考えたこと2

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運転中のテレビ
Wall street journalに、「走行中にテレビ  世界に類を見ない日本の自動車運転習慣」という記事が出ていた。

日本の常識は世界の非常識という言葉がある(?)が、これは本当にそう思う。
運転中にテレビを見るのは、ダメでしょう。

前からぼくも、運転中に携帯がダメなのに、なんでテレビを見てもとがめられないのか、と不思議に思っていたのだが、世界の常識はダメということだろう。
ぼくがクルマを買ったときに、いくらか足せば運転中にテレビが見られるようになる、というオプションがあった。
ヤミでやっているのかと思ったが、そうでもないようだった。
調べてみると、規則で禁止しているのではない。

普通はテレビが見られるようになっている機器は、動いている時には画面はオフになる。
しかし、お金を出せば走行中も画面が見られるようになる。
つまり、自動車メーカーは見ることは推奨していないということだ。
でも、それをドライバーが自ら希望すれば、見てもかまわないということになる。
運転中にテレビを見るのは、自己責任ということになっているのだろう。

もし事故を起こしても、それはドライバーの責任だ。

運転中にテレビに熱中していて、前方不注意になって起きた事故はどれくらいあるのだろう。
それはドライバーが自己申告しないと明らかにならない。
でも、そんなことを自己申告するドライバーはいないだろう。

だから、禁止するのだ。

制限速度については、とても厳しくなっているのに、テレビについては野放しだ。

これはオカシイと思う。



| | 考えたこと | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
ジャズのBGM
最近の店に入るとBGMにジャズを流しているところが多い。

ピアノトリオや管が入ったものをよく聞くような気がする。
ボーカルが入るとちょっとBGMにならないのだろう。
人間の声が聞こえるとつい集中してしまう。

そういうことで、ジャズのBGMが増えていると思う。

焼き鳥屋や喫茶店、居酒屋、うどんや…。
食べ物屋ばかりだが、最近気がついたらジャズのBGMを使っていた。

いつ頃からだろう。
4,5年前には、だいぶ増えていたような気がする。

Webを見ていると有線のサイトがあり、「美食空間向けジャズ」というチャンネルをやっている。
そこには、「伝統や格調を重んじる和食店や割烹、寿司店などに美しく調和する、ソロ・ピアノ、ソロ・ギターのスタンダード楽曲をお送りします。」と書かれていた。

なるほど。
有線放送を入れている店が、ジャズを流しているのかもしれない。

でも、気をつけて聞いていると、スローやミディアムテンポのものばかりではない。
結構速いテンポで、わりと緊張感が高いジャズも流れている。
音は小さいのだが…。
不思議と会話のじゃまにはならない。
音が小さくて、客の気を引かないものであればいいのか。

そういう意味では、今の日本でジャズは一番適しているかもしれない。


| | 考えたこと | 23:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
純と愛
この3月で終わった朝ドラの「純と愛」は、この時間の枠としてはいろんな意味でケッタイなドラマだったと思う。

ホテル志望の主人公の濃い性格(うっとうしい)、そのペアの暗い青年(うっとうしい)、主人公の父親との関係(うっとうしい)、青年の双子の兄弟の事故、家庭環境(うっとうしい)、その青年が人の気持ちが見えるという設定(あり得ない)。

さらに、主人公はホテルに入社するのだが、そのホテルが外資に買われて頑張るのかと思いきや、あっさり辞めてしまう。
そして、わけのわからない旅館に勤め、頑張るのかと思いきや母親が認知症になり、父親は事故で亡くなり、その旅館は火事で燃えてしまう。
そして故郷の宮古島に帰って、別荘を改造してホテルにするのだが、今度は青年が脳腫瘍で植物人間になるというストーリー。
結局植物人間のままドラマは終わる。

こうやって書いてしまうと、かなり悲惨なドラマだが、そんなに悲惨な感じはない。

中途半端なのだ。

ドラマには何か主題があるのだが、このドラマはそれが希薄だったと思う。

家政婦のミタの脚本家を使ったようだが、あの回数で終わるドラマならよかったのかもしれない。
15分ずつ半年続くドラマは難しかったのだろう。
といっても、そんなに視聴率が悪かったわけではないらしい。

朝ドラに新しい視聴者を取り込むのには成功したかもしれない。

しかし、柳の下にドジョウが2匹もいるはずがないのだ。

| | 考えたこと | 22:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
問題解決
問題解決の第一歩は問題を正しく認識することだ。

間違った認識は解決を生まない。
この第一歩が難しい。
世間では問題の解決が難しいと思っているが、それは多くの場合問題の正しい認識が出来ていないことが原因だと思う。
つまり、問題を正しく認識できたら、もう解決したようなものなのだ。

例えば、年金の問題。
どう考えても今の制度は破綻している。
お金を払う人が減り、お金をもらう人がどんどん増えているのだから、それが一番の問題だ。
だから仕組みを変えなければならない。
でも、それを言う人は少ない。
この場合は、真の問題がわかっている人も多いのだろう。
立場があるから、言えない。

もう一つ難しいのは、解決したらどうなるのか、ということだろう。
理想に近づける、ということか。
その理想は人によって違っていたりする。
そういうことが問題を正しく認識するということをジャマする。
「正しい」という言葉ほど難しいものはない。
たいがいの紛争は、どちらも自分が正しいと言って起こる。

だから、問題の解決の一番の障害は、問題を正しく認識することを共有できない、ということになる。

イスラエルとパレスチナの争いなど、聖地の認識の違いを埋めることはできないから、解決できないのだろう。

ということは、結局問題解決はコミュニケーションの問題になる。

全部とは言わないが、たしかに問題の何割かはコミュニケーションの問題だろう。

人間がたくさんいるから、問題が解決しない。

結局はみんな自分が正しいと思っているのだろう。

やっぱり最後はエゴの問題になるなあ。

| | 考えたこと | 23:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
me time
アメリカのドラマを見ていたら、自分の時間、というのをミータイムと言っていた。

