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2013.04.27 Saturday
純と愛
この3月で終わった朝ドラの「純と愛」は、この時間の枠としてはいろんな意味でケッタイなドラマだったと思う。
ホテル志望の主人公の濃い性格(うっとうしい)、そのペアの暗い青年(うっとうしい)、主人公の父親との関係(うっとうしい)、青年の双子の兄弟の事故、家庭環境(うっとうしい)、その青年が人の気持ちが見えるという設定(あり得ない)。 さらに、主人公はホテルに入社するのだが、そのホテルが外資に買われて頑張るのかと思いきや、あっさり辞めてしまう。 そして、わけのわからない旅館に勤め、頑張るのかと思いきや母親が認知症になり、父親は事故で亡くなり、その旅館は火事で燃えてしまう。 そして故郷の宮古島に帰って、別荘を改造してホテルにするのだが、今度は青年が脳腫瘍で植物人間になるというストーリー。 結局植物人間のままドラマは終わる。 こうやって書いてしまうと、かなり悲惨なドラマだが、そんなに悲惨な感じはない。 中途半端なのだ。 ドラマには何か主題があるのだが、このドラマはそれが希薄だったと思う。 家政婦のミタの脚本家を使ったようだが、あの回数で終わるドラマならよかったのかもしれない。 15分ずつ半年続くドラマは難しかったのだろう。 といっても、そんなに視聴率が悪かったわけではないらしい。 朝ドラに新しい視聴者を取り込むのには成功したかもしれない。 しかし、柳の下にドジョウが2匹もいるはずがないのだ。 |
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