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2013.04.18 Thursday
電子政府
世界経済フォーラムの「2013年度版世界IT報告」というのがある。
日経新聞によると、「世界経済フォーラムは10日、各国・地域のIT(情報技術)分野の競争力を比較した「2013年版世界IT報告」を発表した。日本の総合順位は144カ国・地域の中で21位で、昨年の18位から3つ順位を下げた。首位はフィンランド、2位はシンガポールだった。 日本が順位を下げた要因を項目別に見ると、通信サービスの「値ごろ感」が昨年の78位から92位と大きく後退したのが目立つ。携帯電話料金の安さについては138位から136位に順位を上げたものの、固定ブロードバンド通信サービス料金が14位から21位に順位を下げたのが響いた。 ITの活用度は、企業部門が昨年の3位から2位に順位を1つ上げた一方、政府部門は21位から27位に後退。民間に比べて政府部門のIT化が遅れている構図が一段と鮮明になった。」とのこと。 日本の携帯の通信料はまだまだ高いということだ。 もう一つ、民間企業はIT活用度は2位だが、政府部門は27位という状況。 公的サービスでは、コンピューターの活用は進んでいないということになる。 ぼくは仕事で官庁との連絡などをするが、政府のIT活用はすごく遅れている。 こういうデーターを送ってほしい、という文書はハンコを押した紙だし、データーはわけの分からないエクセルに書き込めという場合が多い。 公務員を減らすつもりがないのだろう。 ITを推進出来ないわけがない。 民間はやっているのだ。 IT化を推進すると、人の数は減る。 仕事が合理化するのだから、減るのが当たり前だ。 その減った分の人のうち、いくらかは他の部門に移る。 それ以外は組織として減らし、人件費を下げる。 要は公務員はIT化による人の削減を見込んでいない組織なのだろう。 そもそもIT化が何かわかっている人が少ないと思う。 国家公務員でもまだまだだと思うが、地方公務員になると全くダメだ。 実際にやっている人を見ていても、絶望的になる。 みんなの税金で仕事をしている、という感覚があるのだろうか。 IT関係の会社の人、もっと公的部門に提案してほしい。 すでに提案していても、無理なのかもしれないなあ…。 |
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