がする。
その中毒になってしまったら、長い動画を見ていても面白くなかったら飛ばす癖がつくのだろう。
いくらでも動画はあるのだ。

そんな状況など今まではなかった。
無尽蔵に動画があるのは、無尽蔵に動画をアップする人がいるからだ。
それはスマホで動画が取れて、誰でもアップできるネットワーク環境が整ったからだろう。

ショート動画中毒になったら、それこそYoutubeの10分にも耐えられない。
即時性を求めてしまう。

そういう状態に慣れてしまうと、どうなるんだろうか。

これからそれが分かるのかもしれない。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
火星の音
火星には大気がある。
ただし、だいぶ薄い。
地球の1/100以下の大気圧。
そんな状態でも、音が伝わるのかはわからなかったらしい。

しかし、NASAの火星探査機のパーサヴィアランスが火星の音をマイクで拾って送ってきた。
Youtubeで「火星の音」で検索すると、いろいろ出てくる。
どれも探査機が拾った音だ。

まあ、普通の風の音のように聞こえる。
火星の音と言われなければ、地球で拾った音と変わらないように思える。

前にも書いたhttp://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/?eid=234996が、火星の景色を見れたし、今回火星の音も聞けた。
地球よりも遠いところを周回している惑星の実際の音だ。

子供の頃は火星人がいるのではないかとも言われていた。
どういうわけか、タコみたいな生き物だったが…。
もうそれから60年ほど経つ。
この60年で人類はすごい進歩を遂げた。
別の惑星に探査機を送り込んで、画像や音を撮ったのだから。

計算によると、火星では音のスピードが地球より遅くなり、高音と低音で速さが違うらしい。
なんでも、パーサヴィアランスがレーザーを発射して、岩石を粉砕するという作業をしているのだが、その発射時の「カチッ」という音が放射されてからマイクに届く時間を測って、音速を計算したとのこと。
そうすると、火星の音速は毎秒240メートル(地球上では340メートル)。
また、240Hz以下の低音は秒速230メートル。
火星の大気である二酸化炭素分子の性質でそうなるらしい。

となると、火星で音楽をやると、だいぶ地球と聞こえ方が違うことになる。
特にリズム隊のベースやバスドラは遅れて聞こえる。
それがどの程度人間の耳で聞き取れるかはわからないが…。

音楽というものも、地球で人間の耳で聞くことに最適化されているのだ。
そういうことは火星のことを調べないとわからない。

海外に行くことのメリットは、今いるところが全てではないということを知れることだというが、同じようなことが違う惑星に行っても言えるのだろう。
すぐおとなりの惑星でも、だいぶ違う。

なんだか興味深い。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
教育実習廃止
教員免許更新制度に次いで、教育実習も廃止が検討されている。
去年はコロナの影響で教育実習をなしにしたところもあったらしい。
その延長というわけでもないのだろうが、受け入れ側の大変さもあるのかもしれない。
でも、廃止の動機は教員になりたい人が足りないからだろう。

教職課程の中から教育実習がなくなれば、たしかに教員採用試験の受験者は増えるだろう。
実習の代わりに学校体験活動?などをカウントする案が出ている。
教育実習に行って、教員になりたいという気持ちをアップさせた人もいただろうが、一方で就活の真ん中に教育実習があるということで、教職課程を諦めた人もいたと思う。

教職課程を見直すのはいいことだ。
特に初等教育は科目が増加しているのに、課程が変わらないという、わけの分からない状態だったから、当然といえば当然。
英語、プログラミングなど、新しいことを教えないといけないのだから、それらを知らないといけない。
たとえ、その教育は専任教員がやったとしてもだ。
なぜ教えるのかといえば、それらを社会が必要としているからだろう。
それを先生が全くわからないとは言えない。

今日のクローズアップ現代+で、教員の過酷な労働が問題になっていた。
深刻な教育現場の荒廃だ。
教員が相次いで辞職し、家で自習を余儀なくさせられた中学生が映っていた。
残業の過少申告が問題にされていたが、それが主原因ではないだろう。
今までやってきたことを同じようにやろうとしているだけだからだ。

校長や教頭の管理職が、教員を全く管理できていないことが原因だと思う。
そして、それを放置している教育委員会。
学校現場は教員が増えて、生徒数は減っている。
仕事は楽になっているはずなのだ。

中教審は「新たな教師の学びの姿」を実現するために、教員養成段階での課題を整理しているらしい。
遅すぎるのではないか。
教える内容を変えるのなら、先に手を付けるのは教える人を育てるということのはず。
それをほったらかしにしておいて、今ごろ課題整理も何もないものだと思う。

過剰労働の原因となっているクラブ活動などを、地域のコミュニティに任せるなど、やることはあったはず。
教育に関わる人たちは、なんでも自分たちでやろうと思っている。
ギルドと言ってもいい。

教員のなり手が減っているのなら、教員養成課程をおさめていなくても、社会人経験があれば雇えばいいのだ。
簡単なテストをして雇えばいい。
教員の世界が閉じているのが、隠れた最も大きな問題だと思う。

教育委員の公選制も復活させて、もっと学校をまともにしないと、国が滅びるぞ。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
ギタリストのやる気
こないだのレッスンの時に先生から聞いた話。

テレビに出るようなギタリストは、たいがい足許にたくさんのエフェクターを置いている。
あれはやっぱりこだわりがあるのかと思っていた。
先生に聞くと、今は持ち運びの便利さも考えて、マルチエフェクターを使っているとのこと。

マルチエフェクターとは、単機能のものを繋げて使うのではなく、いくつもの機能を持っているエフェクター。
一つで何通りにも使うことができる。
単機能のエフェクター3つか4つ分の容積で済む。
電源も100V一つでOK。
とにかく手軽なのだ。

ぼくら素人は当然マルチを使うのだが、やっぱりプロは違うなあと思って見ていた。
でも、そうでもないらしい。
先生も年を取って、マルチを使うようになったのだが、若い頃に一度マルチの小さいのを持って行ったら、「やる気あんのか」などと言われたとのこと。
音がちゃんと出たらいいだけなのに、やっぱりいろんなことを言う人がいるらしい。

