考えたこと2

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今年の桜
今年は桜をゆっくり見る時間がなかった。
去年も同じなのだが…。
この時期は忙しい。

毎日通る道で一番桜が目立つのは、尼崎の料金所を入ったところに咲いている桜。
この時期だけ、風景が変わる。
鮮やかなピンク色が入り口に沿って広がる。

桜は排気ガスには強いのか、それとも最近の排気ガスはきれいなのか…。
600種くらいある桜だが、排気ガスに強い種類を植えたのか。

学校にはどこでも桜が植えられているが、これは当時の文部省が「教育施設に植えるべき樹種について、学校行事の際に開花するなどの記念樹的要素があるもの」という通達を出し、結局学校が選ぶときには卒業式、入学式頃に開花するなどの記念樹となると桜を植えたということらしい。

今の日本の桜で一番多いのはソメイヨシノだが、これは日本古来からの桜ではないらしい。
小林秀雄の講演によると、本来の日本の桜はヤマザクラであって、ソメイヨシノは文部省と植木屋が広めたものだ、とのこと。

ヤマザクラをWikipediaで引いてみると、「ヤマザクラは同一地域の個体群内でも個体変異が多く、開花時期、花つき、葉と花の開く時期、花の色の濃淡と新芽の色、樹の形など様々な変異がある。同じ場所に育つ個体でも一週間程度の開花時期のずれがあるため、同じサクラでもソメイヨシノと異なり、短期間の開花時期に集中して花見をする必要はなく、じっくりと観察できる。ソメイヨシノの植栽の普及する前の花見文化はむしろ、このように長期間にわたって散発的に行われるものであった。」とのこと。

今の日本の花見の風習は、昔とはちょっと違うものらしい。

あれだけ一斉に花が咲くのはソメイヨシノの特徴であり、明治以降に広まったようだ。

この週末の暴風で桜は散っているだろう。

また来年。










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