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2024.05.26 Sunday
対ロ制裁
こないだ、大学で働いていたときの仲間と宴会した。
社会学と政治学の先生も一緒だ。 その中で政治学の先生が、今の秩序を壊したプーチンのことを結構強く批判していた。 ぼくもそのとおりだと思う。 ベルリンの壁が崩れ、ソ連が崩壊し、独立したウクライナへの介入はよくない、ということだろう。 西側の国々の意見としては当然だと思う。 でも、ニュースで習近平とプーチンが会談しているところを見ていると、アジア・ヨーロッパの2つの大国が軍事的にも協力する、ということで心配になる。 アメリカはロシアとも中国とも地政学的に離れているからいいだろう。 ヨーロッパは地続きだから、大変だ。 日本も日本海は挟んでいるとはいえ、両国とも近い。 そんな中で、日本は西側の国々の一員として対ソ制裁にも熱心だ。 だから、北方領土は帰ってこないように思う。 制裁を始めた頃はロシアも困っただろうが、あれからずいぶん経って、そんなに困っているようには見えない。 収入の大部分は石油だから、世界中に市場はある。 「脱炭素」とか言っている、ヨーロッパや日本に売らなくてもいいのだ。 世界には約200の国があるが、対ロ制裁をやっている国々は40カ国程度。 残りの160カ国はそれぞれの思惑で動いている。 北朝鮮は制裁に反対だし、中国は棄権した。 世界中が制裁に賛成すれば、こんなに戦争は続かないだろう。 結局はお金なのだ。 いろんな裏道も設けて、ロシアは石油を売っているのだろう。 それでないと、戦争は続けられない。 東西冷戦が終わり、曲がりなりにも平和な時を経て(紛争はあったが)、プーチンが新たな戦争を始めた。 新たなHot Warの時代。 この結末がどうなるのか。 次は台湾なのだろうか。 日本は相変わらず、平和ボケだが…。 |
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