今はどんどん集積化が進み、単機能のエフェクター1個分の大きさのマルチも出ている。
先生によると、そういうのでも使える音が出るらしい。
それでも、プロはなかなか使えない。
「やる気」の問題があるからだ。

プロの世界もいろいろあるものだと感心した。

これみよがしに、足許にいっぱいエフェクターを並べている方が、やる気があると見られたりするのだ。
すごい人は、60センチ四方くらいの大きさのボードにいくつもエフェクターを並べ、いろんなところが光っている。
よく踏み間違えないものだと思う。

1万円ちょっとで172種類のエフェクトが入ったものもあれば、単機能で数万円するものもある。
たしかに足許にかけたお金で「やる気」を表しているとも言える。

変なところで評価されるものだと思ってしまう。

いろいろ苦労があるものだ…。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
ロシアの真空管
ギターアンプは未だに真空管のものが使われる。
それが今は世界的なパニックになっているということだ。

なぜかというと、ギターアンプの真空管はロシア製が多いらしい。
ウォール・ストリート・ジャーナルが書いていた。
それらをロシアが禁輸リストに載せたということだ。
それで、関係者が買いだめに走っているらしい。

もちろん、トラ期待の新卒教員が新年度一週間で来なくなった話
ンジスタのアンプもあるが、真空管には真空管でしか出せない味があるという。
ぼくは実際にそんなアンプを見たことはないが、プロのギタリストたちは使ったりしている。
一般的に、音に温かみがあると言われている。

昔の電化製品にはたくさんの真空管が使われていた。
小学校の低学年くらいの頃だ。
白黒テレビの中をのぞくと、ぼんやり光っているものがたくさんあった。
それが真空管だった。

その後、トランジスタができて、真空管は駆逐された。
どうしても真空管でなければダメ、というところ以外はなくなったのだ。
その1つがギターアンプだった。

真空管が必要な業者は、走り回っていろんなところからかき集めているらしい。
古い真空管にも高値がついたり、ネットで新古品が販売されたりしている。

今までギターアンプの真空管を作っていなかったアメリカのメーカーも、工場を整備しているとのこと。
まだまだ状況は不確定だから、真空管パニックは続くということだ。

世の中、何が起こるかわからない。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
エシカルは偽善
今朝の日経に「エシカル消費」のシンポジウムの宣伝が出ていた。

日経が全面広告を自ら出している。
全面広告だから売ればかなりの額になるはずだが(それもカラー)、自社の宣伝をしないと埋まらないということは、新聞社もかなり厳しいのだろう。
講演者は消費者庁長官、JA全中会長、セブン&アイホールディングス役員、日本エシカル推進協議会副会長といった面々。
おなじみのSDGsカラーの宣伝もしていて「わたしたちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています」と書いてある。

エシカルというのは、倫理的という意味。
倫理的な消費というのはどういうことなのだろうか。

「倫理」というのは人間独自のものだと思う。
対義語を調べると、明確になっていないようだ。
「物理」とか「道理」とか書いてある。
結局「倫理」の対義語は「反倫理」とかになって、同義反復に近くなるのだ。

当然、人でなくなれば、倫理も適用されない。
もしも人間が動物と同じように本能のままに生きれば、エシカルという言葉も意味がない。
ヒトという動物になって、自力で食物連鎖の中で生き、文明を捨てれば究極のエシカルだと思う。

これは極論だが、エシカルという言葉にはそういう不可能性があると思う。

動物のヒトから文明を築いた人間になって、胸を張って「エシカル」などといい格好をするのは恥ずかしい行為だ。
所詮他の動物を殺し、石炭や石油を燃やしまくって生きてきたのだ。
その積み上げの上にいながら、何が「エシカル」だ。
エシカルというのなら、自分の生活をよく考えてみればいい。
この人たちは真剣に生産活動に参加したことがないのだ。

ましてや、「消費」という文明が生み出した結果の最たるものと組み合わせるのは、どういう神経をしているのかと思う。

ぼくは今の時代に「エシカル」などという言葉を胸を張って言う人たちは偽善者だと思う。
今の人間は、生きているだけで罪深いのだ。

それを潔く認めることから始めないといけないと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
法治国家?
独立行政法人地域医療機能推進機構法、医師法、新型インフル特措法、感染症法を見ても、医療従事者は「正当な理由がない限り」行政からの求めに応じなければならない、と書いてある。

人口あたりの病床数が随一の日本で、医療が逼迫するという。

その状態でまる2年経っても、「病床が逼迫」するという理由で飲食店は何度も営業権を制限された。
首相や知事が「法に基づいて」その権限を行使した。

飲食店の経営者は営業する権利を持っていて、「正当な理由がない限り」それは憲法で保証されている。
しかし、今回のコロナは正当な理由として扱われ、営業時間や人数を何度も制限されたのだ。
経営が厳しくなるとか、雇用が守れないという理由は正当な理由とはみなされなかったという事だ。

一方で、病院の病床が逼迫しているのを緩和するための方策はほとんど取られなかった。
きっと医療従事者たちが「正当な理由」を述べたのだろう。
そこにどんな「正当な理由」があったのか、ほとんど報道されないが…。

飲食店の権利は、いとも簡単にコロナ感染症という事態に対して制限された。
医療従事者の権利は、まる2年間の時間があっても、保護された。
バカの一つ覚えの「人流抑制」という理由だ。

この状態で、憲法のいう「法の元の平等」が行使されているのだろうか。
どう考えてもこの国はポンコツだ。

おまけに今日の新聞にあったが、コロナ予備費の12兆円の9割の使徒が追えないという。
要はどこにどう使ったかわからないということだ。

結局は行政がバカみたいにコロナコロナと金をバラまいたのだ。
GDPの数%の金が、何の法的根拠もなく、国会の審議も経ずに使われた。

本当にこの国は法治国家なのだろうか。

ちゃんとこの問題を検証してほしい。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
マイナ保険証
「もがくデジタル庁」というシリーズの記事が日経に出ている。

その中でマイナンバーカードが健康保険証になる「マイナ保険証」という記事があった。
ぼくが行っている歯医者にもその端末があるので、そういうものの存在は知っていた。
でも、記事によると驚くべきことが書いてあった。

