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2022.04.09 Saturday
教育行政不全
またまた元小学校教員の中沢氏の記事を読んだ。
「横浜市の教員が児童をいじめて懲戒免職も再発防止を考えない深刻な理由」という記事だ。 内容はひどい。 小学校の教員が児童4人に差別をしていたというもの。 東京新聞の記事によると、 市教委事務局は報告で、特定の児童にプリントを配布せず、給食を少量しか盛り付けないなどした元教諭の行為を「児童の尊厳を害するいじめ、虐待行為」と断じた。行為が数カ月に及び、保護者から事実確認を求められて以降も学校の対応が不十分で、第三者委員会による調査が必要となった点について、「長い期間発見できず、迅速な解決ができなかった」と、事務局自身の問題点に挙げた。 委員からは「校長の管理監督者としての資質に疑問と憤りを感じた」との声も上がり、子どもたちが第三者に、SOSを発信できる体制づくりの必要性が指摘された。事務局は今月中に再発防止策をまとめる予定。 ということだ。 本当にひどいのは、東京新聞が書くように、数カ月間も放置されたということ。 保護者から事実確認を言われても、学校の対応が不十分で、第三者委員会の調査が必要になったこと。 さらに、記事にもあるが管理職の資質も問題だ。 いつまでこんなことを繰り返すのだろう。 中沢氏は「教委と校長の保身で、状況が隠し切れないほど酷くなるまで問題は放置されるのである。(神戸市立東須磨小学校の事件は他人ごとではないのだ)」と書いている。 教育は国家百年の計だという。 それがこのありさま。 小学校は全ての基礎の教育だろう。 いつまでこんな問題をないがしろにするのだろうか。 教育委員を公選制に戻すとか、学校にまともな社会人の事務を入れるとか、社会人から教員になれるショートカットを作るとか、抜本的な改革をしないとダメだと思う。 文科省は私立大学のガバナンスをいう前に、義務教育のガバナンスをもっと真面目に考えろと言いたい。 被害にあうのは、文句を言えない子どもたちなのだから。 |
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