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2013.03.06 Wednesday
探偵になるのなら
日本には少ないが、アメリカには私立探偵という商売がある。
ライセンスも持っている。 いくつかの調査権も与えられている。 私立探偵といっても、色々ある。 テレビに出てくるのは、犯罪に巻き込まれた人(特に女性)が飛び込んできて、助けを求める、といった類いのもの。 昔の探偵ものだ。フィリップ・マーロウとか、マイク・ハマーとか…。 孤独を愛し、タフガイである。 どうせなるのなら、こういう探偵になりたい。 なれるかどうかは別。 今の基準でいうと、ろくでもないヤツ、ということになるだろう。 いつもくわえタバコで、着の身着のまま、事務所で寝ることも多い。 まともなメシはあまり食べている様子がない。 たいがい、酒かダイナー(安い食堂)で健康によくない食事。 クルマはぼろぼろの中古車。 俗にいうハードボイルドの世界。 こういうのが昔の男性に受けていた。 しかし、今ならあまり受けないかもしれない。 臭いし、汚いし、不健康だし、貧乏だし…。 清潔とはほど遠い生活。 女性にも受けないだろう。 たしかに、女性も変わった。 ハードボイルドに出てくる女性は、少しミステリアスな部分はあるが、か弱い存在だった。 今の若い人の感じでは、女性は強い。 仕事も持って、しっかりしている。 だから、今はハードボイルドでも、女性探偵が多くなった。 V.I.ウォーショースキーやキンジー・ミルホーンはぼくも好きだ。 それでも、だ。 ハード・ボイルドの世界は男性の世界であってほしい。 |
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