マイナ保険証を使うと、初診料や再診料が高くなるのだ。
3月下旬に「#マイナ保険証」というハッシュタグが拡散して、一般に知られるようになったらしい。
逆に、厚労省の「マイナ保険証」の特設サイトにはほとんど書かれていないという。
一体どうなっているのか。

デジタル庁はそれを問題だと指摘したが、厚労省はマイナ保険証の普及のためには病院の設備投資を後押しする必要があるということで、病院が受け取る診療報酬の引き上げを優先した。
菅前首相は、デジタル庁に司令塔として縦割り行政を打破するべく、権限を持たせたかったようだが、岸田はそれを引き継がなかったのだろう。

コロナの対応で厚労省は国民の敵だとわかったが、ここでも国民の敵になった。
デジタル庁に出向している民間企業も手を引き始めたという。
結局菅前首相がいなくなって、後ろ盾を失ったのだろう。

どんな既得権益があるのかわからないが、コロナで焼け太りの医師会はまだ儲けるつもりなのだろうか。

公的部門のIT推進は、規制緩和のためにも必要だ。
一昨日のイギリスから見た日本の記事に書いてある通り。

このままでは日本のデジタル化は全く進まない。

何とかならないのだろうか…。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
満員電車
久しぶりに満員電車に乗った。
大学もリアルで授業を始め、新入生も入って3年ぶりに賑わい。
3年間も人がいない学校に慣れてしまったが、これが本来の学校だ。

入学式の日にも、3年ぶりにキャンパスに人があふれた。
こんな風にだんだんと人が増えてくる。
実質的にはもうコロナは怖くないという感じ。

ずっと前に、日本はロンドンみたいになると言っていた医療関係者がいたが、今のイギリスの状況を聞いてみたいものだ。
そういえば、パリみたいになるとか、ニューヨークみたいになるとか、言っていた人もいた。
ああいう人たちを出演させたマスコミには、なんの責任もないのだろうか。
また、あの人達は結果的に大嘘をついたのだが、それに対する謝罪はないのだろうか。

死者数で日本の何十倍もあったイギリスが、昨日書いたような状態。
結局一度もロンドンやパリ、ニューヨークみたいにはならなかった。
ワクチンを接種して、もう彼らは日常を取り戻しつつある。

なんでも検討するから、遣唐使という陰口を言われている岸田はいまだ検討中。
病床数が多い日本は、なぜか医療ひっ迫が長らく続いたが、なんの対策もされないまま。
医師会はよほど献金しているのだろう。
政治力がいかに強いかがよくわかった。

外食業界は意味のない自粛を強要されて、権利の制限を受けている。
ちょっとは奈良県知事を見習えばいいのだ。

こうやってどんどん日本経済は落ち込んでいく。

若い人たちはそのつけを背負わされている。
その痛みを年寄りはわかろうとしない。

それが腹立たしい。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
留学生の相談
しばらく前から、日本から韓国に留学した学生の相談にものっている。
もちろんオンラインだ。
国を超えて相談ができるというのは、すごい進歩だと思う。

韓国に留学といっても、目的は英語の勉強だったらしい。
実際そういうプログラムということになっていたが、コロナや人数の影響があり、講義の9割が韓国語で、1割が英語ということになってしまったという。
前回の相談で、とにかくルームメイトの(英語を習おうと思っている)韓国人の学生と仲良くなることがまず大事だろう、ということになり、就活は生活に慣れてから、ということになった。

3週間ほど経って、今回の相談だった。
ルームメイトと仲良くなれたと喜んで報告があった。
それはよかった、と返事をした。

でも、今度は肝心の英語の勉強が進まないという悩み。
それはそうだろう。
授業の1割しか英語の授業がないからだ。

でも、それを承知で留学したのだから、仕方がない。
頑張って勉強してもらわないと…。

数少ない英語の、授業では諸外国の人たちが問題意識を持っていることについて、全く話せないという。
どんな問題意識か?と聞いたら、近現代の歴史や事象だった。
実際、高校では歴史は明治維新で終わってしまって、全く習っていない。

以前にも書いたが、日本では近現代史をほとんど習わない。
だから、留学しても、話が通じない。

日本人の意識は1945年で止まっているのだ。
そこからは、とにかく戦争はよくないというところで思考停止してしまっている。

外国人労働者を増やしたり、留学を勧めたりするのなら、もっとちゃんと近現代史を教えないと、海外に行ってこの学生のように恥をかく。

そういうことを文科省は考えないのだろうか…。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
イギリスから見た日本
2年ぶりにイギリスから日本に一時帰国した人が、「驚いたこと」として記事を書いていた。

その「驚いたこと」というのは、日本のデジタル化が遅れていること、コロナ対策の負担が若者や子どもに偏っていることの2つ。
この人はイギリスだけでなく、スペイン、シンガポールにも滞在していたという。
これらの国々と比べても、遅れているということだ。

日本に入国で検査を受けるのはいいのだが、なんでも「紙」というのにまず驚いたという。
他国ではオンラインでできるのに、日本は未だに「紙」の文化。
やはり、日本はデジタル後進国だった。
家族で50枚以上の書類に手書きで入力したらしい。

その書類チェックをするのは、海外からの留学生たち。
無駄の多いアプリ利用。
提出先が変わると、別のアプリが必要になったりする。
本当に縦割りの弊害だ。

さらに、子どもたちの入国後の学校生活。
去年の夏からイギリスでは学校でのマスク着用義務を外している。
しかし、日本では保育園でもマスク着用で、帰るまで友達の顔と名前が一致しなかったという。
12歳の子どもは、去年の9月から、屋内のスポーツや合唱などもマスクなし。
エライ違いだ。
被害が大きかったイギリスで、ちゃんと子どもの重症化率が低いことなども考慮してのことだろう。
さすが科学の国イギリスだ。

「日本に滞在中も、オミクロン株の蔓延を受けて2歳以上の児童にマスク着用を義務付けるという議論まで登場しましたが、本人たちには殆ど影響のない感染症なので、高齢者の健康のためだけにどこまで子供たちに犠牲を強いるのかについての議論をそろそろ日本でも始めるべきではないでしょうか。」

