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2013.03.15 Friday
世知辛い
「せちがらい」と書いて変換すると、「世知辛い」という漢字になる。
意味は『世渡りがむずかしい。暮らしにくい。「―・い世の中」、金銭に細かくて、けちだ。抜け目がない。「―・い商法」』と書いてある。 この言葉もあまり使われなくなった。 「世知」というのは、もともとは世渡りの知恵ということらしい。 それが「辛い」という強調をされて、世渡りが難しい、という意味になる。 転じて「けち」という意味にもなったらしい。 多くは、世知辛い世の中だ、という使い方をされる。 住みにくい時代になった、という嘆くのがほとんど。 世知辛いやつ、という言い方をすることもある。 けち、という意味だ。 ぼくはあまり使わない。 書かれたものを読んだり、話しているセリフを聞いたりしたのがほとんど。 ウチの親は「世知辛い」を実際に使っていた。 ニュースを見ていて、「世知辛いなあ」ということがあった。 そういうふうに、自分は使わないけど、知っている、という言葉がある。 家族が使っていたり、テレビやラジオで聞いたりして、こんな時に使うんだろう、と思っている言葉だ。 こういう言葉が減ってきた。 家族のつながりが薄れ、自分の好きなものだけ見たり聞いたりして生活できる世の中。 世知辛い世の中だ…。 |
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