考えたこと2

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ひょんな事
この言葉は便利な言葉だ。

ひょんな事、というのは、はてなキーワードによると「偶然(の出来事)以上、運命(的な出来事)未満」という定義になっている。

偶然というには出来すぎていて、運命というにはちょっと口はばったい、ということだろう。

すでに起こってしまったことに対して使う。
今起こったことに対して「これはこれは、ひょんな事で…」というようには使わない。

人生の転機というようなものがある。
回想して分かることだ。
そんなに確信的にやったわけでもなく、さりとて全く流されてやったわけでもない。
意外とそんな出来事が転機だったりする。

日経の一番最後の面に、私の履歴書という記事がある。
経済界で名をなした人の自叙伝だ。
それを見ていると、確信をもって何かを決断してその道に入ったという人は少ない。
まさにひょんな事がきっかけだったりする。

こないだセミナーに行って、中小企業の社長の話を聞いた。
その方は、奥さんの親父さんが亡くなり、しかたなく家業である運送業を継いだ。
苦労の連続だったが、ちょうど時期的に運送業の付加価値を上げる時期だったので、冷凍輸送と冷凍倉庫をやって持ち直した、という話だった。

しかたなく家業を継いだ、というのは「ひょんな事」ではなかったか。

ぼくにも、「ひょんな事」はいくつかある。

誰にも、いくつかはあるだろう。

そのひょんな事が人生を決めているかもしれない。

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