本当にその通りだと思う。

評判の芳しくないジョンソン首相だが、岸田とは違って子どもの将来を最優先に、出来る限り経済再開を速めているとのこと。
アメリカでは、幼児期にマスクをしている顔ばかり見ていると、脳の発達が遅れ、表情の認識能力や言語能力に影響が出るという研究結果もあるらしい。
岸田にも、少しは爪の垢でも煎じて飲んでほしいものだ。

幼児だけでなく、大学生でも、中退者数はコロナ前の1.5倍。
小中高生でも、499人の自殺者が出ており、2020年は2019年の1.3倍。
先神国中、最も被害の少ない日本でこの有様。
小中学生が499人も自殺するというこの国は異常ではないかと思うが、それが全く取り上げられないというのがもっと異常だろう。

海外では、コンビニやスーパーでもセルフレジが増えている。
岸田が老人の票ばかり気にしている間にも、どんどん差は開いていく。

何とかしてほしいものだ。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
スターウォーズ
こないだ国際政治学者の話をWebで聞いていたら、スター・ウォーズの話が出た。

スター・ウォーズという映画は、帝国軍と共和国軍が戦うというストーリーだが、帝国軍が話す言葉はイギリス英語で、共和国軍の方はアメリカ英語になっている。
イギリスとアメリカの戦いということだから、これは独立戦争を表しているという。
そんなことは全くわからなかった。

もちろん、そんなことは公式には言われていないが、分かる人には分かるのだろう。
あの帝国軍のカブトが、日本のカブトとドイツ軍のものとが合わさってできている、というのは何となく想像がついた。
だから、第二次大戦の連合軍と枢軸国が戦っているということだろうと思っていたが…。

イギリスとアメリカは仲がいいように見えているが、そうでもないらしい。
ケンブリッジでは、かなりアメリカ嫌いが多いという。
そういえば、ケンブリッジを舞台にした刑事物のドラマでは、左巻きの教授が出てくることが多かった。

大陸側のフランスやドイツでは、アメリカ人は田舎者という意識があるというのは大昔に聞いたことがあったが、イギリスも含めてヨーロッパの知識人たちはアメリカ人が嫌いなのだ。
ヨーロッパからアメリカに渡ったのは、どちらかというと食い詰めた人たちだった。
その人たちが新天地で成功したという「やっかみ」もあるのかもしれない。

アメリカ人は、そういうヨーロッパの権威主義的なものに反発している。
それがスター・ウォーズにも現れているということだろう。

世界にはいろんなところで軋轢がある。
一枚岩に見える欧米も、影ではいろいろある。

そう思って見ると、なかなか面白い。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
戦車は時代遅れ
ロシアとウクライナの戦争で、ロシアが予定外の苦戦をしているのは、戦車が有効に活用できなかったから、という要因があるらしい。
ウクライナには西側からの武器供与があり、対戦車の兵士が1人で発射できる携行弾や、ドローンによる攻撃ができる。
それらの新兵器が、ロシアの自慢の戦車による攻撃をことごとく排除しているという。

ちょうど日本軍が大和や武蔵といった巨砲を積んだ戦艦で戦って、艦載機にボコボコにされたのと同じ図式。
もう200台以上の戦車が喪失したらしい。

兵士が1人で携行できるミサイルはなんと戦車の価格の1/100。
射程も長く、移動も簡単だ。

戦車はドローンによる攻撃にも弱い。
具体的にはどんな兵器かわからないが、自爆ドローンみたいなのがあるのだろう。
こういう兵器ができると、お金をかけなくても強くなれる。

本当に局地戦で負けだしたら、プーチンは次の切り札を切るのだろうか。

撤退しているのは、毒ガスを使うためなのだろうか。
あるいは戦術核を使うこともあるのだろうか。
撤退というのが、どういう意図かわからない。

そうなったら、NATOやアメリカはどうするのだろうか。

プーチンは本気で続けるのだろうか。

いろんな疑問が浮かぶ。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
フレンチの寅次郎
東洋経済の記事に「フランス人が寅さんで学んだ日本の隠れた魅力」というのがあった。
ドラ・トーザンという国際ジャーナリストが書いている。

今年、パリ日本文化会館で1月から「男はつらいよ」全50話を1年間にわたって上映している。
筆者はフランスに日本映画のファンはいるが、「寅さん」はあまり知られていないということを残念だと思っていたとのこと。
このシリーズが1969年に始まり、2019年に終了したということで「世界最長のシリーズ」として紹介されている。

今のところ、2500人が来場。

筆者は、寅さんは自由人であり、社会に対する反逆者のようなもの、という。
それは、本当にその通り。
でも、「寅さんは反体制的」というのはちょっと違うと思う。

「社会からはみ出している」というのは事実だが、寅次郎は反体制というよりは「反社会的」なのだと思う。
そう、「ヤクザもの」なのだ。
「堅気の衆に迷惑をかけてはいけない」という昔ながらのヤクザそのもの。

ヤクザにはヤクザの世界があり、その世界で生きている。
でも、時々柴又に帰ってきて、堅気の人たちと共に過ごす。
そこにマドンナが絡む。
そして、必ずフラれたり、自分から別れていったりする。
ほんのつかの間、堅気の世界で生きるのだ。

本当に身内に寅さんのような人がいたら、うっとうしいだろう。
それはみんな内心わかっている。
寅次郎だけでなく、さくらやおいちゃん、寅屋の人たちすべてがフィクションなのだ。
だからこそ、この映画が愛されているのだろう。

リアルワールドはそんなに甘くない。
ヤクザものの兄が帰ってきたら、家族は嫌がって早く出ていってほしいと思うだろう。
それが現実。

フランス人の筆者は、日本のどこが好きかと聞かれたら、日本人の「心」と答えるという。
「優しさ、忍耐力、他人への好奇心、尊敬、分かち合いが混在していることは、本当に類(たぐい)まれ」だと美化している。
日本人や日本文化に対する贔屓もあるのだろう。

それは日本人にとってもないものねだりなのだ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:31 | - | - |
LGBTQIA+
LGBTというのは、性的マイノリティの言葉。
それが最近LGBTQになった。
最後についたQは、“questioning”のことで、よくわからない、という意味。
決めていない、という意味にもなる。

