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2013.04.19 Friday
パソコンの凋落
パソコンの出荷台数が世界的に減っているらしい。
アメリカのIDCというところが出している、世界パソコン市場の調査リポートによると、今年の1月〜3月の出荷台数は7629万台で、前年同時期比で14%ほど減少とのこと。 レノボだけが減少せず、HPやデルは調子が悪いとのこと。 そういえば、デルは創業者が会社を非上場にしようとしている。 株式公開をすると、経営しにくくなるというのが問題なのだろう。 減った分はタブレットなどになっていると思う。 たしかに日本国内でもWindows XPがまだまだ使われているというのが実態。 特に法人では多い。 機能的にはXPで充分という事なのだろう。 進歩が必ずしも有用とは限らない。 特に、XPからVistaになったときはだいぶ重たいシステムになった。 その反省で、セブンはちょっと軽い。 重い、軽いというのは、機嫌良く動かすのに必要なハードが高いか安いかということだ。 マイクロソフトがXPのサポートを中止するというのは、パソコンメーカーを救うことにもなるのだと思う。 もちろん、自社のためでもあるのだが…。 企業では、経理のシステムなど、置き換えが大変だ。 新しいシステムになると、動かないものが出てくる。 新しくなると便利になるというが、もともとそんなに複雑なことをやっているわけではない。 企業も長い耐久生活をやっていて、そんな投資は容認できない、ということだ。 ずっと好調だったパソコン業界だが、今になって初めての減速。 スマートフォンやタブレットが出てきたのが効いているのだろう。 インテルも一時の勢いがない。 省電力のCPUで出遅れた。 まだまだパソコンを必要とする国は多い。 ただ、購買力がない。 パソコンはまだまだ必要だ。 しかし、機能はもう充分ではないか。 後は使い勝手の部分。 でも、パソコン自体が不要になったというわけではなく、買い換えサイクルが伸びたということだろう。 パソコンの次がどうなるかは、難しい。 |
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