考えたこと2

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大衆の怖さ
朝ドラの「ブギウギ」は今日本が戦時体制に入ったところをやっている。
ヒロインは梅丸楽劇団に所属しているのだが、どんどん警察や軍部の圧力でショーができなくなっている。
「贅沢は敵」とか「敵性用語」などという言葉も縁遠くなってしまったが、それらが出てくる。
平成以降の人たちには、もう過去の遺物になっている言葉。

ドラマの中で、サキソフォンは「金属製先曲がり音響出し機」と言われていた。
ギャグではない。
そんなバカなことを、大真面目にやった歴史があったということだ。

歌劇は観客も減り、バンドメンバーも、ヒロインもショーをやっている実感がない。
当然、経営も苦しくなってくる。

こないだの場面では、ショーが終わって帰りに事務所に寄って、責任者にヒロインが詰め寄る場面があった。
経営は苦しい、と責任者はいう。
お客さんも気の毒だし、警察や軍にもっと実情を言ったらどうか、という言葉に対して、彼は机の下から大きな箱を出してきて、中の紙を机の上にぶちまける。
それは、梅丸楽劇団に対して、大衆の苦情が書かれたものだった。

要は、一般大衆の声のほうが警察や軍よりも怖いということだ。
きっかけが警察や軍であって、それに煽られた大衆が「こんなものを戦時下でやるべきではない」ということを投書しはじめる。
そうなると、一般大衆のほうが暴力的だ。

しかし、過去のことだと笑っていられない現実がある。
マスコミや「専門家」による煽りは、古くは「安保反対」の学生運動、新しくはコロナでもあったし、放射能や原発でもあった。
原発やコロナはいまだに反省されない。

戦後、大衆はコロッとアメリカ製の民主主義に賛同した。
警察や軍は悪者になって、非難された。
最も非難したのは、大衆だったのだろう。
それが「安保反対」につながった。

結局日本人は昭和初期から何も変わっていないのだ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
4年ぶり
こないだ4年ぶりに図面のプロジェクトメンバーの宴会をやった。
前にも書いたが、図面のプロジェクトはぼくが関わった中で一番面白く、やりがいのある仕事だった。

メンバーの中でかろうじて一人だけ、再雇用で会社で働いている人がいる。
IT関係の部署だ。
彼が、20年経ってバージョンアップはしたが、基本的には図面のシステムは当時の基本設計で動いていると言っていた。
まあ、Too big to failという事かもしれないが…。

まだあれが動いているのかと、感無量。
ちょうど立ち上げが年末で、ぼくはクリスマスに残業して働いたことを思い出し、他のメンバーは正月に出たことを思い出したりした。
もう遠い彼方の記憶だが、20年経っても役立っているというのは嬉しいことだ。

今回はコロナが本格的に明けたことと、ぼくの退院祝いということになっていた。
さすがに4年経つといろいろ変わる。
4人のうち3人がオーバー60。
ぼくを含めて、みんなぼちぼち仕事を終える年齢だ。

一番年上のぼくが仕事が出来ているのはラッキー。
普通は65歳あたりがやめる時になる。
でも、深刻な人手不足だから、70歳までは何とかなるかもしれない。

1人はYoutubeデビューしていた。
DTM(デスクトップミュージック)を始め、市販のカラオケではないオケを作ってYoutubeにUpしている。
市販のカラオケを使って、歌ってみたというような動画を作ると著作権を侵すことになるので、カラオケ自体を自作すると、そういう動画に使ってもらえるらしい。
コロナ自粛を機に始めたとのこと。

Youtubeのチャンネルを教えてもらって、聞いてみたがなかなかいい。
収益化は考えていない(というか、条件を満たすのは非常に難しい)が、1曲仕上げるのに約1ヶ月程度とのこと。
生楽器は一切使わず、CubaseというDTMソフトを使っているとのことだ。
結構クオリティの高いものが作れるので、プロとアマの差は本当に縮まった。

アイリッシュバーで4時間過ごし、喫茶店で1時間半。
あっという間に時間が経つ。

やっとコロナが明けて、平常に戻った。

それが一番うれしい。

また集まろうということになった。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
酒とバラの日々
こないだのレッスンではジャズのスタンダート、「酒とバラの日々」のコード進行を解説してもらった。
キーはFで、Fの次にEb7が来る。
これはどう解釈したらいいのか?という質問。

いろいろ考え方はあるが、サブドミトマイナーをイメージするのがいい、と先生は言った。
古くは吉田拓郎、新しくはaikoが特徴的に使っているコードだ。
キーがCならFm、キーがFならBbmがそれにあたる。
Eb7のベースを6弦のBbにすればBbm6になるという寸法。
なるほど。

ギター弾きは移動ドで考えて、基本はCになるので、サブドミマイナーというとFmを思い浮かべる。
そのへんは先生も一緒なので話が早い。

特徴的な音はラのフラット、Abだ。
とりあえず、その音を使ってラの音を使わないことが、必要条件ということになる。
Fの音をラととらえて、そこからラシドレミファソというマイナースケールを使うということだ。
このときに、ドの音がAbになるから、そこを強調して弾くといい。
実際、iPadでカラオケをかけてそういうふうに弾くと、結構いい感じになる。

もっと真面目にジャズギターをやっていれば、こんなのは数年でクリアできたのだろうが、もう15年以上になる。
やめずに通っているのが取り柄という感じだ。

サブドミマイナーはいろんなところに隠れている。
このコードは?と思ったら、サブドミマイナーを疑え、ということだ。
そして、ラシドレミというマイナースケールを弾く。
とりあえずそう覚えておこう。

ちなみに、ピアノを習った長男は、ギターも弾くが固定ドで考えている。
指板上の音はその音の階名で見ているということだ。
やっぱり、ピアノを習うと、そうなるのかと思う。

ピアノの黒鍵はややこしくないのか?と聞いたら、調やコードによっては、黒鍵で指が届きやすくなるから、いい時もあるし、そんなに気にしないとのこと。
ギター弾きとは根本的に違う。

弾く楽器で音楽の捉え方が変わるというのは、面白い。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 15:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
海外インターン
コロナで休学し、海外で働いていた学生がいた。
留学が出来ないので、自分で探し回ってインターン先を見つけた。
書類を出して、面接も受け、家族も説得し、行ってきたというツワモノだ。

就活はだいぶ苦労した。
海外進出している企業を探し、そこに入って海外に行きたい、という動機。
積極性や、前向きさなどは問題ないので、あとは企業研究だった。
その会社のやっていることや、社会的意義を理解して伝えないといけない。
ただ、海外に行きたい、というだけでは無理なのだ。

あと一歩というところでいくつか落ちて、嫌になりかけたときに東京のメーカーに内定した。
最後の面接のときには、「海外に行きたい」というのは封印していこう、とアドバイスした。
もしも聞かれたら、国内で仕事ができるようになってから…、ということで作戦を立てた。