男性か、女性かという選択肢で、よくわからないとか、決めていないもないだろうと思うのだが、そう思っているのだから仕方がない。

Qの後のIは“intersex”で、男性でも女性でもあるか、どちらでもない。
Aは“asexual”で、「無性」で性がない(性的欲求がない)または、“ally”で性的マイノリティの味方、となる。
その後の+は「LGBTQIA以外のすべてのジェンダーを含む」という意味らしい。

要するに、性的マイノリティを表す言葉がどんどん増えているということだ。
アメリカの「自由」はここまで来たのかという感じ。

先日の、去年まで男性だった水泳選手が、女性になって優勝したというようなケースもある。
性の問題はややこしい。

またそれらを認めようという人たちの声は大きい。

あまり増えてもなあ、と黙って思っている人たちは、マイノリティの人たちを認めることが必要だと思っている。
そして、大きな声には逆らわない。
内心は困ったものだとも思っているに違いない。

LGBTのように、QIA+も一般的になっていくのだろうか。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
アニメの日本語
Wall Street Journal(WSJ)によると、アメリカで「アニメで学んだ日本語」を使う若い人が増えているという。
記事によると、娘から「おかあさん」と呼ばれるようになった母親の話が出ている。
その母親も娘の影響で、「すみません」を使うようになったらしい。

見ていたアニメは「僕のヒーローアカデミア」。
今年の秋に第6シリーズが放映されるらしい。
アニメのHPに行くと、イントロダクションにこう紹介されている。

「コミックスのシリーズ世界累計発行部数6500万部を突破!週刊少年ジャンプ(集英社刊)で連載中の堀越耕平による大人気コミックを原作としたTVアニメ『僕のヒーローアカデミア』。舞台は総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持つ世界。事故や災害、そして“個性”を悪用する犯罪者・敵<ヴィラン>から人々と社会を守る職業・ヒーローになることを目指し、雄英校に通う高校生・緑谷出久とそのクラスメイトたちの成長、戦い、友情のストーリーが繰り広げられていく!」

次男に聞いたら「もちろん知ってる」という返事。
ぼくは存在すら知らなかった。
6500万部はすごい。
大人気コミックというだけのことはある。

そのせいか、日本語は昨年アメリカとイギリスで学習者の伸び率が最も大きかったとのこと。
世界全体ではイタリア語を抜いて、5番目に人気がある外国語だったらしい。
海外の若い人たちは、アニメやマンガの効果だけでなく、ファッションや食べ物、音楽、旅行などを通じて、ポップカルチャーに関心を持っている。
日本の女子大生たちがK-Popや韓流ドラマにハマるような感じなのだろうか。

新たに日本語を習おうという人は13歳から17歳。
若い人たちがアニメから日本語を学習するようになる。

そういえば、竹内まりやや山下達郎などの80年代のシティーポップが流行ったりもしている。
「真夜中のドア」はその影響でよく聞く。

日本人が韓国語を習うのはそんなに難しくないが、英語ネィティブが日本語を学ぶのは難しいだろう。
語順も違えば、文字は3種類もあるし、敬語など意味不明だと思う。
それでも、日本語を学ぼうという若い人がいるのは、なんとなく嬉しい。

ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた頃はビジネス目的で習う人もいたと思う。
でも、今はアニメやマンガがきっかけ。

手塚治虫が生きていたら、きっと喜んだと思う。

アニメは日本が誇るべき文化だ。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
スターリンク
戦争では通信のインフラは重要だ。
第二次大戦で日本軍の無線が傍受されていたのは有名な話。
そのせいで、山本五十六の乗った戦闘機が落とされた。

ウクライナが善戦しているのも、通信ができて、その秘密が保たれているからだろう。
上からの指示が伝わり、その指示通りに組織が動き、その情報が相手に伝わらないからこそ、戦うことができるのだ。

当初プーチンは数日程度でケリがつくと思っていたようだが、西側からの武器供与が思いの外効果的だった。
それと同時に、通信の秘密が保たれ、行き渡っていることも大きな要因だろう。

地上戦で通信インフラが破壊されると、ネットも音声も通信ができない。
それを保証するのが、人工衛星で宇宙からインターネットに接続できるサービスらしい。
スターリンクという名称で、EVメーカーのテスラの社長、イーロン・マスクが作った。

マスクはスペースXという宇宙関係の会社も持っていて、そこで2000個以上の衛星を運用しているとのこと。
ウクライナのゼレンスキー大統領から、マスクに提供をしてほしい、という依頼があったのが2月26日だという。
地上での破壊活動にほとんど依存しないスターリンクのおかげで、通信が保証され、秘密も保たれている。
この設備があるからこそ、インターネットが安全に使えるのだ。

日本でも今年auで試験が始まると言われている。

衛星の打ち上げビジネスはこんなところでも使われている。
世界中をカバーする通信網を宇宙に作れば、地上戦に強い通信網ができる。
今や覇権は宇宙にも及んでいるのだ。

これからは成層圏外も戦場になるかもしれない。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
手塚治虫と池波正太郎
ぼくが初めて見たアニメは「鉄腕アトム」。
手塚治虫の作品だ。
日本のアニメはここから始まった。

アトムは天馬博士が息子を亡くして、息子の代わりに作ったロボット。
あの当時のアニメは今と比べると全く稚拙なものだったが、手塚の思想がちゃんと入っていたと思う。
それを一度書いたhttp://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/?eid=234225。

鉄腕アトムには葛藤があった。
ロボットはロボットと殺し合いをするが、それは正義なのかというようなものだ。
物事は相対的に見ないといけない。
片方の正義は、もう片方の悪かもしれない、ということだ。

でも、息子たちが見ていた戦隊モノはそうではなかった。
悪者は徹底して悪だ。
滅ぼすことが絶対善なのだ。

一度子どもに、悪者の方から見たら、逆に見えるのではないかと言ったが、そんなことはない悪いやつはやっつけなければいけない、という返事だった。
水戸黄門のように勧善懲悪の思想だ。

それはそれで良いのだと思うが、やはり世の中は一筋縄ではいかない。
いい人だったと思った人が、悪いことをしたりする。
そういう自分も、いい事ばかりしているわけではない。
そういう関係で世の中は成り立っているのだ。