マイタイムの間違いかと思ったら、字幕に「自分の時間」と書いてある上に「ミータイム」というふりがながふってあった。
だから、ミータイムというのはそういう言葉なのか、と思ってネットで引いてみたら、意味が出ていた。

me time 「自分だけの時間、好きに使える時間◆特に女性が◆家事と仕事の両立で多忙化している21世紀の女性たちが自分に優先順位を置き、バスタイムなどリラックスのために時間を割くようになったことから生まれた言葉。」

ドラマでは男性が使っていたが、女性の言葉らしい。
自分の時間、というのを強調して言いたいときにこの言葉を使っている、という感じ。
「自分の世界にひたれる時間」という訳もあった。

洋の東西を問わず、女性の方が忙しいのだろう。
だから、こういう言葉が生まれたのではないか。

逆にいうと、女性がフルタイムで働いている比率が高いアメリカでも、女性が家事や子育てに関わる時間は男性よりも多い、ということかもしれない。
ウーマンリブという言葉も、男女同権という言葉もアメリカからやってきた。
多くの民族は男女の性差を認め、役割の差も認める文化を持っている。
しかし、アメリカのように星条旗とアメリカ憲法に忠誠を誓ったら国民になれる、という国は民族の文化に基づくことはできない。
理想を掲げ、それを法律にしてみんなで文化を作っていくという事になる。

そういうお国柄だから、ミータイムという言葉も出てくる。

日本でもぼちぼち流行りそうな気がするなあ。

| | 考えたこと | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
9の倍数
9の倍数は9、18、27、36…というようになっている。
3桁の数があるとき、それが9の倍数かどうかをどうやって見分けるか。
これは簡単にわかる。

一般に、3桁の数は100a+10b+c(aは1,2,3…,9、b,cは0,1,2,3…,9)と表すことができる。
これは

100a+10b+c
=(99+1)a+(9+1)b+c
=(99a+9b)+(a+b+c)
=9(11a+b)+(a+b+c)

となって、9(11a+b)は当然9の倍数だから、a+b+cが9の倍数なら、9の倍数になる。
つまり、3桁の数の百の位、十の位、一の位のそれぞれを足したものが9の倍数なら、その数は9の倍数となる。

例えば、756は7+5+6の合計が18だから、9の倍数となる。
これは4桁になっても、5桁になっても同じ事だから、4桁なら4つの数字を足して9の倍数になれば、その数は9の倍数になると言える。
だから、333333は割り算をしてみなくても、9の倍数だとわかる。

こんなふうにして、9の倍数を見分けることができる。

だから、何やねん、といわれてもそれだけのことだ。

でも、こういうことに「ほー」と思わないと、いけないと思う。


| | 考えたこと | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
財布
長いこと二つ折りの財布を使ってきた。

会社に入って33年。
ずっと作業着だったから、財布をポケットに常に入れて持ち歩いていても問題なかった。
しかし、8年前に仕事を変わってから、ずっとスーツなので財布をポケットに入れているとスーツが傷む。
カードもあるから、どんどん財布がふくれて、重くなる。
ぼくはズボンのおしりのポケットに入れているから、どうしてもそこがすり切れてくる。
よく着るスーツ2着が相次いでダメになった。
まあ、よく着ているから仕方ないのだが…。

そんなこんなで、財布をポケットに入れるのはやめようと決めた。

しかし、33年の習慣は恐ろしい。
ズボンのポケットに入れない、と決めても気がついたら入っている。
無意識に入れてしまうのだ。
また、財布を持たずに売店に行ってしまう。
行ってお金を払う段になって、気がつく。

そういうこともあって、長財布にした。
長財布にするメリットは、厚みが半分になることと、おしりのポケットには入れにくいこと、それと新しいから忘れにくいことだ。

と思っていたら、今日は財布を忘れて夜に出かけた。
機嫌良くコインパーキングにクルマを止め、1時間して戻って、あっと思ったがもう遅い。
財布がないのだ。
仕方なく家に電話して、持ってきてもらった。

対策を考えないといけない。
慣れるしかないのだが…。

| | 考えたこと | 23:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
ゆとり教育
先週のニュース深読みで、ゆとり教育の特集をやっていた。

ゆとり教育が導入された経緯、それがなぜ問題になったかなどを解説していた。
文部科学省がやっていることがオカシイ。
ゆとり教育をやめて、総合学習をやめたか、というとやめていないらしい。
脱ゆとりと言っているが、脱していないということだ。
前よりも詰め込みがひどくなったのではないか。

6000人の大学生調査で、1/3の学生が平均という概念をわかっていないとか、前にも書いたが、偶数と奇数を足すと奇数になる、ということを理解していないということも言われている。

別に数学をわからなくても、生きてはいけるが、そういう概念操作ができない、ということが大きな問題になるのだろう。

でも、一つ大事なことが忘れられている。

教育制度の問題ばかり議論されているが、先生の質の問題は誰も触れない。

ゆとりでも、脱ゆとりでも別にどちらでもそんなに変わらないのだと思う。
問題は教え方だろう。
というか、先生そのものの質が変わらないと教育など変わらない。
今の教師養成の課程が悪いのだ。
そこにしか原因はないと思う。

だいたい、ゆとりだ、脱ゆとりだと言われて唯々諾々としたがっている先生は何を考えているのか。
自分の意見を表明しないのか。
日教組はそういう問題に対して何かコメントしたか。
こんな大事な問題に対して、現場の先生の意見は聞いたことがない。
子どもの行っている学校で、そういうことの説明が行われたことも聞かない。

十年一日のごとく同じという教員採用試験をまず変えるべきだろう。
どの分野から、何問出すということが事前にわかっている試験などオカシイ。
「考える力」を養成したいのなら、考える力を持った先生を生み出さないといけない。
そんな当たり前のことがわからない。
かけっこで一番も二番も一緒だというような考え方ばかり広がって、実際の社会との齟齬が大きくなるばかり。
実際の世の中は順番がつくのだ。