最終面接の当日、東京駅から電話があって、面接のあとすぐに内定を言われたという電話があった。
よほど嬉しかったのだろう。
嬉し涙で電話してきた。

こないだ、その学生に久しぶりに学校で会った。
また、これから3ヶ月、ジャカルタで働くという。
いろいろ説明してくれたが、どうもジャカルタで働く日本人向けに配布している情報誌を改訂する仕事らしい。
自分の役目は、主にインタビュアーからの聞き取りだと言っていた。

これからお医者さん2件回って、パッキングをしないといけないという。
明日は朝の4時起きで行くとのこと。

こんな外向きの学生もいる。
卒業式で袴を着るから、見てほしいと言って帰った。

晴れ姿を見てあげようと思った。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
Negative
以前、Yesの代わりにPositiveを使うことを書いたが、どちらかというとこれは稀な感じ。
Noの代わりにNegativeを使う場合の方が多いと思う。

ぼくが見ている海外のドラマは、警察やFBIなど役所が出てくることが多い。
そういうところでは、Noの代わりにNegativeを使う頻度は高いようだ。
何となく、上司から聞かれたことに対する返事みたいなシチュエーションで使うことが多いように思う。

ネットで調べると、Negativeは軍隊用語と書いてあるページもあった。
一般人はあまり使わないのか。

聞き間違えないように、という配慮もある。
確かに、Noは単語としては短いから、聞こえなかったり、聞き間違えたりするかもしれない。

Yesの代わりにAffirmativeを使うと書いてあるページもあった。
これだとちょっと意味が違う感じもあるのだが…。

Negative、Positiveは聞いていてよく分かるのは事実。
はっきりした意思表示になる感じ。

戦場ではやはりそういう意思伝達が必要なのだろう。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
フェアユース
城所岩生氏というアメリカの弁護士が、日本のIT技術をダメにしたのは日本の著作権法だ、と言っている。
プレジデントオンラインの記事

たしかにYoutubeが出てきたときに、著作権保護されているはずの動画がたくさんアップされて、それらはどうなるのだろうと思っていたが、Googleが外国の会社だとか、悪いのは投稿者で会社がやっているわけではないとか、そういう理屈はあったと思う。
でも、ボーダーレス化している現在、外国でアップした日本のアニメや楽曲はYoutubeに連絡して削除してもらうしかないということだろう。
当該国にそういう著作権の法律がなかったり、それを確認する術がなかったら、運営サイト側に頼むしかない。

日本の著作権法は、国内でしか行使できない。

アメリカの著作権法は、日本と違っている。
記事によると、

「動画配信システム「YouTube」が生まれたアメリカでは、1998年に制定されたデジタル・ミレニアム著作権法で、検索エンジンや動画サービスなどのサービス・プロバイダーは、法律に定める要件を満たしていれば著作権侵害の責任を負う必要がなく、そのおかげでYouTubeが世界を席巻するようになった」

「厳しい著作権法が日本を“IT後進国”にし、著作権法を柔軟に活用したアメリカがIT産業の最先端を走り、多くのIT企業が莫大な収益を世界中から集める結果となった」

「そしてもう一つ、アメリカでITビジネスが発展した著作権法に関する規定がある。それが、利用目的が公正(フェア)であれば著作権者の許諾なしでも著作物の利用を認める「フェアユース」規定である。フェアな利用であるかどうかは、「利用の目的」「利用される著作物の市場に与える影響(市場を奪わないか)」などの4要素を総合的に見た上で判断されている。」

とのことだ。

ITの世界など、国境など関係ないのだから、今からでも著作権法は改正すべきだと思う。
それが新しいビジネスを阻害しているからだ。

実際、2016年以降は「知的財産推進計画」を受けて、日本版フェアユースが検討されてきたという。
それでも、フェアユースを全面に押し出すものではなく、最後の「やむを得ないという場合のみ」というものらしい。

「やむを得ない」という判断が出るということは、もうすでに負けているということではないか。
そんな法律を作っても、知的財産を有効に利用できるとは思えない。
きっとこういう会議に出ている人たちは年寄りが多く、既存の権威の中で生活している人たちだから、どうなっても構わないと思っているのだろう。

記事の最後には、こう書かれている。

「フェアユース規定を導入した国の中で、2021年のGDP成長率が最も高かったイスラエル(8.6% IMF-World Economic Outlook Databaseより)は、国民一人あたりの起業会社数も世界一多く、国を挙げてイノベーションを奨励し、起業促進に取り組んでいる。そのため、アップル、グーグル、マイクロソフトなどのIT大手が、買収候補のベンチャー企業を求めてイスラエル詣でをしている。

ちなみに、同じ2021年の日本のGDP成長率は2.1%で、昨年はさらに落ちて1.1%だった。フェアユースの導入が、これからの日本のIT産業のイノベーションを促進することは間違いない。ポストコロナに向けた日本経済の立て直しのためにも、日本版フェアユースを一刻も早く導入する必要がある。」

資源がなく、知恵が財産の日本にとってはもっともな話だ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
1万人の第九2023
先週の日曜日に6回目のレッスンが終わった。
あとは佐渡練(指揮者佐渡裕の練習)を経て、12月2日のリハーサル、3日の本番という日程。

最後の練習時にはゲストのTakahiro(エグザイルのボーカル)が歌う曲のコーラスの練習をやった。
一応仮印刷の楽譜をもらって、それで「道」と「Choo Choo Train」を歌った。
どちらもいい曲だが、この時点でまだ楽譜が出来ていないのにびっくり。
もうほとんどのクラスは終了しているのだ。

練習に使った楽譜はコピーなので回収された。
そのうち、ホームページにアップされ、佐渡練で渡されるとのこと。

「Choo Choo Train」の方はそんなに難しくない。
ソプラノとテノールはメロディで、アルトとバスは三度下というもの。
Fun Fun We Hit the Step Stepのところだけなのでまだマシ。

「道」の方は結構難しい。
「空、今日も青空です 泣き笑いしたあのとき…」のところのメロディ。
こちらもソプラノとテノールはほぼメロディなのでまだ楽だが、アルトとバスはメロディと交差する旋律で、結構ややこしい。
「難しければ、メロディを歌ってください」という注釈までついている。
これを練習無しでいきなりリハーサルで歌うのはよほどの音感がないと無理だろう。

佐渡練ではおそらく第九の練習だけなので、事前練習しなかった人たちは、2日のリハのときが最初の練習になる。
事前にHPを見て、確認する人がどれだけいるだろうか。

レッスンのときは先生がメロディを歌ったのだが、やはりクラシックの発声とポップスは全然違うことがよくわかった。
先生はクラシックが本業で、合唱指導などでも食っているらしい。
それにしても、もう少し「らしく」歌えないものか。
エグザイルの「道」が小学唱歌みたいになる。

どう発声が違うのか分からないが、とにかくびっくりするほど違う。

そういう意味でとても面白かった。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
住民税非課税世帯
最近のニュースを見ていると、「住民税非課税世帯」という言葉が出てくる。
これはどういう人なのか、調べてみた。

