考えたこと2

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宿世
宿世は「すくせ」と読む。
仏教からきた言葉だと思う。

テレビで剣客商売を見ていたら出てきた。
商家の跡取り娘は、婿を取るのだが、それは家が決める。
商売を継ぐことができる男を見つけて、婿入りをさせるのだ。
だから、商家の娘には恋愛の自由はない、ということになる。
もちろん、江戸時代の話。

それが「宿世」だ。
宿命と言ってもいい。

そのことをいい悪いで判断しているのではない。
そういう時代だったのだ。

いつの世も、時代の制約というものがある。
人間はその制約の中で生きる。
誰にでも宿世はあるのだ。

ぼくらは自由や平等には無条件で価値があると思っている。
みんな当たり前だと思っているが、人類の長い歴史でそんな時代はほんの一瞬だ。
今の世界でも、そんなものに価値があると思っているのは欧米の国々くらいだ。

日本は、アジアで例外的にその価値観が根付いた国だと思う。
明治維新から先は、欧米の価値観を追いかけてきた。
根っこのところは違うが、表面的にはそれらを取り入れた。

アメリカが作ってくれた憲法を後生大事に守り、戦後70年経っても同じだ。
今となっては、ぼくは戦争に負けたことも宿世だと思う。
バカみたいに、憲法9条をありがたがって、それにすがっているのも宿世だろう。

この宿世を背負って、この国はこれからどうなっていくのだろう。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 19:45 | comments(0) | trackbacks(0) |

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