数日前の日経に「教育ムラ」についての社説が載っていたが、「教育」をもっと開かれたものにしないといけない。

まず教員養成の課程を変えること。教育者を教育すること。

それしかないと思う。

| | 考えたこと | 21:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
ボストンの爆破テロ
ボストンの爆破テロ事件。
たくさん人が集まるところで、不特定多数を狙ったものであり、許しがたい犯行。
アメリカ在住のチェチェンの出身者が容疑者らしい。

実際にFBIがテレビで声明を出したり、CIAが動いているということらしい。

圧力鍋を使った爆弾で、比較的簡単に作れるということだ。
残念ながらそういうページがたくさんあるのも事実。
マラソンの会場だけあって、たくさんのビデオ映像があり、犯人らしい映像がすぐに特定された。

アメリカで生まれ、育ったテロリストということで、Home grownと呼ばれている。
民族にはいろいろ歴史がある。
それを知って、テロリストになるという。
アメリカは移民の国だから、そんなことになれば膨大な数のテロリスト予備軍がいるということになる。
個人の自由と規制のバランスをどこで取るか、ということが問題だ。

銃規制の政策にしても、個人の自由、権利として自分の身を守りたい、という人の意見が多いから、いつまでたっても規制はできない。
西部劇の時代から、銃を持って生活している文化がある。

日本は明治になって、刀は全部取り上げたので、そんなに残っていないと思う。
うちの祖母のところにも昔あったが、祖父が亡くなったときに役所に持っていったらしい。
祖父が生きていたとき、日本刀を持って、手入れしているところを見た記憶がある。
でも、アメリカは銃を売っているのだから、たとえ規制をしてもなくならないだろう。

テロリズムというのは、アメリカが背負っている宿命みたいなものだと思う。

しかし、なくさなければならないものでもある。

早く犯人が捕まってほしい。


| | 考えたこと | 23:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
パソコンの凋落
パソコンの出荷台数が世界的に減っているらしい。

アメリカのIDCというところが出している、世界パソコン市場の調査リポートによると、今年の1月〜3月の出荷台数は7629万台で、前年同時期比で14%ほど減少とのこと。

レノボだけが減少せず、HPやデルは調子が悪いとのこと。
そういえば、デルは創業者が会社を非上場にしようとしている。
株式公開をすると、経営しにくくなるというのが問題なのだろう。

減った分はタブレットなどになっていると思う。

たしかに日本国内でもWindows XPがまだまだ使われているというのが実態。
特に法人では多い。
機能的にはXPで充分という事なのだろう。
進歩が必ずしも有用とは限らない。
特に、XPからVistaになったときはだいぶ重たいシステムになった。
その反省で、セブンはちょっと軽い。
重い、軽いというのは、機嫌良く動かすのに必要なハードが高いか安いかということだ。

マイクロソフトがXPのサポートを中止するというのは、パソコンメーカーを救うことにもなるのだと思う。
もちろん、自社のためでもあるのだが…。

企業では、経理のシステムなど、置き換えが大変だ。
新しいシステムになると、動かないものが出てくる。
新しくなると便利になるというが、もともとそんなに複雑なことをやっているわけではない。
企業も長い耐久生活をやっていて、そんな投資は容認できない、ということだ。

ずっと好調だったパソコン業界だが、今になって初めての減速。
スマートフォンやタブレットが出てきたのが効いているのだろう。
インテルも一時の勢いがない。
省電力のCPUで出遅れた。

まだまだパソコンを必要とする国は多い。
ただ、購買力がない。

パソコンはまだまだ必要だ。
しかし、機能はもう充分ではないか。
後は使い勝手の部分。

でも、パソコン自体が不要になったというわけではなく、買い換えサイクルが伸びたということだろう。

パソコンの次がどうなるかは、難しい。


| | 考えたこと | 23:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
電子政府
世界経済フォーラムの「2013年度版世界IT報告」というのがある。

日経新聞によると、「世界経済フォーラムは10日、各国・地域のIT(情報技術)分野の競争力を比較した「2013年版世界IT報告」を発表した。日本の総合順位は144カ国・地域の中で21位で、昨年の18位から3つ順位を下げた。首位はフィンランド、2位はシンガポールだった。
 日本が順位を下げた要因を項目別に見ると、通信サービスの「値ごろ感」が昨年の78位から92位と大きく後退したのが目立つ。携帯電話料金の安さについては138位から136位に順位を上げたものの、固定ブロードバンド通信サービス料金が14位から21位に順位を下げたのが響いた。
 ITの活用度は、企業部門が昨年の3位から2位に順位を1つ上げた一方、政府部門は21位から27位に後退。民間に比べて政府部門のIT化が遅れている構図が一段と鮮明になった。」とのこと。

日本の携帯の通信料はまだまだ高いということだ。

もう一つ、民間企業はIT活用度は2位だが、政府部門は27位という状況。
公的サービスでは、コンピューターの活用は進んでいないということになる。

ぼくは仕事で官庁との連絡などをするが、政府のIT活用はすごく遅れている。
こういうデーターを送ってほしい、という文書はハンコを押した紙だし、データーはわけの分からないエクセルに書き込めという場合が多い。

公務員を減らすつもりがないのだろう。

ITを推進出来ないわけがない。
民間はやっているのだ。

IT化を推進すると、人の数は減る。
仕事が合理化するのだから、減るのが当たり前だ。
その減った分の人のうち、いくらかは他の部門に移る。
それ以外は組織として減らし、人件費を下げる。

要は公務員はIT化による人の削減を見込んでいない組織なのだろう。
そもそもIT化が何かわかっている人が少ないと思う。
国家公務員でもまだまだだと思うが、地方公務員になると全くダメだ。
実際にやっている人を見ていても、絶望的になる。