まず、年間の所得が35万円以下の人。
また、控除対象配偶者や扶養親族がいる人は35万円×(扶養している人の数+1)+32万円以下

この条件を満たして、なおかつ東京23区の場合(住んでいるところで条件は異なる)以下の3つのうちいずれかの条件を満たす人。

1. 生活保護を受けている

2. 年間の所得額が35万円以下
 控除対象配偶者や扶養親族がいる場合、35万円×(扶養している人の数+1)+21万円以下

3. 障害者、未成年、寡婦(夫)のどれかに該当する人で、所得125万円以下
 給与所得のみなら年収204万4,000円未満

これらの条件を満たす人は、住民税非課税になる。
要は住民税非課税になる世帯は、苦しい世帯だということだ。
去年の統計では、1万世帯あたり、2424世帯が住民税非課税世帯。
24%という値は意外に高いと思う。

年代別に見ると

 ・29歳以下:29.7%
 ・30歳代:9.2%
 ・40歳代:9.2%
 ・50歳代:11.3%
 ・60歳代:19.2%
 ・70歳代:34.9%
 ・80歳代以上:44.7%

となっており、やはり年寄りに多い。
70歳代で、3人に一人、80歳代で、2人に一人くらいの割合だ。

60歳以上が、日本の金融資産の6割を持っている、ということだが、やはり富は偏在している。
一方で苦しい人も多いということになる。

ただ、この決め方は収入のみによっているので、高齢者で資産を多く持っている人たちは外れることになる。
それを捕捉するために、マイナンバーを求めている。

資産も含めて評価しないと、若い人の負担が増えるばかりになるのは当然だ。

早くそういう形に変えないといけない。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
安全と効率
家の近所にできたモールのエスカレーターが遅い。
以前にも書いたが、社会が高齢化してエスカレーターは遅くなった。
今日のモールのエスカレーターは、前から気になっていたが、本当に遅い。

しかし、乗っていて思ったのだが、そんなに急ぐ理由もないのだ。
ぼくら年寄りにとっては、買い物は仕事のついでにやっているのではなく、それ自体が仕事だ。
別に早く済ませても、他にやることがない。
だから、別にゆっくりでも構わない。

でも、つきあわされる若い人たちは気の毒だと思う。
こんな遅いエスカレーターは使ってられない、と若い頃のぼくなら思う。
ついこないだ、松葉杖をついていたことも忘れてしまう。

世の中が相対的多数の年寄に合わせて、変わっていっている。
たしかに、早いエスカレーターは高齢者にとっては危険だ。
その人たちが少ない時代には、エスカレーターは早かった。

いろんなところで事故が起きたのだろう。
エスカレーターの設置者は訴訟が恐いので、設定をゆっくりにしたのだ。
この国では自己責任という言葉はほとんど意味がない。

エスカレーターは階段を使わずに素早く上り下りできる機械だったが、今は安全に上り下りする機械になった。
高齢者が街に溢れているからだ。

おまけに、その高齢者が6割の金融資産を持っているという。
だから、若い人よりもそちらになびく。
お金を持っているお客様は神様だから。

そんな高齢者につきあわされる若い人は気の毒だと思う。
これが高齢化社会ということなのか。

ぼくはいくらなんでもあんなに遅いエスカレーターは無しだと思うが、開店してずっとあの速度だから、文句を言う人は少ないのだろう。
所詮、買い物することだけが目的で、時間などいくらかかっても構わない、という年寄りが多いのだ。

果たして、安全はいいことなのか。
安全と効率のバランスをどう取るのか。

それをぼちぼち考えるなの時ではないかと思う。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
アーリーアダプター
アーリーアダプターというのは、新製品が出たら、価格が高くても飛びつく早期購入者のことだ。
アメリカのEVについては、そのアーリーアダプターが終わってしまったという記事を見た。
アメリカの消費者はEVよりもハイブリッド車を求めている」という記事だ。

とりあえず、新製品が出たら買うという人は、もちろんお金持ちである。
さらに、俗に言う「意識高い系」みたいな感じで、その新製品の価値を他人に伝えたい、というタイプだろう。
そういう人たちの間で、EVが行き渡ってしまったら、当然売れ行きは落ちる。

今年のアメリカ市場では、EVが窮地に陥っているらしい。
アーリーアダプターに行き渡ってしまったからだ。
EV専業のテスラは生き残りそうだが、それ以外の伝統的自動車メーカーは苦しいだろう。

記事によると、

「アメリカの自動車情報サイトであるEdmundsからInsiderに提供されたデータによると、EVの平均的な定価は6万1699ドル(約923万円)だが、2024ドル(約30万円)値引きされ5万9674ドル(約893万円)で販売されている。通常のハイブリッドは平均4万437ドル(約605万円)とそれよりも安いが、定価より少し高く販売されている。一方、プラグインハイブリッド(PHEV)は約5万6786ドル(約850万円)で販売されている。」

「2023年後半は、EVの近い将来にとって良い兆候が見当たらない。EVは販売するためにあらゆる種類の値引きやインセンティブが必要で、ガソリン車よりも売れ行きが遅く、大量の在庫になっていると、カーディーラーは何カ月も前から警鐘を鳴らしてきた。

多額の資金を投入して電動化を進めてきた自動車メーカーも、ようやくこのEVの窮地に気づき始めた。ここ数週間、複数の自動車メーカー幹部が、EV需要の鈍化と、それが当面の収益に与える影響について懸念を表明している。」

というようなことになっている。

とにかく、今の時点でEVは高すぎる。
BMWの最新EVは2000万以上の値段だ。
補助金等でごまかしているが、コストが高いのはどうしようもない。
電池が高いのだ。
その電池を作るときにはたくさんのCO2が出る。
それらをカウントすると、EVの優位性はさらに下がる。
いくつかの技術のブレイクスルーがなければ、EVは苦しいと思う。
結局、ポルシェやメルセデス、BMWなどの高級車を買っていた客に行き渡れば、そこから先は難しい。

日本でもこないだNboxの新型が出たが、あの比較的EVに熱心なホンダでも、軽のEVは出さないと言う。
居住空間やいろんな条件での燃費を考えると、まだガソリン車に優位性があるからだ。
もちろん、値段も安い。
やはりアーリーアダプターしか買わないと予想しているのだ。

結局必要なのは電池をそんなに積まなくてもいい、ハイブリッド車だろう。
記事の最後には経営コンサルティングの言葉として、こう書かれている。

「(関係者は)ハイブリッドのメリットや、将来的によりクリーンな環境にするためのギャップをいかにして埋めるのかについてはちゃんとした議論を避けていたようだ。それに関してホンダとトヨタ以外、みんな何を考えていたのだろうか?」

いずれは技術革新が起こって、EVの時代は来るだろう。
でも、そこまで行くためには、つなぎのハイブリッドが必要なのだと思う。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
自賠責保険
車やバイクに乗る人なら、自賠責保険という言葉は聞いたことがあるはずだ。
この保険は納車時や車検時に必ず入らないといけないもの。
「自動車損害賠償保障法」という法律で加入を義務付けている対人保険で、この保険の概略をネットで調べると、

