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2023.11.15 Wednesday
中国のNEV
マツダの社長が、中国ではNEV(New Energy Vehicle)の勢いが止まらない、と言っていた。
純粋な電気自動車やPHEVなどが売れている。 電気自動車の比率は世界一になったらしい。 いろんなサイトを見ると、中国のEVはランニングコストが安いことが売れている要因の一つ、と書いてあった。 ランニングコストは家庭の電気代だ。 GoogleのAIに中国の電気代のことを聞いてみたら、こういう答えが返ってきた。 「中国の電気料金は、1kwあたり9〜11円で、日本の半額以下です。」 中国は原発を推進しているし、安価な石炭も使っている。 CO2削減も、努力するとは言っているが、いつまでにどれだけ減らすとも言っていないと思う。 変動性自然エネルギー(再エネのこと)は水力が17%、太陽光4.7%、風力9.3%くらい。 正確な値ではないが、だいたい3割が変動性自然エネルギーだ。 再エネ賦課金は設定されているが、それでも電気代は半分。 一方で原発はまだ3.9%で、これを10%までに上げていく予定。 だいたいの電気自動車は1kwhで6km程度走れるので、1kwhを10円とすると中国で1km走るのに1.7円程度になる。 一方、日本では倍以上の電気代なので、3,4円以上だ。 うちのハイブリッド車はだいたい20km/l走るので、ガソリンを1L180円とすると、1kmあたり9円。 一応同じ1円のオーダーで収まっている。 日本でピュアな電気自動車が評価されないのは、初期投資や充電インフラ、トータルで環境に優しいとは言えないなど、いろいろあるが、この電気代の高さも大きな要因だろう。 再エネ賦課金が高く設定されており、原発の再稼働も遅々たる動き。 安価な火力は、昼間は止めている。 いつどれだけ発電するかわからない、再エネなどに頼ることなど出来ない。 再エネ100%など、夢のまた夢だ。 電気自動車をもっと普及させたいなら、電気代を安くするために原発を再稼働させるべきだろう。 CO2も出ないし、クリーンエネルギーだ。 それが電気自動車の普及の後押しをするだろう。 |
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