みんなの税金で仕事をしている、という感覚があるのだろうか。

IT関係の会社の人、もっと公的部門に提案してほしい。

すでに提案していても、無理なのかもしれないなあ…。


| | 考えたこと | 23:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
ベンツAクラス
知らなかったが、ベンツのAクラスがモデルチェンジしていた。

ベンツのAクラスというと、初めてベンツが作ったFFモデルということでいろんな物議をかもしたクルマ。
将来は電池を積んだEVになる予定で、クルマの下部にそのスペースも取ってあった。
しかし、セールスとしては失敗だったと思う。
だれも、FFコンパクトのベンツなど乗りたくない。

当時のベンツは拡大志向に走っており、アメリカのクライスラーを買収して進出を図っていた。
こちらも失敗で、結局撤退した。
ベンツの文化とクライスラーの文化は相容れなかったのだろう。

そんなわけで、Aクラスだが、これはBMWの1シリーズを意識したクルマになった。
元のベンツらしさを取り戻したという感じ。
しかし、FFのプラットフォームは変わらない。
一度FFをやり出したからには、あくまでFFで勝負するという心意気か。

Aクラスは2ボックスだが、これのセダンモデルも海外では販売された。
まだ日本に上陸していないが、これがまたベンツらしい。
レビューによると、ベンツは進化し続けるというような言葉が並ぶ。

ようやく、ベンツもBMWに追いついてきたのか。
日本では一時はベンツがBMWより上、という感じだったが、最近はBMWに負けていた。
クライスラーの買収あたりからおかしくなったと思う。
しかし、一度転んでも、ちゃんと起き上がってくるのがすごいところ。

ただ、値段もベンツだ。
もうちょっと安くなったら、うれしいのだが…。



| | 考えたこと | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
日本の農業
TPP環太平洋パートナーシップに入ったら、日本の農業は壊滅する、と言っている人がいる。
そうなのかもしれないが、日本の農業を守るためには農業に未来がないといけない。
日本の産業全体に言えることかもしれないが、未来が感じられない産業にはいい人はいかない。
そういう意味では、農業には伸びしろがあるように思える。

作りすぎを防ぎ、価格を維持するために休耕したらお金がもらえる、というような状態はオカシイと思う。
日本の米はおいしいという評判も聞く。
日本食が海外ではブームだとも聞く。
それなら、作りすぎた分は輸出に回せばいいと思う。
なぜ輸出出来ないのか?

日本の農業をやっている人が、150万人、うち専業農家は42万人とのこと。2/3以上が兼業だ。この産業はおかしくないか。
そういう意味でもTPP加盟はしたらいいと思う。

生産をやめたら補助金が入る、というのはどう考えてもオカシイ。
そんな産業があるだろうか。
生産を増やしたら、補助金が出るというのならまだわかるのだが…。

だいたい、食糧自給率がどうたらこうたら言っているのに、どうして米を増やしたらダメなのか。
増やして輸出したら、その分も儲かるし、備蓄もできるし、天災があっても輸出を減らせば済む。
どう考えてもいいことずくめだ。

リクツがオカシイ。

米を守りたいのか、それとも農民の票がほしいのか、ハッキリしてほしい。

本当に大事なものは何なのか。

それを守らないと、いけないぞ。


| | 考えたこと | 23:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
改正労働契約法
改正労働契約法が施行され、巷で契約社員の扱いが問題になっている。

ぼくはよく知らなかったが、改正労働契約法では契約社員を5年雇ったら、正社員にしないといけない、ということにはなっていないらしい。

新聞によると、「期間を定めない雇用に転換する場合には、企業は原則、給与や勤務時間などの労働条件を同じにする必要があるが、正社員並みに待遇を大きく改善することは求めていない。」とのこと。
そうだったのか。

この法律の目的は何なのだろうか。
正社員との理不尽な待遇格差の改善に道が開けた、という事が新聞に載っているが、あくまで道が開けただけで、格差をなくすことにはならない。
というか、本音を言えば、毎年ベースアップが有り、ボーナスがあり、あまり働かなくても給料がもらえる「正社員」というシステム自体を維持していくことが難しいのだと思う。

今の雇用の流動化を阻んでいる一因が、正社員というシステム。
新しい産業がでてこないことも問題だが…。

もちろん、そのおかげで若い人の雇用を増やしたいと思ってもなかなか増やせない。
年金や保険のシステムも破綻している。
そんな問題が山積みになっているのが日本の現状。

中高年の雇用を守ることも大事だが、若い人の雇用はもっと大事だと思う。

何とかいいセーフティネットを作って、今のシステムを変えていかないと、日本はダメになる。

ぼくはそう思っているのだが…。

| | 考えたこと | 23:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
CMBS
今のクルマは7年目でこの秋車検だ。

今までで一番長く乗ったクルマになる。
もう15万キロを超えた。
平日は毎日90キロ走るから、だいたい計算は合う。

ホンダのストリームの1.8リッター、FFモデル。
当時の一番安いモデルだった。
ただし、レーダーをオプションで付けた。
車間距離を計測して、速度を調整しながらクルーズで走れる。
往きはちょっと急いで行くので、オフにしているが、帰りはのんびり帰るのでこの機能を使う。
ミリ波レーダーを使う装置で、メーカーオプションだった。

この機能は高速メインで走るぼくにとっては、すごく便利な機能で、一度使うとこれがなければダメだと思う。
今のクルマを買ったときには、この機能がどんどん採用され、もっと安くなると思っていたが、その後景気が悪くなり、軽自動車の売り上げがどんどん増えてあまり搭載されていないのが実情。

ぼくのストリームは、不用意に前のクルマに近づいたときに緊急で警告を出し、ブレーキをかけ、シートベルトを締めるという機能もある。
これが何度か作動したことがある。
ぼやっとしていても、シートベルトをぐっと締めるとイヤでも注意が喚起される。
CMBSというこの機能、本当にスゴイ機能だと思う。