・原動機付自転車を含むすべての自動車は、自動車損害賠償保障法に基づき、自賠責保険に入っていなければ運転することができません。無保険運転は違法となります。

・自動車の運行で他人を死傷させた場合の人身事故による損害について支払われる保険で、物損事故は対象になりません。

・被害者1名ごとに支払限度額が定められています。1つの事故で複数の被害者がいる場合でも、被害者の支払限度額が減らされることはありません。

要は、交通事故の被害者のために、運転者が入らないといけない保険、ということだ。

ビッグモーターの不正請求の問題は、修理費用を大きくして損保ジャパンに請求していたものだが、この問題の裏側には自賠責保険の保険料があるという。
日本人は役所を過度に信用しているので、自賠責保険は役所が取るものだから無条件に払ってしまって、その内容を吟味しない。
でも、中にはおかしいと思う人もいる。
そういうジャーナリストが書いた記事を読んだ。

それによると、損保ジャパンがビッグモーターとの契約を再開しようとして社長が辞任したが、その原因は自賠責保険の契約だという。
内容は、損保ジャパンの契約者が事故を起こし、事故車を1台ビッグモーターに入庫すれば、自賠責の契約を損保ジャパンに5件渡すという取り決めがあったらしい。
それほど、自賠責保険は儲かるということだ。

ところが、本来は自賠責保険というのは、ノーロス・ノープロフィットで運営されているもの。
説明は下記。

『民間企業である保険会社が販売する一般的な保険には、付加保険料率の中に利潤が織り込まれています。しかし、自賠責保険は、社会政策的な側面をもつ保険であることから、その保険料率は「能率的な経営の下における適正な原価を償う範囲内でできる限り低いものでなければならない」ことが法令で規定されており、利潤や損失が生じないように算出する必要があります。これを「ノーロス・ノープロフィットの原則」といいます』

加入が義務付けられているのだから、それは当然だとも言える。
それが「儲かる」というのはおかしい。

損保ジャパンの社長の記者会見によると、自賠責保険の売上は「収入保険料」で計上され、2022年度の自賠責による収入保険料は、20億6000万円。
儲けはないというが、1件あたり5056円の「社費」が入ってくるという。
この「社費」は業界全体で年間2000億円を超えており、大変大きな額になっている。
本来は国や役所がやるべき保険業務を代行している、という面はあるが、損保会社が実際に自賠責契約をビッグモーターに紹介してもらって、増やそうとしていたくらいだから、少なくとも「ノーロス・ノープロフィット」ではないだろう。

この記事を書いたジャーナリストは750ccのバイクに乗っており、その自賠責保険が6万円もすることに疑問を持ち、いろいろ調べて記事にして、国交省と運輸省に申し入れを行ったという。
その結果、6万円の保険料がどんどん引き下げられて、30年経って8760円まで下がった。
いかにいい加減な計算をしていたか、よくわかる。

この記事でも言っているが、この際自賠責保険制度に関して、もっとぼくらが関心を持って文句を言わないといけないと思う。

記事はこう締めくくられている。

「今回のビッグモーターに絡む問題も、自賠責保険を舞台に起きたわけだが、仮に、この保険に何らかのメリットがあるのだとすれば、公共性の高い保険に甘い汁を認めた国にもその責任の一端があると言わざるを得ない。

筆者はビッグモーター問題の発覚以前から、自賠責保険の「社費」の金額を具体的に示し、記事を書いてきた。今回、あらためてその数字を出したところ、この業界で仕事をされている多くの方からも、「そんな高額が支払われているとは知らなかった」「本当にそれだけの額が必要なのか?」と言った驚きや疑問の声が多数寄せられた。

現在の自賠責保険料が緻密に算出されていることは理解している。しかし、そもそも保険会社は、「利益」が全くないにもかかわらず、なぜ自賠責保険の契約がそんなに欲しいのか――。損保各社から申告されている「社費」という名の手数料は本当に適正なのか。また、契約者から受け取った自賠責保険料はどのように管理、運用されているのか。

一連の疑問を払拭するためにも、この機会に改めて、保険料を支払っているすべてのユーザーにもわかるよう、さらに具体的なデータを開示し、説明してもらいたいと思う。自賠責保険料は全国のドライバーが「被害者救済」のために納めた大切なお金なのだから。」

本当にそうだと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
バンド練習
今日はバンドの練習日。
このところ、ビートルズの曲をやっている。
今回はIn my lifeとAll my lovingが新曲だ。

ベースもだいぶ慣れてきた。
少しは弾きながら歌えるようにもなってきた。
でも、単音を弾きながら、違う(単音の)メロディを歌うのは難しい。

2つの旋律を同時に頭の中に思い浮かべて、片方は楽器を弾き、もう片方は歌うという作業。
まだバスドラムに合わせて、ビートを刻むような弾き方ならマシだが、ランニングベースというような感じで、もう一つのメロディを弾くようなパターンは難しい。

All my lovingの出だしでポール・マッカートニーが弾いているベースは、ビートを刻むという感じではなく、メロディックなベースライン。
これを歌いながら弾いている。
エライものだ。

歌わなければまだ弾けるのだが、3度上のハーモニーを歌いながら弾くのだから、難しい。
これは次回までの課題となった。

もう1曲のIn my lifeも、簡単そうに見えて難しい。

まだまだ頑張らないといけない。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
アメリカの人種問題
アメリカの白人は有色人種に対して引け目を感じている。
インディアンは先住民だったが、ほとんど今のアメリカ人に滅ぼされた。
残っているインディアンは、手厚い保護を受けている。

何千万人もの黒人がアフリカから連れてこられ、農場で働かされた。
当時は人身売買という規範もなく、奴隷が売買された。
リンカーンだって、奴隷を使っていたという。
それが常識だったのだ。

でも、今になってBLMとかいろんな問題が起こる。
必ずしも白人や権力側が悪い訳では無いが、どうしてもそういうバイアスがかかる。
アファーマティブ・アクションなどと言って、黒人が優遇されたりする。
そして、それに不満を持つ白人もいる。

アメリカの田舎が舞台のドラマを見ていたら、主人公以外はほとんど白人ではない。

ヒスパニックであったり、黒人であったりする。
アメリカの田舎が舞台だから、白人ばかりが出てくるのではないのだ。
たいがい警察署長は黒人だし、刑事にはヒスパニックも多い。
土地の名士も黒人が半分くらい。

明らかに制作側が意図して作っているのだろう。
そういうふうにして、融和を図っていかないと、社会の混乱が起こるということだ。

BLMの運動以降、よりそうなったような気がする。
いわゆる、ポリティカル・コレクトネスの影響だろう。

でも、自分よりも成績の悪い黒人が採用されて、怒っている白人もいる。
こうなると、2極化せざるを得ない。
だからこそ、トランプ氏のように、行き過ぎたリベラルに対抗する主張に賛同する人も多いのだろう。

