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2012.08.02 Thursday
RE:CYBORG
今年の10月に、サイボーグ009のアニメが映画になるらしい。
サイボーグ009といえば、鉄腕アトムと並んで、ぼくらのSF熱を上げたマンガ。 ロボットという言葉をアトムで覚え、サイボーグという言葉を009で覚えた。 石森章太郎の作だ。(後日、石ノ森章太郎と改名したが) 石森章太郎というと、サイボーグ009の他に、さるとびエッちゃん、佐武と市捕物控などを思い出す。仮面ライダーもこの人の作品。 サイボーグ009はいろんな得意技を持った9人が出てくる。009は島村ジョーというハーフ。レーサーだった。奥歯に仕込まれた加速装置で素早く動くことができる。 赤いマフラーなびかせて、というテーマソングが懐かしい。 001はロシア人の赤ちゃんだが、テレポートやテレパシーが使える。 002はジェット。アメリカ人。膝の所からジェットを出して飛べる。 003はフランソワ。フランス人の女性で009の恋人らしい。レーダーを埋め込まれている。 004はハインリヒ。ドイツ人。体中が武器というヤツ。 005はジェロニモ。インディアンで、怪力の持ち主。 006はチャンチャンコ。中国人で、口から火を吹く。 007はブリテン。イギリス人。身体を変化させ、何にでも化けることができる。 008はピュンマ。ケニア人。水中で活動できる。 こういう顔ぶれ。 小学校の低学年のころ発表され、たしか4年生の時には学校の映画会でも上映された。 悪役はブラックゴーストという組織。 この頃は冷戦が華やかなりし頃で、ベトナム戦争の影響もあったと思う。 このブラックゴーストという組織で改造されたのが、この9人。 彼らからみたら、裏切り者になる。 この9人の顔ぶれを見ても、すごく国際的だ。 当時の子どもは、一体何語で話しているのだろう、などと思わない。 吹き出しを読んで、すごいなあ、と思っていた。 今から思えば、石森の中には、世界中が仲良くという考えがあったのかもしれない。 たしか、一度完結したはず。 ぼくはそれ以降、009を見ていない。 最後のシーンは、ジェットとジョーが大気圏で燃え尽きるというようなシーンだったと思う。 手塚マンガと比べると、少し大人っぽくて、ロマンチックだった。 石森章太郎はもう一度009を書こうとしていたらしい。 そのストーリーと今回の映画の関係はわからないが、サイトを見ると、だいぶ絵が違う。 あの、繊細な石森の絵が、なくなっている。 残念だが、この作品は見ない。 今の50代以上はたぶん見ない人の方が多いと思う。 やっぱり009は赤いマフラーでないと…。 |
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