一度これがついたクルマに乗ると、他には乗れない。
運転者にシートベルトを締めて注意を促す、という仕組みがいいと思う。
スバルのように実際に止まるわけではない。
減速はするが、運転者に注意を喚起して、運転者の意思で止める、という考え方だ。
こちらの考え方の方がぼくは好きだ。

買い換えたいとは思うが、この機能がついた5ナンバーのいいクルマが見当たらない。

というわけで、もう2年乗ろうと思っている。

当時、ミニバンが流行っていて、5ナンバーで7人乗り、200万を切る値段であのメーカーオプションがついたのは画期的だと思った。
もっと搭載されるべきだと思っている。

頑張れ、ホンダ。
| | 考えたこと | 00:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
地震速報
今朝の地震で、携帯の地震速報が役に立ったらしい。

らしい、というのはぼくは携帯を離れたところに置いているからだ。
今日は午前中仕事だったので、みんなに聞くと、大阪では地震とほぼ同時、京都では地震の1秒前くらいに警報が来たとのこと。

まあ、ほぼ同時でも警報が来て起きたという人がいたから、効果はあったのだろう。
よくできたシステムだと思う。

地震にはP波とS波があり、P波は縦揺れで速度が速く、S波は横揺れで速度が遅い。
P波は比較的小さな小刻みの揺れで、S波は大きな横揺れになる。
このシステムは、大きな地震があったとき、気象庁の観測ポイントにP波が到着してから、S波に備えるためのものだ。
P波は7km/秒、S波は4km/秒なので、震源地からの距離によって、時間差は異なる。
だから、大阪ではほぼ同時、京都は1秒前という事になっている。

たとえ同時でも、直前でも地震だとわかるのは効果があると思う。

必要なら逃げないといけないし、身構えることができる。

阪神大震災以降、検討されて実現したシステム。

地震のような天変地異には、人間は無力だと思うが、ちょっとした抵抗にはなる。

これも日本が豊かだから実現できたもの。

貧しい国ではこんなものはできない。
元々のインフラ整備から必要になる。
技術とお金が必要だ。

いったいどれくらいのお金がかかったのか、知らないが…。



| | 考えたこと | 21:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
中学校のころ
女性と男性で少し違うと思うが、中学校のころというのは後から思うと、うっとうしい時期だ。
思春期のドロドロした悩みがあるんだろう。

高校を出る頃には少しマシになるような気がする。
中学の後半くらいが一番ひどかったと思う。
その頃は何となく親もうっとうしかったし、世の中もうっとうしかった。
ちょうど中学の2年の時に、父が東京に転勤で単身赴任して、よかったと思う。
母はよくなかったかもしれないが…。

あの頃はフォークソングがメジャーになり始めた頃だった。
ちょうどフォークとニューミュージックの端境期。
吉田拓郎、井上陽水、かぐや姫、六文銭、岡林信康、たかいしともや、遠藤賢二、高田渡などが活躍していた。

思い出そうとしても、中学校のことが思い出せない。
断片的にクラスメイトや先生のことは思い出せるのだが、ひとまとめにして中学校というと難しい。
高校は一連の流れが言えるのだが…。
あの頃の事は、自分でもあまり思い出したくないのかもしれない。
脳は本当は経験したことは全て覚えているのだが、思い出せないものは抑制をかけているらしい。

やっぱり思い出したくないと思っているのだろう。
自分でもイヤな記憶が多いような気がする。

中学校の先生は気の毒だ。

みんな後から思い出さない記憶の中に入る。

だいたい、みんなそうだと思うのだが、違うのだろうか…。

| | 考えたこと | 23:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
H7N9型ウィルス
H7N9型の鳥インフルエンザウィルスが中国で発見され、患者が亡くなるなどしており、中国政府も今回は消毒など必死になってやっているようだ。

このH7N9型ウィルスというのはどういうものか。
ニュースの解説のサイトを見てみると、

「A型インフルエンザウイルスの一つ。AP通信によると、世界保健機関(WHO)の専門家は「毒性は弱く、公衆へのリスクは低いのではないか」としている。インフルエンザウイルスは、ウイルスの表面にあるタンパク質のヘマグルチニン(H)とノイラミニダーゼ(N)の種類によって型が分類される。2009年に豚のウイルスから人に大流行した新型インフルエンザはH1N1型。アジアを中心に死者が相次ぎ、人から人への感染拡大が心配されている鳥インフルエンザはH5N1型。」

ウィルスの表面にはタンパク質があるらしい。
そもそもウィルスとは、「他の生物の細胞を利用して、自己を複製させることのできる微小な構造体で、タンパク質の殻とその内部に入っている核酸からなる。 生命の最小単位である細胞をもたないので、生物学上は非生物とされている。」とWikipediaに書いてある。

このタンパク質の表面の殻の種類によって、型が変わるということになる。
核酸というのはDNAとかRNAとかいう、細胞の中の核の部分に入っているものだ。
ウィルスは他の生物の細胞の中に入って、初めて増殖することができる。
最初から他の生物の中に入って、増殖することを目的に生まれてきたものなのか、それとも偶然出来たものがそういうメカニズムになっているのか、それはわからない。

結局、ウィルスに冒された細胞は死に、これが宿主である個体にも影響を及ぼす。

これがウィルスで病気になるメカニズムらしい。

要は、ヘマグルチニン(H)とノイラミニダーゼ(N)の種類によって、ヒトが感染しやすかったり、しにくかったりするし、毒性が強かったり弱かったりする、ということになる。

しかし、どうしてウィルスという生き物か、生き物でないかわからないものが生まれてきたのだろうか。

そこが一番の謎だということがわかった。

| | 考えたこと | 23:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
サントリーの化粧品
知らなかったが、FAGEという化粧品をサントリーが出している。FAGEはエファージュと読むらしい。

シニアにターゲットを絞って出している。
伊藤蘭、富司純子という50代、60代の女優を使い、出てくるユーザーも40代以上ばかり。
まさに少子高齢化を狙っての戦略だ。

