考えたこと2

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円安効果
アベノミクスで円安になり、株はだいぶ上がった。
株を持っている人は円安の利益を享受できる。
しかし、円安で電気代も上がった。

資源や原材料を輸入している日本は、円安で輸入コストが上がる。
ものの値段が上がるのだ。
特にエネルギーコストは全ての産業に影響を及ぼすので、原発を止めて天然ガスに頼っている日本は苦しい。

株を持っている人は、その分の支出を株の上昇分で相殺できる。(株を売らないといけないが)
でも、株を持っていない人は給料が上がらないとダメだ。

また輸出企業は、原材料の上昇分を円安による為替の利益で相殺できる。
でも、結果的に部品を作っている中小企業は、部品代を上げないと相殺できない。
輸出できる企業は賃上げをすればいいが、原材料やエネルギーのコストを製品代に転嫁できない企業は、給料を下げないとやっていられない。

ということは、円安は持てるものから持たざるものへ、中小企業から大企業への富の移動とも言える。

たしかに輸出企業は、息を吹き返している。
1ドル80円の時は80円のものは1ドルになるが、1ドル100円になると同じ値段で売っても20円儲かる勘定になる。

通貨はふつうは強い方がいいのだろう。
海外からものを買うときに、安く買えるからだ。
しかし、これもバランスの問題で、適正な為替レートはどこがいいのかわからない。

円安で儲かる人と損する人がいて、各々に時間のずれがあるとしても、一定の期間が経てば円高でも円安でも変わらないような気もする。
実際、為替レートは景気に関係ないと言っている人もいる。

ただ、アベノミクスは人々の気持ちを上向きにして、景気がよくなったような気分にさせた。
その意味では成功だと思う。

しかし、そう思っている間に本当に新たな産業を興し、若者の雇用を進めないと先がないと思う。

残念ながら、そういう感じではないが…。

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