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2013.04.25 Thursday
問題解決
問題解決の第一歩は問題を正しく認識することだ。
間違った認識は解決を生まない。 この第一歩が難しい。 世間では問題の解決が難しいと思っているが、それは多くの場合問題の正しい認識が出来ていないことが原因だと思う。 つまり、問題を正しく認識できたら、もう解決したようなものなのだ。 例えば、年金の問題。 どう考えても今の制度は破綻している。 お金を払う人が減り、お金をもらう人がどんどん増えているのだから、それが一番の問題だ。 だから仕組みを変えなければならない。 でも、それを言う人は少ない。 この場合は、真の問題がわかっている人も多いのだろう。 立場があるから、言えない。 もう一つ難しいのは、解決したらどうなるのか、ということだろう。 理想に近づける、ということか。 その理想は人によって違っていたりする。 そういうことが問題を正しく認識するということをジャマする。 「正しい」という言葉ほど難しいものはない。 たいがいの紛争は、どちらも自分が正しいと言って起こる。 だから、問題の解決の一番の障害は、問題を正しく認識することを共有できない、ということになる。 イスラエルとパレスチナの争いなど、聖地の認識の違いを埋めることはできないから、解決できないのだろう。 ということは、結局問題解決はコミュニケーションの問題になる。 全部とは言わないが、たしかに問題の何割かはコミュニケーションの問題だろう。 人間がたくさんいるから、問題が解決しない。 結局はみんな自分が正しいと思っているのだろう。 やっぱり最後はエゴの問題になるなあ。 |
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