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2013.03.18 Monday
世代の断絶
世代の断絶がどんどん進んでいる。
22歳の若者が、今どきの18歳はわからない、という。 1989年にベルリンの壁が崩れ、東西冷戦が終わった。 1990年代に入って、インターネットが広まった。 そこからとそこまででは、時代の流れる速さが違う。 インターネットはどんどん世の中を変えて、世代の断絶を加速した。 ぼくらの時代は核家族化の時代だった。 それまで家族といえば、親、子、孫という三代であったものが、親子だけになった時代。 都市への集中も進み、どんどん過疎化も進んだ。 今は帰る田舎がある人は減ったのではないか。 生まれたときから、都会という人が増えた。 そして、個の時代になっている。 テレビは各部屋にあり、茶の間がなくなった。 パーソナルコンピューターは文字通りパーソナルになった。 コミュニケーションの手段さえ、パーソナルになった。 電話は無線になり、部屋に持っていってかけられる。 電話をかけて、名乗り、親に挨拶をしなくても直接本人にかけられる。 そして、携帯の時代が来た。 かかってきたときに、相手の名前がわかる。 だから、名乗る習慣もなくなった。 メール、掲示板、チャットに始まり、今やミクシーやツイッター、フェイスブックの時代。 何もかもが個中心になっていく。 核家族化から、個化の時代。 昭和は核家族、そして平成は個の時代。 みんなが個の時代生まれになったら、どうなるのだろうか。 平成60年。 ぼくは見なくて済むが…。 |
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