考えたこと2

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火星の音
火星には大気がある。
ただし、だいぶ薄い。
地球の1/100以下の大気圧。
そんな状態でも、音が伝わるのかはわからなかったらしい。

しかし、NASAの火星探査機のパーサヴィアランスが火星の音をマイクで拾って送ってきた。
Youtubeで「火星の音」で検索すると、いろいろ出てくる。
どれも探査機が拾った音だ。

まあ、普通の風の音のように聞こえる。
火星の音と言われなければ、地球で拾った音と変わらないように思える。

前にも書いたhttp://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/?eid=234996が、火星の景色を見れたし、今回火星の音も聞けた。
地球よりも遠いところを周回している惑星の実際の音だ。

子供の頃は火星人がいるのではないかとも言われていた。
どういうわけか、タコみたいな生き物だったが…。
もうそれから60年ほど経つ。
この60年で人類はすごい進歩を遂げた。
別の惑星に探査機を送り込んで、画像や音を撮ったのだから。

計算によると、火星では音のスピードが地球より遅くなり、高音と低音で速さが違うらしい。
なんでも、パーサヴィアランスがレーザーを発射して、岩石を粉砕するという作業をしているのだが、その発射時の「カチッ」という音が放射されてからマイクに届く時間を測って、音速を計算したとのこと。
そうすると、火星の音速は毎秒240メートル(地球上では340メートル)。
また、240Hz以下の低音は秒速230メートル。
火星の大気である二酸化炭素分子の性質でそうなるらしい。

となると、火星で音楽をやると、だいぶ地球と聞こえ方が違うことになる。
特にリズム隊のベースやバスドラは遅れて聞こえる。
それがどの程度人間の耳で聞き取れるかはわからないが…。

音楽というものも、地球で人間の耳で聞くことに最適化されているのだ。
そういうことは火星のことを調べないとわからない。

海外に行くことのメリットは、今いるところが全てではないということを知れることだというが、同じようなことが違う惑星に行っても言えるのだろう。
すぐおとなりの惑星でも、だいぶ違う。

なんだか興味深い。

| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) |