考えたこと2

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縁の下の力持ち
大きな大学には、学園祭の実行委員会という組織がある。
そういう学校は昔はタレントを呼んだり、かなり大がかりなイベントをやっていた。
今でもそういうところもあるが、学校法人としては少子化で減った受験生を呼ぶ機会でもある。
だから、わりと大きな予算で模擬店の数も多く、サークルの発表会などもやって、学校紹介の側面もあるのだと思う。

すべてを学生で運営するのは難しい。
ステージ設営などは外注するのだが…。
それでも、学園祭の実行委員会は大組織になる。

しかし、みんながみんなステージの企画等といった表舞台に立てるわけではない。
地味な役割にあたる人もいる。
それが机や椅子を運ぶような係だったりする。

先日面談した学生は、そういう係だった。
実行委員会に入りたかったのは、やっぱり企画などの花形の仕事がやりたかったからだが、当たったのはものの運搬をやる係だった。
残念だったが、役割を頑張ろうと思ったという。

ところが、30人ほどのメンバーのモチベーションが上がらず、なかなか準備が進まない。
自分はリーダーとかではなかったが、もっと役割をちゃんと振って、一人ひとりに責任を持たせてやることで、まとまったという。
一番印象に残っている言葉は何か?と聞くと、メンバーの一人が言った「資材係がいなかったら、学園祭はできへんねんなあ」という言葉だったという。

そういう縁の下の力持ちの仕事が大事だ、ということを知っていることはすごくいいことだ。

その学生には、それを伝えた。
中高年が面接をするときには、きっと感心されるだろうと思う。

こういう学生と会った日は気持ちがいい。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:44 | comments(0) | trackbacks(0) |

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