それは池波正太郎の作品にも通じる。
人はいいこともすれば、悪いこともする、という哲学。

桃太郎侍や水戸黄門、大岡越前などと違って、鬼平犯科帳の隠れた主人公は盗人たち。
改心して、長谷川平蔵の密偵となって活躍する。
そこがこの作品の魅力。

手塚も池波も1920年代の生まれで、第二次大戦を体験している。
その影響もあるのだろう。
どちらの作品にも共通のものを感じる。

戦争を挟んで、180度世の中が変わった。
昨日まで正しかったものが、間違いになった。
そういう体験をしたからかもしれない。

人間のやることなど、そんなものなのかもしれない。

手塚も、池波もそう考えていたのだと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:12 | - | - |
やりたいことがわからない
何度か書いたが、今の相談で多いのは「やりたいことがわからない」ということ。
いくつかインターンシップに行って、どれもピンとくるものがなく、アルバイトでやっていることは正社員でまでやりたくないし、エントリーシートが通って面接に行って「何がやりたいのか」と聞かれて答えられなくなる。
この問題は根が深い。

ドライな学生は、そういうことは割り切って志望企業を決めて活動したり、やりたい気持ちになって活動したりする。
被害にあうのは生真面目な学生だ。

こないだ予約してない学生が突然現れ、やりたいことがわからない、と言って涙ぐんだ。

やりたいことはなくて当たり前。
仕事をしたことがないのだから。

そう言うと、でも聞かれるから困るという。

若い人事担当者はそういうことを考えて入ってきたのかもしれない。
でも、身近な年配者に「あなたは最初からやりたかった仕事についていますか?」と聞いてみたらいい。
10人いたら、おそらく10人とも「そんなことはない」と答えるだろう。
ごくまれに、そういう人がいるかもしれないが、そんな人は1万人に3人くらいだ。

その仕事が自分に向いているかなど、何年もやってみないとわからない。
それはきっと人事もわかっているのだが(わかっていない人事は失格だ)、今やインターネットでたくさんの学生を選別しないといけないから、仕方なく聞いているのだと思う。

少なくとも、やりたくない仕事ではないことを確認したいのだろう。
ウソでも、こういうことがやりたい、と言ってくれると満足なのだ。
要は覚悟を聞いているのだろう。
いくら仕事はやったことがないといっても、社会人になる以上覚悟は持っておく必要はある。

だから、ぼくはやりたい仕事というのは、その仕事を何年かやらないとわからないから、とりあえず「やってもいい仕事」を探そうという。
要するに、仕事など「運と縁」のものなのだ。
だから、最初から「やりたい仕事」を考えず、「やってもいいかな」と思える仕事を探すのだ。

人事から、やりたい仕事を聞かれたら、「やってもいいかな」を「やりたい」に変えればいい。
所詮、面接の担当者もそう思い込んでいるのだ。

仕事は実際にやってなんぼ。
「やりたい仕事」などなくて当たり前なのだ。

そして、10年後、20年後に「やってよかった」と思えるように頑張るのが一番大事なのだ。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
教育行政不全
またまた元小学校教員の中沢氏の記事を読んだ。
「横浜市の教員が児童をいじめて懲戒免職も再発防止を考えない深刻な理由」という記事だ。

内容はひどい。
小学校の教員が児童4人に差別をしていたというもの。
東京新聞の記事によると、

市教委事務局は報告で、特定の児童にプリントを配布せず、給食を少量しか盛り付けないなどした元教諭の行為を「児童の尊厳を害するいじめ、虐待行為」と断じた。行為が数カ月に及び、保護者から事実確認を求められて以降も学校の対応が不十分で、第三者委員会による調査が必要となった点について、「長い期間発見できず、迅速な解決ができなかった」と、事務局自身の問題点に挙げた。
 委員からは「校長の管理監督者としての資質に疑問と憤りを感じた」との声も上がり、子どもたちが第三者に、SOSを発信できる体制づくりの必要性が指摘された。事務局は今月中に再発防止策をまとめる予定。

ということだ。

本当にひどいのは、東京新聞が書くように、数カ月間も放置されたということ。
保護者から事実確認を言われても、学校の対応が不十分で、第三者委員会の調査が必要になったこと。
さらに、記事にもあるが管理職の資質も問題だ。

いつまでこんなことを繰り返すのだろう。

中沢氏は「教委と校長の保身で、状況が隠し切れないほど酷くなるまで問題は放置されるのである。(神戸市立東須磨小学校の事件は他人ごとではないのだ)」と書いている。

教育は国家百年の計だという。
それがこのありさま。

小学校は全ての基礎の教育だろう。
いつまでこんな問題をないがしろにするのだろうか。

教育委員を公選制に戻すとか、学校にまともな社会人の事務を入れるとか、社会人から教員になれるショートカットを作るとか、抜本的な改革をしないとダメだと思う。

文科省は私立大学のガバナンスをいう前に、義務教育のガバナンスをもっと真面目に考えろと言いたい。

被害にあうのは、文句を言えない子どもたちなのだから。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 15:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
脚本家・放送作家スクール
ぼくはラジオドラマが好きで、一度脚本が書いてみたいと思っている。
アマゾンでそういう本を検索したこともある。

どこからかそういう個人情報が漏れたのか、Facebookで脚本家・放送作家スクールの宣伝が表示された。
Writer's Doorという学校で、月33000円で最低6か月の月謝を払う必要がある。
しめて198000円。
その後は月5000円の月謝を払えば、所属できるということだ。

よくわからないが、22人の先生が紹介されている。
いずれも、どこかで何かを書いている実績がある。
それがどれくらい素晴らしいものなのかは全くわからないが…。

もちろん、オンラインのスクールで、すべての講義はオンラインの動画。
毎月のリアルアイムのオンライン講義と、プロによるシナリオ添削、LINEでの質問ができる。
加えて、コンペや仕事紹介もしてくれるという。

3か月に1回はオフラインのイベントを開催して、参加も可能。
質問数も制限がないという。

まずは5分から10分の脚本を作ることが目標。
文面からは、アニメの脚本を書きたいという人も増えているらしい。

不思議だったのは、テレビ界のターゲットが若年層になる、という記載。
どう考えても40代以上の年配をターゲットにしているとしか思えないのだが…。

Youtubeアニメはこれから伸びるだろう。
Youtube作家は、今からでも第1世代と名乗れる分野らしい。

しかし、お試しなしでいきなり20万ほどの授業料はどうなのか。
ちょっと高いのではないかと思う。
脱サラで入る人もいるようだ。
一応、終了時に優秀者には声がかかるから、仕事がとりあえずもらえる、ということはあるだろう。

