考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
文字が立つ
今まで読んだ本で、2回も3回も読んだ本というとそれほどない。

しかし、本当に本を読むということは、何度も熟読するということだろう。
だから、読みたい本の中から、本当に自分が気に入った本を選ぶという作業が必要なのだ。

数少ない何度も繰り返し読んだ本というと…、岸田秀の「ものぐさ精神分析」「続 ものぐさ精神分析」「二番煎じ ものぐさ精神分析」の3冊は、目からウロコの落ちた本だったから、2回は読んだ。

次に山本七平の「一下級将校の見た帝国陸軍」「私の中の日本軍」などの日本陸軍のシリーズ。
これも電車の中で何度も読んだ。

フロイトの「精神分析学入門」も2回読んだと思う。

渡部昇一の、「レトリックの時代」「正義の時代」「英語教育大論争」「発想法」などは思い出深い。

そして、外山滋比古の「思考の整理学」「知的創造のヒント」なども読み返した。

内田樹、池田晶子、立花隆あたりも、2回読んだ本がある。

小説を2回読んだというのは、あったかな…。
ないような気がする。
ホントはいい小説こそ熟読しないといけないのだが…。

昨日、あるセミナーがあって、聞いてきたのだが、その人は本をあまり読まなかったらしい。
しかし、30歳を過ぎて読むようになった。
そんなに多読はしない。
その代わり、気に入った本は文字が立つまで読むとのこと。
ページの上の文字が立つまで読むということだ。

主に中国の古典の現代語訳が多いとのこと。

この「文字が立つまで読む」という表現、なかなか面白い。

何となく、ページをじーっと見ていたら、文字が立ちそうな気がする。

それくらい集中して熟読すると、文字が立つのかもしれない。

残念ながら、ぼくはその経験をしていない。

いつかは文字が立つような読書をしてみたいと思う。



| | 考えたこと | 01:28 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/234738
トラックバック