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2022.04.14 Thursday
アニメの日本語
Wall Street Journal(WSJ)によると、アメリカで「アニメで学んだ日本語」を使う若い人が増えているという。
記事によると、娘から「おかあさん」と呼ばれるようになった母親の話が出ている。 その母親も娘の影響で、「すみません」を使うようになったらしい。 見ていたアニメは「僕のヒーローアカデミア」。 今年の秋に第6シリーズが放映されるらしい。 アニメのHPに行くと、イントロダクションにこう紹介されている。 「コミックスのシリーズ世界累計発行部数6500万部を突破!週刊少年ジャンプ(集英社刊)で連載中の堀越耕平による大人気コミックを原作としたTVアニメ『僕のヒーローアカデミア』。舞台は総人口の約8割が何らかの超常能力“個性”を持つ世界。事故や災害、そして“個性”を悪用する犯罪者・敵<ヴィラン>から人々と社会を守る職業・ヒーローになることを目指し、雄英校に通う高校生・緑谷出久とそのクラスメイトたちの成長、戦い、友情のストーリーが繰り広げられていく!」 次男に聞いたら「もちろん知ってる」という返事。 ぼくは存在すら知らなかった。 6500万部はすごい。 大人気コミックというだけのことはある。 そのせいか、日本語は昨年アメリカとイギリスで学習者の伸び率が最も大きかったとのこと。 世界全体ではイタリア語を抜いて、5番目に人気がある外国語だったらしい。 海外の若い人たちは、アニメやマンガの効果だけでなく、ファッションや食べ物、音楽、旅行などを通じて、ポップカルチャーに関心を持っている。 日本の女子大生たちがK-Popや韓流ドラマにハマるような感じなのだろうか。 新たに日本語を習おうという人は13歳から17歳。 若い人たちがアニメから日本語を学習するようになる。 そういえば、竹内まりやや山下達郎などの80年代のシティーポップが流行ったりもしている。 「真夜中のドア」はその影響でよく聞く。 日本人が韓国語を習うのはそんなに難しくないが、英語ネィティブが日本語を学ぶのは難しいだろう。 語順も違えば、文字は3種類もあるし、敬語など意味不明だと思う。 それでも、日本語を学ぼうという若い人がいるのは、なんとなく嬉しい。 ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた頃はビジネス目的で習う人もいたと思う。 でも、今はアニメやマンガがきっかけ。 手塚治虫が生きていたら、きっと喜んだと思う。 アニメは日本が誇るべき文化だ。 |
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