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2024.05.23 Thursday
シニア雇用
日経によると、シニアの雇用が増えているという。
今や20〜34歳までの就業人口に迫っているらしい。 多くの会社が60歳で一旦定年しても、65歳まで再雇用ということが一般的になってきているからだろう。 ぼくの元いた会社でも、そうなっている。 今は60歳ですんなり辞める人は珍しい。 ただ、給料でもめる人はいるとのこと。 かなり下がる場合もあるからだ。 仕事もフルタイムではなく、週休3日とか4日という人もいる。 でも下げないと、若手の給料は上げられないだろう。 日経の郵送調査によると、シニアの中で、70歳以上まで働きたいという人が39%もいた。 平均寿命が伸びて、死期が遅くなったからだろう。 小人閑居して不善をなす、というが、暇な時間が長すぎるとロクなことがない。 ただ、精神的にも肉体的にも衰えはあるだろうから、70歳をこえて働くことはやっぱり難しいと思う。 だからこそ、96%の企業が定年制度を設けているのだ。 中には長く働くために定年前後に転職する人もいる。 現在の会社にいても、あまり先がないと思うような人たちだ。 会社に先がないと思う人もいれば、自分に先がないと思う人もいるのだろう。 これだけITが進んだ時代、昔のように上意下達の仕事はもう要らない。 極端な話、対象者に直接メールを出せばすむからだ。 IT機器に弱い中高年は、そういうものを活用した業務についていけないこともあるだろう。 昔は手書きの伝票を庶務担当に書いて送ってもらっていたものが、自分でPCで起票し、電子的に発行しないといけない。 いつまでも、そういう業務を若い人に任せるわけにはいかない。 それが合理的だからだ。 それでも、ある程度の年齢になれば、仕事のノウハウを知っている。 業界の知識や、人脈もある。 議事録の書き方を知っているだけでも強かったりする。 そういう人を求めている企業もあるのだ。 ジョブをマッチングさせる、というのはそういうニーズを満たすことだ。 これからの時代、そういう仕事が大事になる。 寿命が伸びた時代、世の中は変わっていかないといけない。 |
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