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2013.03.28 Thursday
ブリキとトタン
ブリキもトタンも平成生まれにとっては死語だろう。
ブリキは鋼板をスズでメッキしたもので、トタンは亜鉛でメッキしたもの。 ぼくが子どもの頃は、ブリキのおもちゃがまだあった。 ロボットや宇宙船など、グリコのおまけにもブリキ製のものがあったと思う。 鋼板はさびやすいので、スズでメッキしてさびにくくしたのがブリキ。 何でブリキというのかはわからない。 トタンは鋼板を亜鉛でメッキしたもの。 波板になっているのが屋根などに使われているのをよく見た。 トタン板と呼んでいたはず。 今では技術が進歩して、自動車の足回りなどに使われているらしい。 だが、なぜかブリキやトタンという言い方はほとんどしない。 何となく安っぽいイメージがあるからだろうか。 メッキの技術が進み、昔より用途が広がり、高機能になっているからかもしれない。 「ブリキの生産量」で検索したら、新日鉄が中国でブリキの製造をしていて、去年生産を倍増するという記事がでていた。 まだまだ需要があるのだろう。 エライものだ。 おもちゃはプラスチックになったから、ブリキは使われないようになった。 トタン屋根も、樹脂製に変わった。 でも、いまだにどこかに使われている。 こういうのを「枯れた技術」というのかもしれない。 なぜ、ブリキやトタンは死語になったのだろうか…。 |
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