そんなふうに気を使わないといけない、というのは不自由でやりにくいと思う。
それらはもう取り返しがつかないことなのだ。

アメリカのドラマを見ていて、日本に生まれてよかったと思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
中国のNEV
マツダの社長が、中国ではNEV(New Energy Vehicle)の勢いが止まらない、と言っていた。
純粋な電気自動車やPHEVなどが売れている。
電気自動車の比率は世界一になったらしい。

いろんなサイトを見ると、中国のEVはランニングコストが安いことが売れている要因の一つ、と書いてあった。
ランニングコストは家庭の電気代だ。

GoogleのAIに中国の電気代のことを聞いてみたら、こういう答えが返ってきた。

「中国の電気料金は、1kwあたり9〜11円で、日本の半額以下です。」

中国は原発を推進しているし、安価な石炭も使っている。
CO2削減も、努力するとは言っているが、いつまでにどれだけ減らすとも言っていないと思う。
変動性自然エネルギー(再エネのこと)は水力が17%、太陽光4.7%、風力9.3%くらい。
正確な値ではないが、だいたい3割が変動性自然エネルギーだ。
再エネ賦課金は設定されているが、それでも電気代は半分。
一方で原発はまだ3.9%で、これを10%までに上げていく予定。

だいたいの電気自動車は1kwhで6km程度走れるので、1kwhを10円とすると中国で1km走るのに1.7円程度になる。
一方、日本では倍以上の電気代なので、3,4円以上だ。

うちのハイブリッド車はだいたい20km/l走るので、ガソリンを1L180円とすると、1kmあたり9円。
一応同じ1円のオーダーで収まっている。

日本でピュアな電気自動車が評価されないのは、初期投資や充電インフラ、トータルで環境に優しいとは言えないなど、いろいろあるが、この電気代の高さも大きな要因だろう。
再エネ賦課金が高く設定されており、原発の再稼働も遅々たる動き。
安価な火力は、昼間は止めている。

いつどれだけ発電するかわからない、再エネなどに頼ることなど出来ない。
再エネ100%など、夢のまた夢だ。

電気自動車をもっと普及させたいなら、電気代を安くするために原発を再稼働させるべきだろう。
CO2も出ないし、クリーンエネルギーだ。

それが電気自動車の普及の後押しをするだろう。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
老い先
子供の頃は、未来がたくさんあった。
何にでも望めばなれるという感じもあった。
大人から、大きくなったら何になりたいのか?と聞かれたりもした。

小学校に入っても、同じだった。
1年生の時は、2年になったらどうしようと思った。
2年になったら、3年になったら…と思い、それが5年生まで続いた。

6年になると、今度は中学校だ。
中学になったらと思うが、想像ができなかった。
実際に中学校に上がって、中1から中3まで、ぼくにとっては何だかよくわからない時代だった。

マンガ家になりたくて、自由帳にマンガを描いたりしたが、下手くそだった。
勉強して、高校に入った。

高校になると、だいぶなれないものが増えてくる。
たいがいの職業が無理だろうと思えた。
ギターを弾いていたので、シンガーソングライターにも憧れた。
小椋佳というサラリーマンから転向した人がいたので、とりあえず父のように働こうかと思ったりした。
小学校に比べると、だいぶスコープが短くなって、現実的になった。

大学に入って、落語をやったが、プロになれるほどうまくなかった。
もう自分で自分を評価できる年齢になった。
勉強は驚くほどしなかった。
幸いなことに、卒業させてくれた。
このあたりで、小さい頃からの夢は終わった。

地元にあるから、という理由がメインで、会社に就職した。
毎日残業して、比較的真面目に働いた。
大学で勉強しなかった分、入社して勉強もした。

47歳で、転職した。
まさか自分が転職するとは思わなかったが、全く違う世界に入って、驚いた。
非営利の学校法人を知った。
世界は広がったが、どちらかというと失敗の方向だった。
それでも、任された仕事をやっているうちに面白くなった。
学部を作り、学科を作り、カリキュラムを作り、コースを作り、やりがいがあった。
でも、まわりに敵が増えて57歳で退職した。

もう選択肢は最後の仕事の延長しかなかった。
学生の相談業務。
それだけをやることを考えた。

今は週単位で仕事をしている。
月水木金と火土は行き先が違う。
この仕事ももう8年やった。
もうすぐ仕事のない時間になる。

思えば、小学校の頃ははるか先の大人を考えていたが、どんどん先が短くなっていく。
中学や高校の時代は、3年後とかいうスパンだったなあ。
大学では4年先、就職してからは、まあ数年単位だった。
それが今や1週間だ。

仕事がなくなると、1日単位だろう。
朝はこうして、昼は…、というようなもの。
曜日など関係ない。

これがまさに「老い先が短い」ということなのだろう。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
LGBT政策
イギリスのスナク首相はリアリストだ。
先日、脱炭素の政策について、見直しを言っていたのも、リアリストとしての意見だろう。

彼がLGBTの政策について、意見表明したらしい。
概略は、

・男性は男性、女性は女性である
・これを言わなければならないなんてクレイジーだ
・親が子供が学校で何を教えられているか知る事は当然
・なりたい性別になれるというイジメに遭うべきでない
・男は男らしく、女は女らしく。それは単なる常識

ということだ。

もとはある親が、子供が学校で変な性教育を受けている、という訴えによるものだという。
背景として地方政府のLGBT法案推進に対して、それを抑止するという対立が深まっている、ということだ。
性の問題は宗教とも絡んでいて、そう簡単に個人の自由で決めていいなどとは言えない問題だと思う。

この記事によると、イギリスでは性自認について、意見の対立が激化しているとのこと。

「イギリスでは、「トランスジェンダーであると主張した性犯罪者が女子刑務所に収監され、女性の囚人をレイプ」「性別違和を訴える思春期女子が急増」「思春期抑制剤や性交差ホルモンの投与、外科手術など性別適合治療を受けた後で健康被害を訴えたり、元の性別に戻す事例が現れる」など、LGBT問題、特に「性自認」をめぐるトラブルや事件が注目を集めている。その結果、行き過ぎた人権運動に対して懸念する声も目立つようになった。以下の如く、地域ごとの対立に加え、政府与党内でも見解が分かれ、政権のリスク要因にもなっている。」

「ウェールズの労働党政府が「証明書なしでの性別変更を認める」「パスポート、免許証でノンバイナリー(身体的性に関係なく、自身の性自認・性表現に男女といった枠組みを当てはめようとしないセクシャリティ)の記載を認める」新たな行動計画を発表したが、2月8日、英国政府は特に女性と子供の安全問題を懸念し「女性の権利を踏みにじる」として、ウェールズ政府に実行に必要な権限を与えない方針を表明し、ウェールズ政府は英国政府と協議する意向を示している。」

