考えたこと2

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火星の景色
キュリオシティから火星の写真が送られてきている。

まるで地球の砂漠のようだ。
カラーの写真は赤茶けた砂漠が写っている。
白黒の写真には、クレーターの外縁の山脈が写っている。

そこらから、ちょっとトカゲか何かが顔を出しそうな景色。
生物がいても、何の不思議もない。

しかし、よく見ると植物がいない。
岩、石、砂という組み合わせ。
大気はほとんど二酸化炭素だから、水さえあれば植物が育つかもしれない。

今回のミッションでは、キュリオシティが火星の土壌を調査し、生命の存在の痕跡を探すという。
プルトニウム電池を積んでいるので、2年間(=火星の1年間)動くことができる。
温度が-120度くらいになるので、その熱で機器を温めることもできるらしい。

ぼくが小さい頃は、ひょっとしたら火星人がいるかもしれない、という時代だった。
火星がSFの舞台になる時代。
しかし、火星の探索が進み、そういうことはできなくなった。
現実に地球のような景色の火星を、カラー写真で見ることができる。

こんな時代が来ると、SFも書きにくいだろう。
スペース・オペラはもう無理だ。
遠いところの星も、ハッブル宇宙望遠鏡などで観察されている。
天文学がSFを追い越したようだ。
宇宙が11次元だとか、ひも理論とか、科学者の方がよほど突飛なことを言っている。

いつの日か、人が火星に立つ日もくるかもしれない。

NASAの予定では、2030年代半ばに有人火星探査をするとのこと。

あと20年ちょっと。
お金が続けば、予定通り20年ちょっとで行けるかもしれない。

あと20年ちょっとなら、ギリギリ生きているかもしれないなあ。




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