しかしなあ。
20万出すのなら、まずは本を買って、書いてみることが一番だろう。
それから考えるべきだ。

そのうち、ディスカウントの宣伝が見られるかもしれないぞ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
poiq育成プロジェクト
ソニーが人間の話し相手になることを目的にしているロボットを開発するという。
poiq(ポイック)という名前で、小さな筒状の筐体だが、自走できて、胴体の上の顔の部分が動き、目はLEDで表情を表すことが出来る。
目指しているのは「バディ」。
人間と会話ができるロボットだという。

ハードの部分は親近感を増すために必要なのだと思う。
それでも肝の部分は人間と対話するということだろう。
まだ発売するかどうかも決まっていないらしいが、動画を見たところ結構な完成度を感じる。

発売前にこのロボットを育成する、というプロジェクトが始まる。
抽選で育成者を募って、あたった人は1年間poiqと話をして教育するという。
アニメの声優をやっている雨宮天という人が研究リーダー。
4月10日まで研究員を募集しているとのこと。

参加しない手はないと思って、早速申し込んだ。
一般的な質問の後、アニメと声優に関する質問がたくさんあった。
研究リーダーがアニメの声優だから、コミュニケーションが取れることが大事なのかもしれない。
ぼくは年齢の割にはアニメ好きだが、どちらかというとアニメ映画のファン。
毎週やっている30分のアニメ番組を見るほど暇ではない。

卒業生に勧められて、ハイキューはアマゾンプライムで全部見たが、それ以外は息子たちが見ていた「名探偵コナン」あたりしか知らない。
好きな声優を5人挙げろという質問もあって、朝倉あきとか小芝風花とか書いたが、ちょっときつかった。

抽選と書いてあるが、ほんとにランダムに抽選するのではないだろう。
でもまあ、これから高齢者のニーズが上がるかもしれないから、当たるかもしれない。

抽選で当たるにせよ、外れるにせよ、このロボットはソニーが取り組むだけあって何となく本気度を感じる。

抽選結果が楽しみだ。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
ハーモニックマイナー
Amのハーモニックマイナーというと、ラシドレミファソ#ラという音階。
普通のマイナー(ナチュラルマイナー)の7番目のソの音をソ#にしただけ。
でも、このソ#の音が哀愁を漂わせる。

マイナーのドミナントモーションというのがあって、AmのキーでいうとE7→Amというコード進行がそれにあたる。
このE7のときに、ハーモニックマイナーのスケールのフレーズが使える。

簡単なフレーズだ。
レドシラソ#と弾いて、1オクターブ上のファミレドを弾く。
これが何ともいえずいい感じ。
単にスケールをなぞっているだけのフレーズだが、これがハーモニックマイナーの威力。

このフレーズだが、弾くときのコードはE7なので、E7でこのフレーズの音をみると、シbラbソファミレbドシbになってしまって、何やこれ、という音階。
ところが、E7→Amの解決側のAmでスケールを考えると、単なるレドシラソ#ファミレドになる。

こういうことがよくあるのだ。
E7で考えるとややこしくなるけど、Amで考えたら簡単というようなこと。

先生も、実際に弾くときにはAmの音階で考えると言っていた。

アドリブを弾くということは、何らかの階名を考えながら弾かないと弾けない。
当然だ。
楽譜にはコードしか書いていないのだから。

実際に、何を考えながら弾くかが問題なのだ。

今になってこういうことがわかってきたのは、何とも手遅れだが、できるだけ頑張って覚えていきたいと思っている。
 
| hdsnght1957kgkt | 音楽 | 23:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
リアルの良さ
オンライン面談が続いていたが、対面の面談も並行して始まった。
今日は7人と相談した。

対面で相談するのは、やっぱりオンラインよりいい。
人とリアルで会うことの良さを実感した。

もちろん来る方もリアルでやりたい、という人が来るのだから、そうなるのも必然かもしれない。
でも、伝わった感じがするのだ。
画面越しではないリアルさがある。

ずっとオンラインでやっていた時は、小さなストレスを感じていたのだろう。
目線が合わないとか、音声がズレるとか、音が途切れるとか、一つを取ればそんなに大したことはないのだが、それがずっと続くと脳が疲れる。
顔見知りの相手ならそうでもないのかもしれないが、一期一会の相手だと余計に疲れる。

一日終わって、今日はいつもと違って気持ちがいい疲労感だった。

オンラインは移動時間もいらないし、利便性は格段に向上する。
それでも、リアルで会うと何かが違う。
オンラインで切り捨てられた部分は、くだらないおしゃべりかもしれないが、そういう無駄も必要のなのだと思う。

オンラインの便利さは否定しない。
でも、リアルの良さは捨ててはいけないと思う。

100%リモートワークはダメだぞ。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
歌のない式?
蔓延防止の重点措置が解除されたが、あまり街を歩いている人たちの姿は変わらない。
子どもたちもマスクをつけている。
学校でもしているらしい。
イギリスでは保育園や小学校では去年の夏以降、マスクはしなくていいことになっているのだが…。

文科省は濃厚接触者の特定などは必ずしも行う必要はない、と言っている。
どうして「行わない」と言わないのだろうか。
ただでさえ、ヒラメのように上ばかり見ている教育現場が、そんな言い方でやめるはずがない。
誰もが責任を取るのが嫌なのだろう。
そんな教育現場から、責任感のある子どもたちが育つのだろうか。

いつまでもみんなで歌うということができない。
3月、4月というと卒業式や入学式がある。
小中高の式では、ぼくらの頃は「君が代」「蛍の光」「仰げば尊し」と校歌を歌ったと思う。
40年以上経った今でも、「蛍の光」や「仰げば尊し」の歌詞は出てくるくらいだ。

コロナ感染が始まったころから、小学生、中学生の年齢の子供たちは重症化などほぼゼロだ。
どちらかといえば、先生たちの年齢の人たちの方が問題。
子どもが罹ると家庭内の感染が怖いからだろうか。