こんなことになっているが、さすがコモンセンスの国であると思う。
ちゃんと「女性の権利」を認めて、安易な性自認に基づくトランス女性を認めないということを言っている。
日本とはえらい違いだ。

海外では殺し合いも起こっているこの問題。
日本は比較的寛容だが、それでも一部の過激な意見には賛同しかねる。
社会のコストも増大する。

スナク首相はえらい。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 22:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
退役軍人の日
フェイスブックを見ていたら、キャロル・キングが星条旗の写真を出して、コメントしていた。

Today and every day, we thank veterans and their families for their service and their sacrifice.
今日と毎日、退役軍人とその家族に奉仕と犠牲に感謝します。

アメリカには退役軍人の日があって、Veterens Dayという。

国のために戦って退役した兵士に感謝をする日ということだろう。
アメリカの軍人は冷戦中もずっといろんなところで戦っていた。
戦争ではなく、紛争というものだったが…。

キャロル・キングのようなミュージシャンでも、軍人に感謝するのかと思った。
国のために戦ってくれたという意味では、当然なのだが…。

今はちょっとマシになったが、昔の自衛隊はひどい扱いを受けていた。
ぼくの若い頃は、自衛隊の隊員が悪いわけではないのに、憲法違反の軍隊だとして嫌われていた。
自衛官というだけで、卵を投げつけられたりした時代もあった。
職業を「公務員」と書いて、自衛官であることを隠すこともあったという。

今もバカみたいに憲法9条をありがたがっている人たちは、自衛隊をそう見ている。

アメリカと日本のどちらがいいかは難しいが、ぼくは軍人に感謝する日はあってもいいと思う。

そのほうが健全だろう。




| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
宿世
宿世は「すくせ」と読む。
仏教からきた言葉だと思う。

テレビで剣客商売を見ていたら出てきた。
商家の跡取り娘は、婿を取るのだが、それは家が決める。
商売を継ぐことができる男を見つけて、婿入りをさせるのだ。
だから、商家の娘には恋愛の自由はない、ということになる。
もちろん、江戸時代の話。

それが「宿世」だ。
宿命と言ってもいい。

そのことをいい悪いで判断しているのではない。
そういう時代だったのだ。

いつの世も、時代の制約というものがある。
人間はその制約の中で生きる。
誰にでも宿世はあるのだ。

ぼくらは自由や平等には無条件で価値があると思っている。
みんな当たり前だと思っているが、人類の長い歴史でそんな時代はほんの一瞬だ。
今の世界でも、そんなものに価値があると思っているのは欧米の国々くらいだ。

日本は、アジアで例外的にその価値観が根付いた国だと思う。
明治維新から先は、欧米の価値観を追いかけてきた。
根っこのところは違うが、表面的にはそれらを取り入れた。

アメリカが作ってくれた憲法を後生大事に守り、戦後70年経っても同じだ。
今となっては、ぼくは戦争に負けたことも宿世だと思う。
バカみたいに、憲法9条をありがたがって、それにすがっているのも宿世だろう。

この宿世を背負って、この国はこれからどうなっていくのだろう。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 19:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
走る凶器
昭和の時代、交通事故が多かったころ、自動車は「走る凶器」と言われた。
内閣府の資料で、交通事故死傷者数を自動車保有台数1万台当たりでみると、昭和43年の619.8人から、一貫して減少を続け、平成3年には130.6人になって、29年には71.3人という数字。

自動車の関係する死傷者はほぼ9割減ったということだ。
おそらく、これからも自動車の安全装備は進歩し、死傷者は減少すると思う。
技術の進歩や道路の改修などで、死傷者は激減したのだ。

ぼくが最近歩道を歩いていて怖いと思うのは、電動アシスト自転車だ。
みていると、アシストしないで自走しているものもある。
明らかに原動機付自転車(原付)を同じものだ。

当初はアシスト率と速度が決まっていて、24km/h以上はアシストしない、ということになっていた。
それは今も変わらないが、明らかに規格を外れたものもある。

規格では、
・搭乗者がペダルをこがないと走行しない構造であること
・アシスト比率が人の力:電動力が最大で1:2であること
・24km/hまでアシストしそれを超えるとアシスト機能を停止すること
などが定められている。

規格外れのものは、当初は売っていなかったと思う。
国産のヤマハとパナソニックあたりのものだけだった。

ところが、通販で業者が増えたのと、国産に対して安い外国製(主に中国?)が入ってきて、おかしくなったように思う。

国民生活センターでインターネット通販されている電動アシスト自転車を調べた結果

「10銘柄中9銘柄でアシスト比率が道路交通法の定める上限値を超え、基準に適合していなかった。うち6銘柄は、その上限値を大きく超え、人の力をほとんど要さずに一定の速度まで加速していた」

「10銘柄中7銘柄には押し歩き補助機能と類似した機能が搭載されていたが、いずれも乗車した状態で作動してしまい、基準に適合していないと考えられる。
表示についても調査しており、すべての銘柄で、購入した販売サイトに、自転車として道路の通行が可能である旨を明示、もしくはそれをほのめかす表現があった。

3銘柄の取扱説明書には、24km/hを超えるアシスト機能を停止する速度が記載されていたほか、その速度の変更方法に関する記載があったという。国民生活センターが公開した実験動画では、44km/hまで達し、「原付きより速い」という事例も紹介している。

また、すべての銘柄にバッテリーとバッテリー充電用の充電器が付属していたが、7銘柄では電気用品安全法のPSEマーク等が正しく表示されていなかった。」

ということだった。

誰がどう考えても、法規に適合しない製品を売っている。

昭和の時代に「走る凶器」といった言葉を作ったマスコミは、今度は電動アシスト自転車に対してその言葉を使ってほしい。

実際、どう見ても高齢で反射神経も鈍っている年寄りが、そんな自転車に乗って歩道を走っていると、本当に走る凶器だと思う。
そんなものに乗っているから、ヘルメットが必要なのだ。

国土交通省や警察はどうなっているのかと思う。





| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
インスタ提訴
アメリカでは、メタ(旧Facebook)がやっているインスタグラムなどが、若者に悪影響を与えているとして、いろんな州から提訴されているとのこと。
インスタグラムだけでなく、Tiktokなども訴えられているのかもしれない。

アメリカには「児童オンラインプライバシー保護法」というのがあってこれに抵触している、という。

知らなかったが、メタは規約で13歳未満の利用を禁止しているらしい。
日本でもやっているのだろうか。
近所の13歳の中学生は平気でやっているようだったが…。
とにかく、その管理体制が甘い、ということで提訴している。

一方でそういう禁止をしておきながら、メタ社内で13歳未満を対象とした新サービスを進めていたのが致命傷。
この計画は中止に追い込まれた。

こないだも書いたが、ぼくはショート動画というのは中毒性が高く、その割に得るものが少ないと思う。
全くの「ヒマ潰し」に近いものに思えるのだ。

エンターテイメントの新しい形ではあるが、それはあくまでそれだけのものだ。
人類の進歩に資するとは思えない。

まあ、進歩というようなものを期待するのは、古い世代だからかもしれない。
進歩はAI に任せて、人間は人間らしく、ショート動画のような、人間にしか作れないもので才能を発揮する、というのもいい。

