考えたこと2

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終身雇用の終わり
終身雇用制度は、高度成長を支えてきた企業システム。

色々といいところはあった。
若い頃は安い給料でも、定年までいられるという安心感で働ける。
経済は成長していたから、どんどんポストができて、係長や課長になることができた。
短期で儲けなくても社員はガマンするから、長期的な投資ができた。
単身赴任も厭わず、会社のために働くことができた。

でも、もう終身雇用は終わりを迎えようとしている。
安価な労働力の地域でものが作られる。
日本から産業が流出している。

今や非正規社員が4割弱。
パートや派遣、契約社員などだ。
これが逆転するときが、終身雇用の終わりの時だろうと思う。

非正規社員が普通になる時代がくる。
経済が成長しないから、仕方がない。

振り返ってみれば、ぼくらは高度成長の恩恵を被ったと思う。
オイルショックやニクソンショックはあったが、順調に進んできた。
会社はどんどん大きくなったし、給料は増えた。

でも、これからは経済成長は見込めない。
高度成長の貯金を使いながら、みんなで生きていくというシナリオだろう。
一部の人だけが頑張って儲けないといけない。
成長分野の一つや二つはやらないと…。

そういう時代が来る。

今の50代から上の世代はそういう時代を作っていく義務があると思う。

どうやってそれを実現するかは難しいが…。


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