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2013.02.15 Friday
イチの意味
1という数字は難しい。
数え始める時の1は自然数の1になる。 1,2,3…と数えるときの1だ。 そして全体を表すときの1がある。 1/3とか1/4とかいうときの1は全体を1とおいて、それを3つに割ったものとか、4つに割ったものとか、そういう意味になる。 ここが算数の一つの壁だと思う。 全体を表す1がわかるか、わからないか、この使い分けが難しい。 全体を表す1がわかれば、100%が1であることがわかる。 百分率もここにつながっている。 この全体を1と表す、というのがわかりにくい。 全体が3個であっても、1で表す。 全体が5kgであっても、1で表す。 全体が2kmであっても、1で表す。 とにかく、1とする、ということだ。 このとにかく、というところが難しい。 何でもいいから、1にする。 この1と自然数の1は違う1だ、ということをちゃんと教えないといけないと思う。 そこでつまずく人が多いのではないか。 全体を1で表すという考え方は、小学校で出てくる一つの大きな発想の転換。 これが腑に落ちると、1/2や50%もわかる。 この1の二つの意味をもっとちゃんと教えないといけないと思う。 |
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