どちらが正しいのか、答えは出ない。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
ステア・バイ・ワイヤ
トヨタがレクサスでステア・バイ・ワイヤを実用化するらしい。
ここにも書いたが、日産がすでにスカイラインで実用化している。
ただ、スカイラインでは電気制御と並行して、ステアリング軸を残していざという時のための安全策を置いている。
今回のトヨタのステア・バイ・ワイヤはそれも撤去し、本当に電気でステアリングを制御する、というものだ。

なりふり構わぬコストダウンということもあるのだろう。
ステアリングの部品は何点あるのか知らないが、ステアリングをポテンショメーターにして、電気でモーターを動かし、それで操舵できればかなり効率化する。

テスラが電気自動車の普及のために、なりふり構わぬコスト低減に走っているのも、大きな要因だろう。
とにかく、電気自動車は電池が高く、補助金に頼って売っている。
いづれは、補助金は無くなるので、それまでにコストで競争力をつけないと苦しい。

今の電気自動車は、金持ちの自己満足みたいなものだ。
環境保護をしていますよ、という意思表示。
でも、一面では金属資源をたくさん使って、製造時にCO2をたくさん出している。

ステア・バイ・ワイヤにすると、例えばコンピューターが判断して急操舵で回避が必要だということになれば、モーターですぐに操舵ができる。
おそらく今よりもだいぶ早くなるのではないか。

レクサスのEVである「RZ」に来年度中に搭載するらしい。
ひょっとしたら、ステアリングの形が変わるかもしれないという。

ステア・バイ・ワイヤの実現のためには、規制をクリアすることが必要だ。
日産はそのために、ステアリング軸を残して、2系統にしたのだろう。
トヨタはコストダウンも目的だから、電気信号のみで操舵システムを作ろうとしている。

ぼくが自動車業界の端っこにいたのはもう20年ほど前。
あの頃から、自動車を取り巻く環境は大きく変わった。

20年前でも、全てを電気信号でコントロールするという時代が来ると言われていた。
長かったが、大きな一歩が進もうとしている。

ぼくはどこまで見届けられるだろうか…。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
O脚
サポーターは外せたものの、左の膝がまだ少し痛い。
どうやったら、ましになるのか、考えた。

ぼくはO脚なので、足を出したときに外向きに出る。
これをまっすぐに出したら、どうなるのか、やってみた。

痛かったのは膝の内側だったが、痛みが減った。
少し内向きにすることで、膝の内側にかかる力が減ったのだろう。

もともとO脚だったから、膝の内側が痛くなったのかもしれない。

人間の身体は面白い。
ちゃんと理屈があって、痛みがある。

年をとって、左足が弱っているところに、膝の挫傷をして、力をかけられなくなり筋肉が衰えた。
筋肉が弱ったから、骨が治ってもまだ痛みがある。

足を外向きに出すことで、膝の内側に負荷がかかる。
だから痛い。

明日から歩くときは足を真っ直ぐ出すことを意識して歩こう。

こないだ外来に行って、やっとコルセットが外せた。
だんだんと元に戻っていくはず。

頑張ろう。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
学級ルール?
今の学校にはいろんな理不尽がある。
その一つが、小学校のクラスごとにある様々なルールだという。
「休み時間に宿題をやるのはNG」というものもあるらしい。

クラス毎にルールがある、というのが驚く。
そんな規則を勝手に作ってもいいのだろうか。
学校の先生は個人商店だというが、そんな自由が許されるのか。
いくら相手が小学生だからといって、そんないい加減なことをやってもいいのだろうか。

日経の記事によると、

「多くの小学校では、明文化された校則はないものの、時にクラスによって細かいルールがある。クラス運営については教員養成の際に学習する機会がない。先生がそれぞれの勘と経験で行っており、地域やクラスで差が生じる。

日本では集団教育がベースにあり、ルールは必要だが、あまりにもおかしいルールなら子どもや保護者も含めて上手によい方向に変えていく必要がある。ただ、親の安易な介入は子どもの成長機会を奪いかねない。学校への相談がクレームと受け取られたり、逆に「学校に言っても変わらない」とあきらめ、学校への心理的距離が開いてしまったりすることも避けたい。」

と書かれている。

大学もガバナンスがないと言われているが、小学校も同じだ。
本来なら、校長がガバナンスを発揮して、ルールをまとめるのが本来の姿。
学校として、ルールを決めないといけない。

校則が厳しいのは、中高かと思っていたが、小学校でもこんなことになっている。

一般的には、ルールが増えるほど、学校は楽しくなくなるのだと思う。

このままでは、もっと不登校は増えると思う。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
減反政策
ぼくは減反をするのは米が余るからだと思っていた。
でも、そうではなく、米の値段を上げ、農家の利益を守るためだという記事があった。

記事を書いた人は、台湾有事を心配している。
最悪の場合、日本の全てのシーレーンが破壊されるというシナリオだ。
そうすると、輸入に頼っている日本では、食料が足りなくなる。

1億2000万人に米の配給をすると、1600万トンの米が必要。
しかし、今の日本の米の生産量は670万トンしかない。
圧倒的に足りないのだ。

記事にはこうある。

「1960年から比べて、世界の米生産は3.5倍に増加したのに、日本は4割の減少である。なぜか。それは農林水産省が、減反(生産調整)政策を行ったからだ。

減反とは、農家に補助金を与えて米の供給(生産)を減少することで、市場で決まる米価よりも高い米価を実現しようとするものである。これは1970年以来半世紀以上も続けられている。減反を始める前は350万ヘクタールあった水田は、今では235万ヘクタールしかない。」

TPPでもめていた頃、日本の農業という記事を書いた。
あの時から比べても、状況は悪化しているのだ。

日本の米は美味しいと思う。
だから、それを輸出すればいいのだ。
そのためには、農業を大規模化して企業の参入を進めないといけない。
一方で農家の数はどんどん減っている。

企業の参入が何故進まないのかというと、規制緩和が進まないからだ。
農水省、JA(農協)は日本を滅ぼそうとしているのか。

減反に補助金を出している場合ではない。
そんなものはやめて、生産を拡大しないといけない。

どうして、国民を飢えさすような状況を作るのだろうか。

全く本末転倒だ。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
学園祭
今日は午前中だけ仕事だった。
学校に行くと、やけに人が多い。
朝の8時すぎだったが、学生が集っている。

職場に行って聞いたら、今日と明日は学園祭だという。
コロナも完全に明けて、完全にリアルだ。
何となくみんなウキウキしているように見えた。

何度か書いたが、ぼくの学園祭の日は着物姿。
今はもうない教養部のA号館の教室で、一日寄席をやった。
学園祭の日は近所の家族や、高校生、他大学の学生などが来るから、連日教室は満員御礼だった。

