![]() |
2018.12.31 Monday
結婚式の司会
今日古い書類を捨てていたら、いろんなものが出てきた。
古い会社の業務のノートや海外出張の時の記録、航空券など…。 中でも、昔の結婚式の司会の資料が出てきたのには驚いた。 ぼくは落研をやっていた関係で、何回か結婚式の司会を頼まれた。 5回位やったはず。 今は知らないが、当時は結婚式場が司会者の手引きをくれて、事前に式場に打ち合わせに行ったものだった。 初めてやった時はけっこう大変だった。 司会の本を買って、結婚式のところを読んで、勉強した。 だいたい、結婚式など出たことがなかったのにやるのだから、いい加減なものだ。 忌み言葉や、いろんなしきたりが書いてあるが、ほとんどそんなものも知らなかった。 初めての披露宴で、式場の外で紫色のモーニングを着て歩いている男性を見て、余興の人かと思っていたら、新郎だった。 そんな格好を好んでした時代。 今はそんなのは珍しいのではないか…。 ぼくは若い頃はいいやつだったので、頼まれたらたいがいやっていた。 1回だけ断ったことがある。 それは田舎の結婚式で、市会議員(当時はエライと思っていた)などが出席する、地元の名士の息子(会社の関係)で、これは勘弁してくれ、といった覚えがある。 そんなことも、記憶の彼方に行っていたが、だんだんと蘇ってきた。 ホテルや会館の司会の手引きや、書き込み式のタイムスケジュールもある。 誰が主賓で、どんな関係の人が挨拶するかなど、書き込んである。 そんなこともやったなあ、と感慨深い。 だいたい、司会が気を使うのは仲人の挨拶、主賓の挨拶、ケーキカットくらいまで。 その先は先輩、友人関係になるので、それほど気を使わなくてもいい。 気を使うのは会社名、役職、名前だけ。 あとは適当にやれる。 司会ではなく、最後に出た結婚式は学校法人に勤めていた時。 最近の式は仲人を立てないものも多く、これも仲人はいなかった。 そのかわり、司会が新郎新婦の生い立ちを紹介したと思う。 結婚式も宗教は関係なく、人前の結婚式だった。 だいぶ司会の仕事も変わってきたようだったが、さすがに30数年経つとそういうことをやったことすら忘れている。 書き込んであるホテルの進行表を見て、ようやく思い出した。 そんなこともあったなあ。 |
![]() |