これから若い人はどんどん減り、老年はどんどん増える。
既存の化粧品メーカーは、若い女性向けが中心。
そこで、高齢の女性向けの化粧品にサントリーが新規参入した。
エイジング・スキンケアというジャンル。

化粧品業界は異業種からの参入が相次いでいる。
富士フイルムがフィルムを作る技術を応用して化粧品を作った。
次はサントリーだ。
酵母を遺伝子レベルで研究してきたとのこと。
今やサントリーは酒の会社というより、健康食品の会社になった。

化粧品業界も大変だろう。
どこから入ってくるかわからない。
主戦場である若い女性向けの所はやらないで、40代以降のところで戦おうとしている。

酵母の力、と言われると「そうかな」と思ってしまう。
この分なら、アサヒビールやキリンビールも参入してくるのではないか。

食品メーカー、飲料メーカーはイメージとしては「きれい」な感じだから、有利だろう。
国内市場はこれから小さくなるから、会社を維持しようと思うと業態を変えて広げていかないといけない。
サントリーなどは、世界で化粧品メーカーとして戦うのはシンドイが、国内なら中高年相手で信頼できる会社と思っているかもしれない。
富士フイルムの成功を見て、これはいけると思ったのか。

富士フイルムはアスタリフトという化粧品を出して、ようやく認知された感じ。
サントリーのエファージュがどうなるか。

お手並み拝見。

| | 考えたこと | 00:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
サッチャー死す
昨日イギリスの元首相である、マーガレット・サッチャーが亡くなった。

この人がいたから、よくも悪くも今のイギリスがある。
イギリスという国は不思議な国で、ピンチになったらそれを乗り越えられるリーダーが出てくると思う。
第二次大戦の時のチャーチルみたいだ。

ぼくはイギリスが傾いたときに、サッチャーはそれを立て直したのだと思っている。

サッチャーが首相になった当時のイギリスは、成長率がマイナスでたくさんの失業者がおり、公務員のストでゴミが町中にあふれたりしていた。
食料品店の娘のサッチャーは、自助の精神を持っており、当時腐敗していた国営企業や組合と戦い、そして国営企業を民営化した。
テロには断固とした態度で臨み、ソ連に対しても強い態度で臨んだ。
結果的にそれが冷戦を終結したという評価を得ている。

彼女が鉄の女と言われたのも、いつも毅然とした態度でいたからだろう。
自分は好かれるために首相をやっているのではない、と言っていたらしい。

自ら努力しないものには容赦しなかった。
そういう強さがあった。

そういえば、本棚にサッチャーの自伝がある。
首相時代をふり返ったものだ。

まだ読んでいなかった。

ぼちぼち読まないといけない。

May rest in peace.


| | 考えたこと | 23:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
ハチの能力
ドラマで、毒ガスで死んだカナリアの死骸を探すのに、スズメバチを使っていた。

どう使うかというと、毒ガスがしみこんでいると思われる紙の上に砂糖を置いて、スズメバチを群がらせ、毒ガスの臭いと砂糖を結びつける。
これが十数分。

そして、そのスズメバチが入ったガラス瓶を持って、カナリアの死骸がありそうな所を探す。
スズメバチは毒ガスの臭いがすると、反応して飛ぼうとする。
持って歩いているスズメバチが騒ぐと、毒ガスの臭いがしたということになる。
そうやって、毒ガスで死んだカナリアを見つけていた。

実際、ハチの嗅覚はイヌよりもすごいらしい。
25メートルのプールに砂粒一つの砂糖でも反応すると言われている。
ネットで調べると、テロ対策にハチを使うというような記事も出ていた。

イヌは訓練に時間がかかるし、機嫌が悪いと働かなかったりする。
しかし、ハチは十数分の訓練で充分。
機嫌など関係ない。
それにしても、どういうセンサーで感知しているのだろう。

ハチに限らず、昆虫は地球上で最も種類が多く、成功した種だと言われている。
あらゆる環境で、それぞれ適応している昆虫がいる。
一時ロボットの開発で、昆虫の身体の制御をまねているという話を聞いた。
人間のように脳で一括管理するのではなく、足とか手の近くで制御するというシステム。
昆虫に学ぶことは多い。

ただ、小さすぎてわからないことも多いのだろう。

もうだいぶ前から昆虫の研究については言われているが、なかなか成果を聞かない。

人間は昆虫を研究するためには大きすぎるのか。

| | 考えたこと | 01:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
今年の桜
今年は桜をゆっくり見る時間がなかった。
去年も同じなのだが…。
この時期は忙しい。

毎日通る道で一番桜が目立つのは、尼崎の料金所を入ったところに咲いている桜。
この時期だけ、風景が変わる。
鮮やかなピンク色が入り口に沿って広がる。

桜は排気ガスには強いのか、それとも最近の排気ガスはきれいなのか…。
600種くらいある桜だが、排気ガスに強い種類を植えたのか。

学校にはどこでも桜が植えられているが、これは当時の文部省が「教育施設に植えるべき樹種について、学校行事の際に開花するなどの記念樹的要素があるもの」という通達を出し、結局学校が選ぶときには卒業式、入学式頃に開花するなどの記念樹となると桜を植えたということらしい。

今の日本の桜で一番多いのはソメイヨシノだが、これは日本古来からの桜ではないらしい。
小林秀雄の講演によると、本来の日本の桜はヤマザクラであって、ソメイヨシノは文部省と植木屋が広めたものだ、とのこと。

ヤマザクラをWikipediaで引いてみると、「ヤマザクラは同一地域の個体群内でも個体変異が多く、開花時期、花つき、葉と花の開く時期、花の色の濃淡と新芽の色、樹の形など様々な変異がある。同じ場所に育つ個体でも一週間程度の開花時期のずれがあるため、同じサクラでもソメイヨシノと異なり、短期間の開花時期に集中して花見をする必要はなく、じっくりと観察できる。ソメイヨシノの植栽の普及する前の花見文化はむしろ、このように長期間にわたって散発的に行われるものであった。」とのこと。

