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2024.05.13 Monday
社会保障負担
東洋経済でデービッド・アトキンソン氏が今後の社会福祉負担の計算をしている。
それによると、生産年齢一人あたりの社会保障負担は、 1990年:55万1372円 2000年:90万5952円 2010年:128万2554円 2020年:177万771円 2023年:181万7813円 となる。 これは実際の値だ。 少子高齢化で、生産年齢人口の減少が今後も続くから、社会保障支出が横ばいだった仮定して、生産年齢人口一人あたりの社会保障負担はこんな値になるらしい。 2030年 198万2873円 2040年 232万719円 2050年 268万5463円 2060年 303万9837円 すごい額だ。 実際、2018年に厚労省は2040年度の社会保障支出が190兆円を超えると予想したらしい。 それを生産年齢人口一人当たりにすると、計算よりも100万ほど多くなり、328万円の負担になるという。 支出は横ばいではないからだろう。 それがわかっていて、団塊の世代が後期高齢者になる来年以降の社会保障負担に関して、国会では日本維新の会以外、どこも議論すらしようとしない。 高齢者の票がほしいからだ。 これで国会議員の役目を果たしていると言えるのだろうか。 デービッド・アトキンソン氏の意見はもっともだと思う。 厚労省は解体して社会保障はもう一度新たに作ったほうがいい。 そんなことは難しいだろうけど。 |
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