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2018.12.03 Monday
黄色いベスト運動
パリで暴動が起こっている。
有名なシャンゼリゼ通りはエライことになっているようだ。 何かを燃やしたりして、黒鉛が上がっているところがニュースで映されている。 今朝のインタビューによると、燃料税を上げることに対して、生活していけない、という不満が爆発したという感じだった。 それが今は現政権のマクロン批判に変わった。 あの国は、フランス革命にもあるように、一旦動き出すと過激な方にいく国民性だからちょっとアブナイ。 極右のスローガンが出たりしているということで、今のEUの方針にも反対ということだろう。 ドイツもメルケル首相が退陣予定ということで、どうなっていくのだろう。 EUを推進しているフランス、ドイツの指導者の旗色が悪い。 マクロン大統領はこないだの第一次大戦の記念式典で、ナショナリズムを警告をしたところだが、その後のこの状況だ。 エライコッチャなあ。 EUができたときは、理想に燃えていたのだと思う。 ヨーロッパ大陸の歴史は、戦争の歴史だったから、それをしないためにヨーロッパ全体を大きな大陸として、やっていこう、というのが理想だ。 それによって、経済的にも強くなる。 でも、そんなにうまくいかない。 理想はなかなか現実にならない。 近代科学が生まれたヨーロッパ。 自由や平等の観念が生まれたところでもある。 イギリスはEU離脱でゴタゴタしているし、イタリアは財政赤字で困っている。 ヨーロッパはどうなっていくのだろう。 何となく不穏だ。 |
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