考えたこと2

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昭和の名作
WOWWOWで「男はつらいよ 奮闘篇」を見た。

全作品をハイビジョンで、という企画。

この作品はシリーズの中でもちょっと変わっている。
当時にしては珍しく、知的障害を持った女性が出てくる。
何度見ても、せつない気持ちになる。

寅がいつものパターンで好きになるわけではない。
知的障害の娘を守ってやらないといけない、という気になるのだ。

このマドンナを榊原るみが好演している。
青森の田舎から出てきた知的障害を持つ女性。
榊原るみは好きな女優だった。

知的障害をテーマにしているわけではない。
あくまでも寅の恋の相手がそうだっただけだ。

音楽は、山本直純。
大きいことはいいことだと言っていた。

それにしても、昭和である。
高度成長の時代。
1970年当時、まだまだ現在と比べると貧しかったと思う。
東京の下町は、ほとんど木造で、高いビルディングもあまりない。
車も40年前のものだから、今のようなツルンとした顔をしていない。

みんな貧しかったが、明日に希望を持っていた。
そんな時代だから、「男はつらいよ」シリーズは流行ったのだろう。

寅さんの実家は葛飾柴又の団子屋さん。
ここは今でも、土産物屋として成り立つだろう。
でも、隣のタコ社長のところの印刷屋は、今ならもう苦しいだろう。
みんな自分で印刷する時代。
印刷屋に頼むとしても、データー入稿の時代だから、設備投資をしないと無理だ。
今なら潰れているだろう。

そんな小さな印刷所でもやっていけた時代。
それが昭和だ。

IT化など、まだまだだった、1970年代。
2011年がこんな時代になるとは、想像もしていなかった。

そんなノスタルジーを感じながら、見ていた。

でも、その一方で、時代を超えて訴えるものがある。

よかったなあ。


| | 映画・舞台 | 23:38 | comments(0) | trackbacks(0) |

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