今の日本の花見の風習は、昔とはちょっと違うものらしい。

あれだけ一斉に花が咲くのはソメイヨシノの特徴であり、明治以降に広まったようだ。

この週末の暴風で桜は散っているだろう。

また来年。










| | 考えたこと | 01:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
タバコ
最近タバコを吸う人がめっきり減ったと思う。
ぼくが禁煙したから、そう思うだけか…。

そういえば、ある大学でキャンパス内全面禁煙にしたら、回りの家から文句が来たらしい。
近所の道で喫煙者がポイ捨てをするようになったからだ。
あわてて全面禁煙は中止したとのこと。
ということは、みんなまだまだ吸っているということか。

事務所内は全面禁煙になったから、見ないだけかもしれない。
外にしか喫煙所はないので、吸いたくなったら喫煙者は外に出ている。

調べてみると、成人男性の喫煙率は2012年が33%だったが、なんと1965年は84%もあった。約50年で50%減ったことになる。

しかし、1965年当時、男の8割以上が喫煙者だということに驚く。
そういえばあの頃の映画を見ると、たいがい男性はタバコを吸っている。
ポイ捨てなんか気にしない。
洋画も邦画も関係なし。当時のヒーローは喫煙者だった。
そんな時代。

ぼくが会社に入ったのが1979年。
あの頃はまだ事務所の机の上に灰皿が置いてあった。
そして、事務所の隅には黄色い缶があって、帰るときにはその中に灰皿のゴミを捨てて帰っていた。
時々図面の端の方に焦げて茶色になった部分があったりした。
のんびりした時代だった。
いつ事務所が禁煙になったのだろうか…。
忘れてしまった。

今や人がたくさんいるところで喫煙する、ということは想像できない。
喫煙者にとってはつらい時代だ。

気の毒だと思う。

ぼくが傍観者でいられるのは、脳梗塞のおかげかと思うと複雑だが…。


| | 考えたこと | 00:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
生徒が先か、先生が先か
優秀な学校には、優秀な先生がいる。
先生が優秀だから、優秀な生徒が来る。

優秀な学校には、優秀な生徒がいる。
生徒が優秀だから、優秀な先生が来る。

どちらが正しいのだろうか?
優秀な学校は、結果的に生徒が優秀になるのだろうか、先生が優秀になるのだろうか。

もちろん、両方の要素があるのだろうが…。

では、ダメな学校の場合はどうなんだろうか。

ダメな学校には、ダメな先生がいる。
先生がダメだから、ダメな生徒が来る。

ダメな学校には、ダメな生徒がいる。
生徒がダメだから、ダメな先生が来る。

法則は一つだろう。
どちらかが正しい。
学校の主役は先生か、生徒か、どちらだろう。
これはどう考えても生徒だろう。
生徒が結果を出さなければ、学校は変わらない。

まず生徒が優秀であることが、必要なのだと思う。
高校野球を見ればわかる。
地方の学校では、都会から選手をスカウトしてきた学校が甲子園に出ている。
それは当たり前だ。
都会で小学校、中学校と野球ばかりしてきた生徒と、地方で野球を始めた生徒では、ほとんどの場合勝負はついている。
勉強も野球も同じ事だ。
素質もあるが、取り組んだ時間と経験が圧倒的な要因だろう。

そういうと、「教育の可能性」という反論がある。
要は、ダメな生徒でも教育して優秀な生徒に変えることができないのなら、教育などやっても仕方がないということだ。
でも、ぼくはそういうことを言いたいのではない。
圧倒的な時間と経験の差を埋めるのは、難しいということだ。
教育の可能性は認めても、よほど優秀な学校の先生がボンクラで、ダメな学校の先生がスーパーでないと逆転はあり得ない。

先生の労働市場が自由であれば、優秀な先生は優秀な学校に行く。
多くの場合、その方がやりがいがあるからだ。
もちろん、そうでない場合もあるが…。

そして、優秀な生徒を教えれば、先生も優秀にならざるを得ない。
生徒に負けていられないからだ。
優秀でない先生は去って行くだろう。
結果的に先生も優秀になる。

いろいろ反論はあるだろうが、ぼくは生徒が先だと思う。


| | 考えたこと | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
日本の小学生
3月29日の東洋オンラインに「小学生より勉強しない日本の大学生」という記事が出ている。

「そんなの、当たり前」と思う人は、ぼくを含めてどれくらいいるだろうか。
それはぼくらの時代、小学校ではたくさん勉強をしたということと、大学は緩かったということの両方の意味がある。
もちろん、マジメな人は大学でも勉強していた。
特に大学院に行くような人は、ある程度勉強をしないと行けない。
今のように、多くの学生が大学院に行く時代ではなかった。
学部卒ででる人の中には、ぼくのようにあまり勉強しなかった人もたくさんいると思う。

ゆとり教育でかどうかはわからないが、小学校はだいぶ様変わりした。
一番変わったのは先生だろう。
先生は生徒の友達のようになった。
掃除当番もないし、男女全く同じ事をやる。
女子が騎馬戦をやるし、男子がダンスをする。
平等になった、ということだ。
そして、勉強しなくなった。
問題は山積みだ。
イジメ、学級崩壊、低学力、不登校、理科離れ…。
いっこうに収まる気配がない。

記事は読んでもらえばわかるが、海外に比べて日本の大学生は勉強していない、ということだ。
だから、国際競争力が低いということになる。
今から海外に出て行かなければならないというのにだ。

また、大学の授業の質が低いという。
これもその通りだろう。
そんなの、昔も一緒だと思う。
大学は学生にいてもらっても困るので、60%出席したら単位をやるようにしているのだ。
マジメに聞いているのは1割、というのはそんなものだろうと思う。
授業をやる方もやる方なら、聞く方も聞く方だ。

