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2013.04.04 Thursday
カリスマ・ドッグ・トレーナー
アメリカはペットの国だ。
特にイヌは家族の一員として扱われている。 家の中で飼うのが当たり前という感じ。 感心するのは、テレビでカリスマ・ドッグ・トレーナーという番組があるということ。 トレーナーがイヌの心理を解説し、それをコントロールして問題を治す、という番組だ。 問題があるイヌとしてよく出てくるのは、誰か来たら吠えるイヌとか、噛むイヌ、散歩に連れて行ったらリードを引っ張って落ち着きのないイヌなど、いろいろだ。 トレーナーは中年のおじさんで、イヌの心理研究所みたいなところの所長らしい。 驚くのはどんな問題があるイヌでも、この人が行くと収まることだ。 イヌが問題行動をしたら、止めるときに押すのではなくタッチすることだ、という。 押したら、押し返すがタッチされると後ろに下がる、ということらしい。 イヌは人の心を感じることができるらしい。 人が落ち着いていると、落ち着くし、人が自信なげにしていると、騒ぐ。 トレーナーは問題犬を治すのだが、どちらかというと飼い主を治すといった方が正しい。 飼い主の心理が問題行動を起こすということだ。 よくできた話。 しかし、生まれつきの問題犬もいるらしい。 こういうのは治らない。 かわいそうだが、そういうイヌは引き取ってくる。 家では危なくて飼えないということだ。 そういうふうに、毎回1時間の番組が流れる。 こういう番組が出来ること自体がイヌが家族の一員である証拠だ。 しかし、最近は日本も負けてはいないような気がする。 ペットショップが増えたし、スーパーにはペット用品の売り場はあるし。 近所の獣医にはイヌを抱いた飼い主がたくさん待っている。 そのうち、日本でもイヌの心理研究所ができて、こういう番組を始めるかもしれない。 そのころには、アメリカではキャット・トレーナーが出てくるかもしれないなあ。 |
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