考えたこと2

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偶然の一致
ローマ法王が退任するらしい。

いろいろとあったのだろう。
後継をえらぶのに会議があり、そこで秘密会議が開かれる。
これをコンクラーベという。

おおかたの日本人なら、コンクラーベと聞いたら「根比べ」を思い出すのではないか。

そこから、カトリックの一番エライ人を選ぶのだから、色々と権力闘争があるのだろうとか、候補者は何人いるのだろうとか、水面下で神経戦が行われるのではないかとか、思ってしまう。
どうしても、「根比べ」というと、そういう想像をしてしまう。

実際、カトリック教会はいろいろと問題を起こしており、それの解決が課題らしい。
圧倒的な強さのイタリア勢に対抗して、南アメリカなどの新興地域からの立候補者がどうなるのか、という感じだ。
昨日、1回目の選挙が行われたが、結果は出なかったらしい。
煙突から黒い煙がでた。(白い煙なら決着がついたということ)
事前に携帯の電波を遮るシートを床に敷いているところが写っていた。
さすが、秘密会議と言われるだけはある。

悪気はないのだが、言葉には意味があるから仕方がない。
違うとわかっていても、コンクラーベという言葉は日本人にとって「根比べ」を想起させる。

そういう事例は他にもあるだろう。

中国語など、同じ漢字の言葉で誤解を生むこともある。
飯店は飯屋ではなくて、ホテルのことだったりするし、愛人は奥さんのことだったりするのだ。

それにしても、面白い偶然の一致だと思う。

言葉は面白い。


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