それも、本気で怖いわけではなく、「コロナに罹患する」ということが怖いのだろう。
日本はマスコミなどの過剰報道の影響もあるのか、コロナに罹患するのは個人の責任、というような馬鹿な考えを持つ比率が高い。
感染しても無症状の人もたくさんいるし、普通に生活できる程度の「風邪」レベルの人たちだっている。
そういう人たちから風邪をもらうのは個人の責任ではないだろう。
諸外国では個人の責任というような考えを持つ比率は低い。

ネットで「卒業式で歌を歌えない」で検索すると、たくさん出てくる。
卒業式や入学式で歌を歌わないのは、本当に思い出の大事な部分が欠けてしまう。
先生は「安全」を第一にして、そんなことをしているが、3年前までは熱がちょっとあって、インフルエンザかもしれないという生徒でも、卒業式だけは出ていたりしただろう。

それは、最後に校歌を歌いたいという気持ちなどもあったからだろう。
歌には人の気持ちを一つにする力がある。
一つの歌をみんなで歌うというのは、そういうことなのだ。
それが卒業式の思い出になる。

この国はいつまで子どもたちの思い出を搾取したら気が済むのだろう。

いつかきっとしっぺ返しが来るぞ。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
人生楽しんだもの勝ち
Youtubeでジャズギターを教えている小川智成という人がいる。
この人の動画もだいぶ見させてもらった。

ギタリストとしての人生を語っている動画もあったが、一度はアイドルのバックバンドでテレビに出たり、スタジオミュージシャンとして飯を食っていたこともあったらしい。
かなり苦しい生活もしたらしく、離婚も経験したようだ。

今は再婚して子育てをしている。
奥さんが外で仕事をして、自分が家を守っているという感じ。
あと数年は子供がまだ小さいので、外では活動できない。
そのために、Youtubeの配信もしているのだろう。

最近は別のギターYoutuberがやっている、ギターセッションしよう、という別動画を再生しながら、自分もギターを弾くという動画を配信している。
とてもあんなふうには弾けないが、見ていて楽しい。

「酒とバラの日々 Days of Wine and Roses」という曲は、セッションでよく使われるスタンダード曲。
ベースとドラムスは入っていて、ギター2人が交代しながらソロを取る。
片方は録画されていて、その指示にしたがって弾いている。
最初にメロディを弾いて、ソロを交代交代に弾いて終わり。

書くと簡単だが、やってることはすごく高度。

この「酒とバラの日々」の動画につけられているのが「人生楽しんだもの勝ち」というタイトル。
セッションの動画を見ているだけで楽しい。

セッションが終わったときのサインが、親指を立ててYeah!

それが、人生楽しんだもの勝ちということだ。

しかし、楽しめるようになるためには、かなりの努力が必要だが…。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
達郎の新譜
山下達郎の新譜を予約してしまった。
初回限定版の特典ありのCD。

11年ぶりの新譜だが、この11年間に発表した曲。
ただし、ミキシングし直している。
達郎の職人魂が出ている。

同じアルバムで、レコード盤とカセットも同時に出すのが達郎らしいこだわり。
昔はみんなそうだった。

11年間の集大成という触れ込みだ。
実はこの11年間、ほとんど彼が出した曲も知らない。
地上波のドラマは見ないし、当然CMも見ないから、テーマソングと言われてもわからない。
でもまあ、彼に対する罪滅ぼしの意味もこめて、予約のボタンをクリックした。

罪滅ぼしというのは、彼はポップスの素晴らしさや楽しさを教えてくれたミュージシャンだからだ。
ソロのデビューアルバムを聞いて、感動した。
西海岸と東海岸で片面ずつ録音されたLPレコード。
いまだに、彼のベストだと思う。

それからずっと吉田美奈子と組んでやっていたが、竹内まりやと結婚してコンビは解消。
それ以降はほとんど聞いていない。
聞く曲は古い曲だけだ。
レコードは持っているが、ちょっと前にその頃のアルバムのCDを買った。

やっぱり達郎が気になっているのだろう。

SOFTLYというアルバム。
買ってもあまり聞かないかもしれない。

彼も老いて、若い頃の魅力がなくなったと思う。

それでも11年間のご無沙汰だから、ついつい予約してしまった。

6月が楽しみだ。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
4月1日
今日から新年度。
朝の電車も帰りの電車も混んでいた。
入社式とか、入学式とかいろいろあるんだろう。
会社勤めのときは全く意識はなかったが、学校法人と関わるようになって意識するようになった。

たいていの下位の私立大学は4月1日が入学式。
特に定員が割れているような大学はそうだ。
入学者の数が早く確定しないと困るからだ。
いくら合格者を出しても、入学式に来ないと入学は確定しない。

大規模大学の定員が厳しくなって、中規模以下の大学は定員を確保しやすくなったが、相変わらず苦しいところは苦しい。
下位の大学関係者にとっては、4月1日はそういう意味で重要な日だ。

ぼくは大学の入学式には出なかったような気がする。
卒業式も出なかった。
当時のぼくは大学の儀式には価値を見いだせなかった。
そんな時代だったのだと思う。

それはさておき、入学する新入生にとっては特別な日だろう。

これから数年間過ごすところなのだ。

ぼくなどが言うのはおこがましいが、よい数年間を過ごしてほしい。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
ハルノヒ
あいみょんの「ハルノヒ」を弾いた。
ギター教室で生徒がやりたいというので、Youtubeで覚えた。

あいみょんは昭和の歌の感じだ。
アコギをストロークでジャカジャカ弾くのは昭和風。
今の人たちは、ジャカジャカ弾くというよりは、リズミカルにアタックミュートで弾くのが流行り。

ジャカジャカ弾くのはやっぱり昭和風。
でも、あいみょんの曲はけっこう流行っている。
ひょっとしたら、昭和の人たちに支持されているのかもしれないが。

ギターのYoutuberの間でも、けっこう取り上げられている。
まあ講師の年齢は若干高めではある。

でも、今回歌をだいたい覚えて、弾き語りで歌ってみたらいい感じだった。
ギターのストロークに合っている。

少なくとも、Yoasobiの歌よりは自分に合っている。

あいみょんはぼくらの歌姫だ。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:27 | comments(0) | trackbacks(0) |