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2024.05.09 Thursday
報道の自由度ランキング
マスコミの話題が続くが、この時期「報道の自由度ランキング 日本はG7最下位」というような記事が出る。
これは世界の報道機関へのアンケートの結果を伝えたものだ。 ここで日本の評価が低いのは、日本のマスコミが閉鎖的であるから、というのが主因。 悪名高い「記者クラブ」が存在するから、メンバー以外のマスコミが報道できないということだ。 旧来の大手メディアだけがメンバーで、それ以外の記者は入れない。 経団連のような業界団体、官公庁、政党などに置かれている。 輪番制でだれかは常駐しているとのこと。 発表する側も、そこで話したり、記事を流したりすればいいので楽なのだろう。 ただ、排他的な組織で、外からは入れないというものらしい。 まあ、現在はインターネットという手段があるから、プレスリリースという形でホームページに発表すれば、報道機関は情報入手できる。 記者クラブを置いている団体は、待っていたら楽に情報入手できるので、まあ特権的と言える。 中にはこんなものがあるから、取材する力が落ちているとか、大手メディアの談合体質とかいう意見もある。 その通りだろう。 そういう批判があるから、報道の自由度ランキングは最下位なのだ。 ちなみに、いろんな機関が報道についてランキングをしているが、常に最下位というわけではない。 大手マスコミが報道するものは、国境なき記者団の単なるアンケートに基づくもので、客観的なものではないとのこと。 大手のマスコミは被害者ぶりたいのだろう。 ぼくは、日本の報道はかなり自由だと思う。 自分たちの意見を言いたい放題と言ってもいい。 以前ジャーナリストの意識について書いたが、このとおりだと思う。 特に安倍元首相の暗殺や、コロナのときなど、明らかに偏向報道だった。 テレビはともかく、新聞はもう滅びつつあるメディアだから、いずれなくなるだろう。 今の年寄が死に絶えたら、もう終わる。 他業種を政治力で排除してきた地上波テレビ業界も、その時はもう終わりに近づくだろう。 高齢化の中で、最期のあがきだと言っていい。 でも、まだ年寄りが多い今は暗然たる力を持っている。 記者のレベルも下がっている。 会社の意向に沿った記事を書いている方が楽だから、そうしている人もいるのだろう。 脱炭素やESGなど、建前だけで書いている。 それが許されているだけでも、マスコミは自由に書いているのだ。 こんなマスコミなら要らない。 |
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