考えたこと2

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本が好き、悪口言うのはもっと好き
老眼鏡を作り直して、本がまた読めるようになった。
これは本当によかった。
こんなことなら、もっと早く作り直すべきだったと思う。

本を読むのは楽しい。
知らなかったことを知ることができる。
経験したことがない物語を経験できる。
知らなかった人を知ることができる。
また本が読めるようになって、楽しさを思い出した。

高島俊男という人がいる。
「本が好き、悪口言うのはもっと好き」という第11回講談社エッセイ賞を受賞した本を書いた。

作者は中国文学に明るく、漢字に詳しい。
この人の「言葉」についてのシリーズを読んだが、日本語についての考えがユニークだ。
この本でも、そのことが書かれている。

日本はすぐ隣に中国という文化が進んだ国がいて、漢字という文字を持ち込んだことで、いびつな言語になった、というのが作者の主張。
日本の言葉を記述するのに、漢字を使ってしまったということだ。
ぼくは漢字を使ったということに関しては、どちらかというとプラス面を感じていた。
意味をもった文字なので、簡潔に書けるからだ。

漢字がなければ健全な発達を遂げたはずだったのに、漢字があったので、日本語はおかしくなったというのが作者の主張。

端と橋と箸というような、書いたものを見ないとわからない言葉がやたら多い。
どれも、「はし」という言葉だ。
これが日本語の欠陥だ、と作者はいう。

なるほど、たしかに不便だ。

でも、他にどういうやり方があるのだろうか。

作者は、漢字がなければ、その識別ができるような文字ができていただろう、という。

なるほど。

そうなっていたら、どんな文字が出来ていただろうか…。




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