考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2013 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+SELECTED ENTRIES
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
日本の小学生
3月29日の東洋オンラインに「小学生より勉強しない日本の大学生」という記事が出ている。

「そんなの、当たり前」と思う人は、ぼくを含めてどれくらいいるだろうか。
それはぼくらの時代、小学校ではたくさん勉強をしたということと、大学は緩かったということの両方の意味がある。
もちろん、マジメな人は大学でも勉強していた。
特に大学院に行くような人は、ある程度勉強をしないと行けない。
今のように、多くの学生が大学院に行く時代ではなかった。
学部卒ででる人の中には、ぼくのようにあまり勉強しなかった人もたくさんいると思う。

ゆとり教育でかどうかはわからないが、小学校はだいぶ様変わりした。
一番変わったのは先生だろう。
先生は生徒の友達のようになった。
掃除当番もないし、男女全く同じ事をやる。
女子が騎馬戦をやるし、男子がダンスをする。
平等になった、ということだ。
そして、勉強しなくなった。
問題は山積みだ。
イジメ、学級崩壊、低学力、不登校、理科離れ…。
いっこうに収まる気配がない。

記事は読んでもらえばわかるが、海外に比べて日本の大学生は勉強していない、ということだ。
だから、国際競争力が低いということになる。
今から海外に出て行かなければならないというのにだ。

また、大学の授業の質が低いという。
これもその通りだろう。
そんなの、昔も一緒だと思う。
大学は学生にいてもらっても困るので、60%出席したら単位をやるようにしているのだ。
マジメに聞いているのは1割、というのはそんなものだろうと思う。
授業をやる方もやる方なら、聞く方も聞く方だ。

でも、これがグローバル化で問題になっている、というのが主旨。

それはその通りだと思う。
英語力一つとっても明白だろう。

しかし、問題は最初の所だと思う。
小学生の時に勉強していないことが一番の問題だ。
義務教育をマジメにやれば、解決するとまでは言わないが、そうしないと何をやってもムダだと思う。
そこを指摘しないで、こんな記事を書かれても…という感じだ。

もう一度言う。

問題は小学校。


| | 考えたこと | 23:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
カリスマ・ドッグ・トレーナー
アメリカはペットの国だ。
特にイヌは家族の一員として扱われている。
家の中で飼うのが当たり前という感じ。

感心するのは、テレビでカリスマ・ドッグ・トレーナーという番組があるということ。
トレーナーがイヌの心理を解説し、それをコントロールして問題を治す、という番組だ。

問題があるイヌとしてよく出てくるのは、誰か来たら吠えるイヌとか、噛むイヌ、散歩に連れて行ったらリードを引っ張って落ち着きのないイヌなど、いろいろだ。

トレーナーは中年のおじさんで、イヌの心理研究所みたいなところの所長らしい。
驚くのはどんな問題があるイヌでも、この人が行くと収まることだ。
イヌが問題行動をしたら、止めるときに押すのではなくタッチすることだ、という。
押したら、押し返すがタッチされると後ろに下がる、ということらしい。

イヌは人の心を感じることができるらしい。
人が落ち着いていると、落ち着くし、人が自信なげにしていると、騒ぐ。
トレーナーは問題犬を治すのだが、どちらかというと飼い主を治すといった方が正しい。
飼い主の心理が問題行動を起こすということだ。
よくできた話。

しかし、生まれつきの問題犬もいるらしい。
こういうのは治らない。
かわいそうだが、そういうイヌは引き取ってくる。
家では危なくて飼えないということだ。

そういうふうに、毎回1時間の番組が流れる。

こういう番組が出来ること自体がイヌが家族の一員である証拠だ。

しかし、最近は日本も負けてはいないような気がする。
ペットショップが増えたし、スーパーにはペット用品の売り場はあるし。
近所の獣医にはイヌを抱いた飼い主がたくさん待っている。

そのうち、日本でもイヌの心理研究所ができて、こういう番組を始めるかもしれない。

そのころには、アメリカではキャット・トレーナーが出てくるかもしれないなあ。




| | 考えたこと | 00:45 | comments(0) | trackbacks(0) |