そこでは、何をやってもウケた。
調子に乗って、歌謡ショーや漫才もやった。
3日間だったが、着物を着て学内を歩いていると、なんだか芸人になったような気がして、完全に非日常の世界だった。

夜は夜で下宿の近所の友だちがやっていた地下教室の酒場で遊んだ。
たぶん、あれはやったらダメだったと思うが、そういうことに通じた友人もいた。
いい友を持ったということだ。

そういう想い出がどんどん遠くなる。

遠くなるほど、懐かしい。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
文化の日
今日は文化の日。
国民の祝日だが、大学は授業日になっている。
電車はいつもより混んでいた。
今日は金曜日なので、金土日と3連休にしている人も多いのだろう。

うちの長男もそうしていて、今日の夕方帰ってくる。
明日は大学のサークルのOB会とのこと。
80歳くらいまで、OBが集まるらしい。

こないだも書いたが、長い社会人の時間を過ごしても、その前の学生時代の記憶は妙に鮮明だ。
短い期間でも、濃い体験だったのだろう。
社会人になったら、もうそんな体験はできない。
だからこそ、鮮明に覚えているのだと思う。

あと2ヶ月で今年も終わる。
相変わらず、光陰矢の如しだ。

今年は大変な年だった。
2月くらいから本格的に左足が痛くなり、長い距離が歩けなくなり、8月に手術。
病名は脊柱菅狭窄症。意外とかかっている人は多い。
5月に手術を決めても、8月まで待たないといけなかった。
8月までの通勤は苦しかった。

7月下旬には母が亡くなり、入院前に葬儀。
退院してから、いろんな手続きをした。
銀行の解約、保険の抹消から、生協の会員証の返還、カードの解約、老人ホームの撤収など。
人ひとり亡くなったら、本当にいろいろ大変だ。
ようやく11月に入って、全部終わった。

5月から8月の間、あまり母に会えなかったのが心残り。
もうほとんど食べられなかったようだが、頑張った。
ぼくの手術前に亡くなったのも、母がそうしてくれたように思う。
最期まで、気遣ってくれた。

というわけで、今年はあまりいいことがなかった。
でも、一昨日卒業生から産業カウンセラーに合格したというメールが来た。
学部を卒業して、今は30歳を超えた女性だ。
お金ができたので、自分に投資したいということで、産業カウンセラーはどうか、と話した。
ちょうど1年前くらいだ。

ぼくは大学、大学院を出て、すぐに心理職についてカウンセラーをやるということについては、あまり良い印象を持っていない。
病気の人を見るのはいいのだが、社会での悩みを扱うのには、世間が狭いからだ。
やはり社会人経験を何年かして、その苦労も自分で経験し、働くことの意味ややりがいを考えたりすることが必要なのだと思う。
そういう意味では、2回の転職をして、3つの仕事をやっている彼女はバッチリだ。
きっといいカウンセラーになると思う。

あと2ヶ月、どんないいことがあるだろうか…。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 20:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
竹尺
昔の物差しは竹のものが多かった。
ぼくが小学校の時代だから、昭和30年代だ。
母が洋裁をやっていた関係で、1メートル位ある長い物差しもあった。

なぜ竹が使われているかというと、伸縮しにくいから正確だということ。
さらに、曲げやすいということもある。

今でも洋裁の世界で布の長さを測るのは竹尺だという。
端から目盛りが打ってあって、布の長さを測りやすいからだ。
布に優しい素材だということもある。

ぼくは長いこと竹尺を見てきたが、あの特異なマークは何だったんだろうと思った。
得意なマークというと、5センチとか、10センチとかいう節目のところにある、半円と赤い点を組み合わせた不思議なマークだ。

実はこのマーク、なぜこういう形をしているのかはわからないらしい。
赤い点が「星」と言われ、目立ちやすいのは事実。

できた当時、竹尺に数字を入れるのは難しかったからだろう、という話。

調べていて、定規と物差しの違いもわかった。
定規は線を引くためのもので、物差しは長さを測るためのものらしい。
たしかに、ぼくらが使い慣れているアクリルの定規は、線を引く用途がメインだった。

そういえば、母はよく竹尺で服地の長さを測っていたような気がする。
あれは端から目盛りが付いていないとダメだ。

うちには竹の物差しなどない。
だから、子どもたちも竹尺の謎のマークも知らないのだろう。

実家の処分をしたときに、いくつかの竹尺も一緒になくなった。

1本置いておけばよかったと思う。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
国会議員の報酬
今年は国会議員の給料が上がるらしい。
岸田首相の給料も30万上がるので、ネット上では文句を言う人が増えている。

ちょっと気になって、日本の国会議員の給料は多いのかどうか、調べてみた。
去年の1月の記事だが、東洋経済に国会議員の報酬のベストテンがあった。
結果は以下。

1位 シンガポール 88万8428ドル(約9772万円)
2位  ナイジェリア 48万0000ドル(約5280万円)
3位  日本 27万4000ドル(約3014万円)
4位 ニュージーランド 19万6300ドル(2159万円)
5位  アメリカ 17万4000ドル(1914万円)
6位 オーストラリア 14万1300ドル(1554万円)
7位 イタリア 14万3352ドル(1576万円)
8位  ドイツ 13万3279ドル(1466万円)
9位 カナダ 13万0710ドル(1437万円)
10位 オーストリア 11万7903ドル(1296万円)

シンガポール、ナイジェリアはすごく高い。
ナイジェリアは国民の多くが1日2ドルで生活しているらしい。
国会議員は特権階級ということだろう。

G7の中では日本は給料は1位。
各種手当を入れると、世界一らしい。

一方、議員数で見ると、アメリカは少ないが、イギリス、フランス、ドイツは議員数は多い。
人口100万人あたりで見ると、日本が5.7人に対して、アメリカ1.8人、イギリス11人、フランス15.2人、ドイツ8.2人。

結局日本の国会議員は世界一お金をもらっているということだ。

それでいて、国会は年中開催されているわけではない。
予算委員会ではテレビに映りたい議員が、予算と関係ないパフォーマンスで中継してもみんな愛想をつかして見ていない。
立法は本来は国会議員の仕事だが、議員立法などほとんどなく、行政(役人)がやっている。
じゃあ何の仕事をしているのかというと、もっぱらスケジュール調整。
野党は文句を言ってるだけ。
与党の大部分は寝ているだけ。

こんな仕事に世界一の給料を払わないといけないのか。
70年代ならともかく、今は貧しい日本。
GDPはどんどん抜かれるし、一人あたりで見たら、今や世界30位。

すべて政治が悪いとは言わないが、だいたい国が口を出すと失敗する。
クールジャパンといって、アニメを売ろうとして結局ハコモノばかり作った。
被害が小さいにも関わらず、コロナ対策費用は世界一だ。

どう考えても、政治は失敗のほうが多いと思う。

これで給料を上げるのはもったいない話だ。

上げるのなら、もっと人数を減らすべきだぞ。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) |