考えたこと2

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ボイスチェンジ
昨日のハルオロイド・ミナミに出てきたボイスチェンジャーのこと。
楽器メーカーのローランドが新製品を出した。
「VT-4」という名称で、ボイス・トランスフォーマーというもの。

ボイス・トランスフォーマーがそんなに需要があるのかと思っていたら、バーチャル・ユーチューバーが使うことが多いらしい。
男声を女声に変化させるのだ。

もともとの利用は、放送局などでキャラクターの声を作るために使ったりするものだった。
これをソフトウェアでやろうとすると、時間遅れが出たりするのだが、このVT-4はそんなことはないらしい。
単純にピッチを変えるだけでは不自然になるのだろう。
キャラクターの声などはそれでもいいのだろうが、ちゃんとしたかわいい女声にするためには、ピッチを上げるだけではダメだ。

VT-4の商品紹介のページによると、

従来、ピッチ・エフェクトやフォルマント・エフェクトで声を高品質に加工処理するには、PC なしには実現が難しいものがありました。加えてリアルタイムに加工しようとするとレイテンシーに悩まされたり、不快な音が発生してしまったり、といった問題に直面します。ボイス専用のエフェクト・プロセッサーとして開発されたVT-4は高品質かつリアルタイムの音声加工に最適です。トップパネルのピッチ/フォルマント専用スライダーで瞬時に操作、リアルタイムに音に反映されるので煩わしい問題に悩まされることはありません。太くたくましい声や子供の様なかわいらしい声、恐ろしい声など、あなたの思い描いた声へ変貌します。

ということだ。

以前書いたバーチャル・ユーチューバーのキズナアイは、ちゃんとした女性の声優が声を担当している、ということだったが、中には男声がこういう機械で女声に変えて喋っている、というのもあるということだ。
ちょっと気持ち悪い。

3次元のコンピューターグラフィックスだから、姿かたちは思い通りにできる。
セリフも姿かたちに合わせて決めることができる。
でも、声だけは難しいと思っていたら、それも変化させられるということだ。

もちろん、声をメロディに合わせて、ハーモニーを付けたりする本来の機能もある。
その場合は楽器をつないで使うのだが、どうもそれよりもバーチャル・ユーチューバーの需要が多いような感じだ。
発売した当時は、ツイッターで評判になっていた。

可愛らしい姿かたちで、可愛い声で喋っているコンピューターグラフィックスの女性の声を吹き替えているのが、むさ苦しいおっさんだったりすると思うと、なんとも言えない。

このページで実際にバーチャル・ユーチューバーが「VT-4」のレビューをしているので、興味のある人は見てみてください。

しかし、こわい時代になったものだ。




| | 考えたこと | 21:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
ハルオロイド・ミナミ
三波春夫の声で歌うボーカロイドが、ハルオロイド・ミナミ。
CeVIO Creative Studio Sという音声創作ソフトがあれば、無料で音声データーをダウンロードできる。
このソフトでは歌詞をテキスト入力して、メロディに乗せて歌わせることができるもの。
1万5千円くらいする。

詳細はここでチェックできる。
このソフトにはロック系男声やバラード系女声などのボイスがついている。

ハルオロイド・ミナミの歌のサンプルを聞いてみた。
ちょっと不自然だが、声は三波春夫そのものという感じ。
まだまだ調整して追い込むことができるらしい。
それでも、本当によく似ている。

ボーカロイドもどんどん良くなっている。
初音ミクをはじめ、いろんな人?が出てくる。
女性演歌歌手のデーターも同梱でついているらしい。

そのうち、全部をコンピューターでやってしまうことになる。
全部がデーターで、スタジオも要らなくなる。
そんな曲もアリだろう。

VT-4というボイス・トランスフォーマーでリアルタイムで声を変えることもできるし、今までにない声を作り出すこともできる。
さらに、その声を歌わせることもできる。

声紋という、人の声の特徴みたいなものがあったが、あんなのはどうなるんだろうか。
人工的な声と、人間の声は識別できるんだろうか。
3次元のCGもどんどん良くなるし、こうなると生身の人間と対面しないと、何が本当かわからない時代が来るかもしれない。
電話で話すのも、本人だと思って喋ってしまったら、相手は実は別人だったということも起こり得る。

どんどん対面での話し合いが大事になってくるのだろう。

ややこしい時代になる。


| | 考えたこと | 00:03 | comments(0) | trackbacks(0) |