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2021.12.10 Friday
宴会今昔2
以前宴会今昔という記事を書いたが、ぼくが会社に入った頃の宴会は、単にみんな集まってワチャワチャ話しながら料理を食って、酒を飲むという感じだった。
最初に乾杯の音頭こそあれ、最後は適当に幹事が締めて終わり。 式次第などなく、幹事の仕事は宴会場の手配と会計だけだった。 ところが2010年代くらいから、宴会には式次第やアトラクションというような計画ができて、幹事の仕事は大変になったと思う。 今日ホテルの宴会場のHPを見ていたら、こんなコピーがあった。 「盛り上がる!「お笑いパック」 幹事さん安心してください!絶対に盛り上がるテッパンの宴会ノウハウ「お笑いパック」が無料です。笑いは宴会の最高のスパイス! 感動DVD無料作成 大切なあの方に最高の花道を!無料で感動DVDをお作りします。思い出の写真とメッセージを胸にしみるメロディに乗せて。宴会場は感動の嵐! 備品・制作物全て無料 追加費用一切なし!パソコン・プロジェクター・スクリーン・吊り看板や演台・マイク…宴会に必要な備品は全部無料でご用意します。案内状の宛名作成も無料です。」 ここまで来ているのかとびっくり。 もちろん庶民的なホテルで、3時間飲み放題付きで¥4500円。 最後の職場の宴会は2014年の忘年会だったが、その時は幹事の人たちがアトラクションでクイズを用意していた。 みんなに画用紙を配って解答させたりするもので、結構凝っていたと記憶している。 そういう宴会はそれなりに楽しいのだが、そこまでしないと間が持たないのだろうか。 そういえば、ぼくが学校法人に行って、最初に宴会の幹事をやった時に、メンバーが揃っていなかったのだが、開始時間になって「それでは乾杯の練習1回目」ということで乾杯して始めた。 それはぼくのいた会社では当たり前の風景だったが、学校法人では驚くべきことだったようで、回りの人から「普通の会社ではこんなのアリなんですか?」と聞かれ、こちらの方が驚いた覚えがある。 どちらが当たり前なのか、未だにわからないが、これでは宴会は仕事の延長になってしまう。 「職場の仲間=気の合った友人」ではないが、ある意味そういう付き合いができるのが理想だと思う。 それは間違っているのだろうか。 単に飲んで食っておしゃべりを楽しむ。 そういう宴会は会社ではできなくなっているのだろうか。 そうだとすると、みんなリモートがいい、という気持ちもわかる。 しかし、それは生産的な組織ではないように思うのだが…。 |
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