でも、これがグローバル化で問題になっている、というのが主旨。

それはその通りだと思う。
英語力一つとっても明白だろう。

しかし、問題は最初の所だと思う。
小学生の時に勉強していないことが一番の問題だ。
義務教育をマジメにやれば、解決するとまでは言わないが、そうしないと何をやってもムダだと思う。
そこを指摘しないで、こんな記事を書かれても…という感じだ。

もう一度言う。

問題は小学校。


| | 考えたこと | 23:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
カリスマ・ドッグ・トレーナー
アメリカはペットの国だ。
特にイヌは家族の一員として扱われている。
家の中で飼うのが当たり前という感じ。

感心するのは、テレビでカリスマ・ドッグ・トレーナーという番組があるということ。
トレーナーがイヌの心理を解説し、それをコントロールして問題を治す、という番組だ。

問題があるイヌとしてよく出てくるのは、誰か来たら吠えるイヌとか、噛むイヌ、散歩に連れて行ったらリードを引っ張って落ち着きのないイヌなど、いろいろだ。

トレーナーは中年のおじさんで、イヌの心理研究所みたいなところの所長らしい。
驚くのはどんな問題があるイヌでも、この人が行くと収まることだ。
イヌが問題行動をしたら、止めるときに押すのではなくタッチすることだ、という。
押したら、押し返すがタッチされると後ろに下がる、ということらしい。

イヌは人の心を感じることができるらしい。
人が落ち着いていると、落ち着くし、人が自信なげにしていると、騒ぐ。
トレーナーは問題犬を治すのだが、どちらかというと飼い主を治すといった方が正しい。
飼い主の心理が問題行動を起こすということだ。
よくできた話。

しかし、生まれつきの問題犬もいるらしい。
こういうのは治らない。
かわいそうだが、そういうイヌは引き取ってくる。
家では危なくて飼えないということだ。

そういうふうに、毎回1時間の番組が流れる。

こういう番組が出来ること自体がイヌが家族の一員である証拠だ。

しかし、最近は日本も負けてはいないような気がする。
ペットショップが増えたし、スーパーにはペット用品の売り場はあるし。
近所の獣医にはイヌを抱いた飼い主がたくさん待っている。

そのうち、日本でもイヌの心理研究所ができて、こういう番組を始めるかもしれない。

そのころには、アメリカではキャット・トレーナーが出てくるかもしれないなあ。




| | 考えたこと | 00:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
宅配ピザ屋の戦略
宅配ピザは時々利用するが、これを自分で取りに行くと特典がつくキャンペーンをやっている。

2枚買うと1枚タダになるのだ。
そんなに配達のコストが高いんだろうか。
そうは思えない。宅配ピザだから、配達のコストは済みだろう。
もちろん、たくさん買い物をしてくれるから、上客になるのだが…。
みんなが取りに来て2枚買えば、普通なら店は赤字になる。

しかし、キャンペーンで増えるものもある。
2枚で半額なら、取りに行って買おうと思う人もいるだろう。
そういう人は、今まで違う店に注文していたが、店を変えることになる。
つまり新規の客が増えるのだ。
味に自信があれば、その客は次からもその店を

どれくらい2枚買う人がいるのだろうか。
どれくらいの人が取りに行くだろうか。
どれくらい顧客が増えるのだろうか。

それらをシュミレーションして、このキャンペーンを決めるのだろう。
このキャンペーンを続けているということは、ピザ屋がこれで得が出来るという計算が成り立っていることになる。
一時的に赤字になっても、新規顧客が取り込めたというような判断かもしれない。
それとも、予想よりも取りに来る客が少なく、あまり影響がなかったのかもしれない。
そういえば、テレビなどで大きく宣伝していないようだから、きっと様子を見ているのだろう。

今のところ、店が得をしているか、あまり大損をしていないから、まだキャンペーンは続いている。

実際のところやってみないとわからないから、やっているのかもしれない。

この戦略、どうなるのかな。


| | 考えたこと | 23:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
小説
目にあった老眼鏡を作ってから、また毎晩寝る前に本を読むようになった。
その習慣は、子どもの頃についた。

以前も書いたが、「本を読むのは楽しい」と思ったのはいつ頃だろうか。
やっぱり面白い小説を読んだときだろうなあ。
最初の経験は、子ども向けの本だ。
やっぱり「大岡裁き」。何度読んだかわからない。何冊かあった、子ども向けの「日本の名作全集」みたいな本の中にあった。
何が面白かったんだろうか。

その次は、子ども向けのシートン動物記。「狼王ロボ」という話。
第1巻の最初に載っていた。
これは全部で4巻くらいあって、こちらも何度も読んだ。
それに比べて、ファーブル昆虫記はあまり面白くなかった覚えがある。
やっぱり動物の方が虫よりも感情移入しやすいのだろう。

小学校の図書館で借りた、「東海道中膝栗毛」は覚えている。
弥次さん、喜多さんの道中を子ども向けに書いてあったと思う。
これは面白かった。

中学校のことはあまり覚えていない。

高校から大学にかけて、わりと小説を読んだ。
太宰治の「走れメロス」「斜陽」など、当時の文庫本はみんな読んだが、あれは何が面白かったのだろうか。
石川達三もたくさん読んだ。この人は当時の日本ペンクラブの会長で、今から思うと、当時の文壇はだいぶ左寄りだったことがわかる。
吉行淳之介は文章の達人。
筒井康隆、光瀬龍、豊田有恒のSF小説、司馬遼太郎の歴史小説、池波正太郎、柴田錬三郎の時代小説はよく読んだ。
ミステリーはアガサ・クリスティ専門。

会社に入って小説は減ったが、アメリカのハードボイルドを読んだなあ。
レイモンド・チャンドラー、ローレンス・ブロック、サラ・パレツキー、スー・グラフトンなど。
人は自分にないものに憧れるというが、ハードボイルドはまさにそうだと思う。

田辺聖子の恋愛小説、佐藤愛子、曾野綾子のエッセイ、高杉良の経済小説など、面白かった。

今も、小説は面白い。

| | 考えたこと | 22:52 | comments(0) | trackbacks(0) |