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2024.05.12 Sunday
大学の価値
ノーベル賞をもらった野依良治氏の言葉。
「大学は国家の知性を象徴する。志の高い学生を集めて未来を先導する人材を輩出するのが使命だ。また気候変動対応や人工知能(AI)など大学が取り組むべき研究課題は多い。高度な専門人材を育てて、社会の負託に応えなければいけない」 2020年から22年までのコロナの騒動を見ている限り、大学の知性、というものは全く感じられなかった。 出てくる大学の方々は口々にコロナの怖さを煽り、特に2020年から21年の海外の感染者数や死者数と、日本の違いを言う人は全くいなかった。 マスコミや厚労省も悪いとは思うが、その方針に合うことだけを言っていた。 医学の専門家もひどかった。 結果的に行動制限をしなかったスウェーデンの死者数と、制限をした欧州の国々との違いに言及した専門家などいない。 客観的な事実に基づいて、その説明をする、というような学者はいないのかと思った。 学者の集まりである日本学術会議など、何の事実も伝えない。 ネットの世界では、良心的な学者もいた。 でも、テレビに出てくる学者は海外の感染状況を恐ろしいものとして話し、いずれ日本もそうなる、というだけだった。 どれだけ経っても、日本の死者が増えず、海外のようにならないことの説明など全くしようともしない。 これが「日本の知性」の現状。 たしかに、まともな先生はたくさんいるのだろう。 でも、そういう状況に声を上げる人はいなかった。 いくらまともでも、厚労省やマスコミに踊らされている国民に対して「それはおかしい」という声があっても良かったはずだ。 国に忖度しないといけないような状況なのだろうか。 厚労省のやることはすべて正しいと言わないといけないのだろうか。 それが「学問の府」の人たちの態度なのだろうか。 実際、コロナ対策に対して「おかしい」という声を上げていた人もごく一部いるが、そんな人たちのことはマスコミは取り上げない。 ネットメディアだけだ。 こういうときこそ声を上げるべき日本学術会議も全くノーコメント。 野依氏は予算をつけるべきと言っているが、本当にそうなのだろうか。 ノーベル賞をもらった、野依氏がやっているような一部の理系の研究には予算をつけるべきだと思うが、大方の予算は無駄遣いだと思う。 |
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