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2013.03.13 Wednesday
偶然の一致
ローマ法王が退任するらしい。
いろいろとあったのだろう。 後継をえらぶのに会議があり、そこで秘密会議が開かれる。 これをコンクラーベという。 おおかたの日本人なら、コンクラーベと聞いたら「根比べ」を思い出すのではないか。 そこから、カトリックの一番エライ人を選ぶのだから、色々と権力闘争があるのだろうとか、候補者は何人いるのだろうとか、水面下で神経戦が行われるのではないかとか、思ってしまう。 どうしても、「根比べ」というと、そういう想像をしてしまう。 実際、カトリック教会はいろいろと問題を起こしており、それの解決が課題らしい。 圧倒的な強さのイタリア勢に対抗して、南アメリカなどの新興地域からの立候補者がどうなるのか、という感じだ。 昨日、1回目の選挙が行われたが、結果は出なかったらしい。 煙突から黒い煙がでた。(白い煙なら決着がついたということ) 事前に携帯の電波を遮るシートを床に敷いているところが写っていた。 さすが、秘密会議と言われるだけはある。 悪気はないのだが、言葉には意味があるから仕方がない。 違うとわかっていても、コンクラーベという言葉は日本人にとって「根比べ」を想起させる。 そういう事例は他にもあるだろう。 中国語など、同じ漢字の言葉で誤解を生むこともある。 飯店は飯屋ではなくて、ホテルのことだったりするし、愛人は奥さんのことだったりするのだ。 それにしても、面白い偶然の一致だと思う。 言葉は面白い。 |
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