考えたこと2

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リモートワーク礼賛?
コロナでリモートワークがあっという間に広がり、それをしない会社はダメだという人も増えた。
特にネット上ではそういう意見が主流のような気がする。
日経ビジネスに「「オフィスに戻ってこい」という企業から優秀な社員が消える理由」という記事が出ていた。

書いたのは山口 周氏という人。
Wikipediaによると「日本の著作家・パブリックスピーカー・経営コンサルタントである。本人は「ナレッジキュレーター」と名乗ることもある。株式会社ライプニッツ代表」ということだ。
電通などで働いた後、今の仕事をやっている。
株式会社ライプニッツを調べると、社員5人であり、もともとフリーで活動している人たちが仲間になったという感じ。

要するに、山口氏はもともと一人でやるのが好きなんだろうと思う。
「どこでもオフィスの時代」という本を出しているらしい。

ぼくはリモートワークは認めるし、それも必要だし、便利だと思うが、だからといってオフィスが不要だとは思わない。
どういう働き方を望むかや、仕事の有り様によって、オフィスの必要性は違ってくる。
最近多いのが、アフターコロナで、オフィスなど不要だという意見。
それはあまりにも短絡的な意見だと思う。

彼はこう書く。

「新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)により、リモートワークがここまで大々的に社会にインストールされた今、自由に動いて自分にとってしっくりくる「場所」を見つけられた人と、そうでない人とでは、クオリティー・オブ・ライフ(人生の質)に甚大な差が生まれてくるでしょう。会社という組織レベルでも二極化が進みます。

 パソコンに向かって一日仕事をしていても、終わって外に出たら自分が100%気に入っている風景が目の前に広がっている。そんな生活をしている人で構成されている組織と、そうでない組織とでは、生産性にものすごい差が生まれます。

 グロス・エンプロイー・ハピネス、つまり従業員の総幸福量が高いかどうかが、企業の生産性に大きく影響する時代が到来しつつあります。

 そういう時代において、社員全員が「なんとなく」毎日オフィスに集まっている組織は、本当に大丈夫なのでしょうか?」

彼にように優秀で、自分の好きな場所で働ける人は、そういう会社で働けばいい。
だからといって、それをしない会社はだめになると言い切れるのだろうか。

オンラインで失われるものもあるということだ。
それは会議の後の無駄話だったり、ちょっとした相談だったり、今そこにいるからこそできる話だったりする。

実際、対面の相談は時間延長になりやすい。
オンラインの相談は終わりやすいのだ。

太古の昔から人類は顔を突き合わせて生きてきた。
その名残か、やっぱり顔を突き合わせていると、余計なおしゃべりをしてしまったりする。

オンラインでできる「場」と実際に対面でできる「場」は本質的に違うのだろう。
彼のように、自分一人で考え、やってきた人はそういう「場」を必要としないのかもしれない。
でも、多くの一般人には、そういう場も必要なのだと思う。

それは古い考えなのかもしれないが…。






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