考えたこと2

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自動車部品産業
半導体不足が言われているが、その一因は自動車業界にもある。
自動車がコンピューターになっているからだ。
アクティブセーフティなど、運転席から見える情報でハンドルやブレーキを操作するという高度な技術を駆使している。
そこには半導体が使われる。

それでなくても、昨今の車は車の中にたくさんのモーターが入っており、それらを駆動させるためにも半導体が使われる。
さらに、EVになると、もっとたくさんの半導体が使われることになる。
アメリカのクアルコムという会社は、スマホ等で使われる半導体の大手だが、自動運転などを視野に入れて事業拡大をしているらしい。

電子部品業界が、自動車部品に参入してくるということだ。
この手の部品は付加価値が高く、儲かると読んでいるのだろう。

家電大手だったソニーやパナソニックも、自動車関連の部品作りに参入した。
パナソニックは電池で、ソニーはセンサーで参入している。
ソニーなど、自前で車を試作しているくらいだ。
日立はもともと自動車部品をやっていて、こないだポルシェのパワー半導体を受注したというニュースがあった。

自動車の値段はどんどん上がっている。
昔の軽自動車は余裕で100万以下で変えたが、今や高いのになると200万を超える。
大衆車だったカローラでも、200万以下は難しい。
エントリーモデルでも諸経費を入れると200万を超える。
昔は余裕で100万円台で買えた。
高付加価値でハイブリッドになって、高くなった。

トヨタが元気な間に、自動車部品の裾野を広げ、もう一度電子産業を振興してほしい。
80年代に隆盛を誇った電子産業は今は見る影もないが、頑張って欲しいと思う。

一方でホンダは飛行機やロボット、再利用可能な小型ロケットにも進出するという。
日本の得意な、部品数が多く、信頼性の高さを生かした事業だと思う。

自動車産業も、本格的にシェアリングが始まれば、市場は縮小する。
自家用車の稼働率はたったの3%。
都市部で自家用車を持つというのは、非常な贅沢になってきた。
若い人たちは、カーシェアリングを使って自家用車は持たないという選択も増えている。

ぼくの若い頃は、オーディオやクルマは憧れだった。
毎日インスタントラーメンをすすって、2トラ38(ツートラサンパチ)のオープンリールのデッキを買うなどという記事も出ていた。
そういう時代だった。

もちろん18歳になったら、免許を取ってクルマがほしい、という時代。
山下達郎が新車のプレリュードで竹内まりやをひっかけた、などと深夜放送で(嘘か本当かわからないが)言われていた。

今は当の女子大生に聞いても、クルマは中古の軽のトールワゴンでいい、という時代。

ぜひともトヨタやホンダが元気な間に、部品産業の裾野を広げ、新しい分野を開拓してほしいと願う。





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